24時間テレビ24
〜やっぱり愛は地球を救うと思う。但し高橋愛に限定〜
<第弐章 驚愕>
2日目。決戦だ。 9時頃起床し、前日から考えていた時間配分を再考した。予想では九段下までは1時間半、並ぶのに2時間だった。6時までに渋谷に行きたかったので、それに遅れないように、かつ早めに到着しないようによく考え、その結果、11時に家を出ることにした。予想に基づくと早すぎる設定だが、なんだかとても不安だったのでこの時間にした。
出発する前に、ネットで発見した24hTVのタイムテーブルを参考に、愛しのよっすぃー担当のガッツ石松復活戦のところをビデオにセットした。抜け目ないなぁ、おれ(笑)。九段下には予定通り12時半頃着いた。だが、予定通りに事が進んだのはここまでだった。
改札を出ると、係員が「モーニング娘。との握手には相当お時間がかかりまーす」と言っていた(この発言にはいささか問題があるのだがそれについては後程言及します)が、そんなことは分かっていて敢えて来たのでビクともしなかった。駅を出ると武道館からの長蛇の列を目にしたがこれも分かり切っていたことなので全く動じず。最後尾を探すため、列を辿って行った。
約25分経過。
や、やっと着いた。九段下というより、隣の駅の竹橋の方が近いじゃないか。東京駅も見えるし。予想以上の列の長さに、この日初めてビビった。この先の事を考えるとちょっと鬱になったが、取りあえず並ぶこととした。
繰り返すが、おれはひとりで来たため、待ち時間も当然一人で過ごさなければならない。一応、MDウォークマンとゲームボーイアドバンスは持ってきたのだが、この場でGBAをするのはちょっと気が引けたので、MDウォークマンで音楽を聴くことにした。
おれの前に並んでいたのは、3、4人の家族連れだった。子供にせがまれて来たのだろう。そして隣に並んだのはおれと同年代かそれ以下と思われるちょっと地味めの男だった。この男はモー娘。目当てで来たといってもさほど違和感はない感じであったが、見るからにモーヲタという感じではなかった。しかしおれには、周りにいる若い男全員がモー娘。目当てで来ているという被害妄想のようなものがあったため、この男もやっぱそうなんだろうなぁと考えていた。待っている間は殆ど何もせず、ただ黙って音楽を聴いたり、最後尾目指して歩いているモーヲタさんや家族連れ、見るからに頭の悪そううな若者を観察したりしていた。なかなか色々な人がいて、飽きないとは言わないまでも結構いい暇潰しになった。だが、それも2時間を過ぎると流石に飽きてきた。もはや立っているのが苦行のような状態。もはや俺の心の支えはモー娘。しかないので「がんばれー、俺。これもモー娘。のためだモー娘。のためだモー娘。のためだモー娘。のためだー・・・」と自分で自分を
誉めてあげたいです。応援しながらがんばって孤独な時を過ごした。
2時間経過。
時刻は午後3時を回ったあたりだっただろうか。やっとこさ武道館の敷地内に入った。俺の頭の中は「モー娘。モー娘。モー娘。モー娘。モー娘。モー娘。・・・」。それしかない。所々に暴走族と変わらない衣装を身にまとったモーヲタの集団が集まって気合いを入れていて退いた。以前SPEEDがパーソナリティの時も同じような輩共が会場内で「寛子ー!!」とか叫んでいて激しく退いた事をプレイバック。でも、その時より比較的憤り感が少なかったのが自分で退いた。
武道館を目の前にして数十分足踏みしたが、やっとこさ館内に入ることができた。1年ぶりの武道館。ああ懐かしい。けど今年は立場が違うんだよなー。と思いつつ、地下に降りる。ああ、もうすぐモー娘。に会える。「神様、よっすぃーと逢わせてなどと贅沢なことを言いません!梨華ちゃんじゃなくてもののじゃなくてもいいです!とにかくモー娘。のメンバーに逢わせて下さい!」と祈りつつ、遂に場内へ・・・・・・。
呆然。
募金を渡したその先にいたのは石原裕次郎っぽい人と田村正和っぽい人と野口五郎っぽい人とダウンタウンっぽい人。他にもいたような気がしたが覚えていない。石浜ゆうたろう以外は名前すら知らない。その上この場にいてもおかしくないであろうコージー冨田や原口あきまさがいない。事態を直視できない俺は、とりあえずステージの方をずっと向いてモー娘。の面々を見ていた。そういえばナマでモー娘。を見るのは初めてだ。ああ、全員いるよー。なんでこっち(募金)に何人か回してくれないんだよー。ひーん・・・・。会場を出た直後の来場者の気持ちが俺と同じだったことを雰囲気から察するのは容易だった。皆、文句タラタラだった。