あらすじおよび個人的寸評

 

週刊少年サンデー増刊1979年5月25日号

第1話

「ミスターブーの巻」

表紙 由羅の顔をバックにムチを持ってゴミ溜めにたたずむたむろ。
構成 28p
収録ページ

「ダストスパート!!」5〜32ページ
「るーみっくわーるど3」53〜80ページ

あらすじ

 とある一室、怪しい男達がテレビにて指令を受けている。それによるとアメリカから秘密組織HCIAにエスパーが2人帰国してきたようだ。男達はその2人・・・五味たむろ、炎上寺由羅を抹殺せよと命令が下った。

 また同じ頃東京湾上空で2人のエスパーが飛行機に乗っていた。どうやら先ほどの2人のようだ。しかし突然飛行機が故障しだした!そして空中分解!!!

 そしてある一人のHCIA局員、背古井が2人を迎えに行ったのは空港ではなく夢の島だったのだ・・・。

寸評、見どころ

 ダストスパートの最初の作品である。最初の8ページぐらいで状況が分かってしまうのがすごい。(^^;)気性の荒い2人に天然に近い背古井がいい味出している。なお、この作品の題名にもなっているミスターブー(豚のぬ いぐるみ)は「うる星やつら」「らんま1/2」にも出てくる。

2p
いきなり怪しいスタートである。第一テレビで指令を出す秘密組織って・・・。

4,5p
主要キャラの登場である。この場面だけ見ると背古井はお堅い真面目な人物、たむろ、由羅は友達同士に見える。

6p
突然たむろ達ののってる飛行機が空中分解!!!早速やってくれます。(^^;)

8p
何故か夢の島でごみまみれになって出てくるたむろ、由羅。夕日と相まってミスマッチの極地。(笑)

13p
何故秘密組織がお好み焼き屋を?謎の一言である。(^^;)

18p
ここで由羅の特技「怪力」の初披露。コンクリの壁を粉々にしてしまうのはさすが由羅といったとこか。

 

週刊少年サンデー増刊1979年6月25日号

第2話

「ゴキブリ生きろ、ブタは死ねの巻」

表紙 荒れたボロい学校をバックにやはりゴミ溜めにたたずむたむろと由羅。
構成 32p
収録ページ

「ダストスパート!!」33〜64ページ
「るーみっくわーるど3」81〜112ページ

あらすじ

 たむろ、由羅が指令を受けた。何でも背古井が都内でも有数の札付き学校、私立小伝馬高校に教師として潜入してそのまま消息を絶ってるらしい。たむろ達の任務はその全寮制の学校に潜入し、教育の実態を探ると共に背古井を救出する事である。

潜入した由羅は早速新入生としての「歓迎」の儀が行われた。しかし髪を切られたことにキレた由羅は全員をのしてしまった。

やがてここが「完璧の豚」の拠点だということが判明し、背古井が焼却炉の地下に閉じこめられていることも分かった。2人が救出に向かう。

しかしそれこそが罠だったのだ。ゴミの中で再会した3人に対し火をかけた「完璧の豚」、絶体絶命の3人!!!

寸評、見どころ

 今回の話で2人が学校に潜入する。由羅の制服姿はここでしか見られない。(当たり前だ)意外と似合ってる。中に出てくるスケ番(古い!!)が由羅に因縁を付けて髪を切ってしまうのだが、その時の由羅の怒りはすさまじい。女は怒らせない方がいいとつい思ってしまう。(^^;)

4-8p,11-15p 早速由羅がいじめの対象となっているがいつもの怪力で粉砕!!!

9p 駄ブル初仕事!!! しかし役に立たず。

11p 私立小伝馬高校で使ってる(と思われる)教科書が出てるが、その題名が面 白い、「化学、毒ガス製造」「現代国語、正しいハナモゲラ語」「古典、椏寺実録」「生物、腑分早わかり」「物理、腹腹時計、きみにも作れる時限爆弾」とまあこんな感じである。(最後のなんか元ネタ判る人はいるのだろうか?)

12p スケ番番長の名言
「{ごめんですめば警察はいらない}って中国の故事があるだろう?」

15p 同じく
「{髪は女の命綱}っていうスペインのことわざがあったよなぁ。」

22p またも由羅の怪力発揮!!!スプレー缶を片手で握りつぶす。

23p 今度は由羅、壁を破壊!!!

28p 背古井が無事で安心する2人。しかし今度は周り一面炎になった!!!
   絶体絶命の3人はどうなるのか?

 

週刊少年サンデー増刊1979年7月25日号

第3話

「マリン・ボーズ ’79の巻」

表紙 海坊主(?)のでてる海をバックに困った顔をしてたたずむたむろと水着(!)の由羅
構成 36p
収録ページ

「ダストスパート!!」65〜100ページ
「るーみっくわーるど3」113〜148ページ

あらすじ

 今回の舞台は海。海坊主が出て、12件もの海難事故が起こってるとの話を聞き、背古井は船で、由羅とたむろは海辺から見張ることに・・・。

そこで突然海坊主の襲来!!!背古井は船を壊され、命からがら逃げて寝込んでしまう。彼はただ「バケツ・・・。」とつぶやくのみ・・・。

そして2人につきまとう怪しい女、彼女の手紙からはパーフェクトンの影が・・・。

海坊主の正体とは?
女の正体とは?

寸評、見どころ

 今回は海が舞台となっている。やたらめったら由羅の水着シーンが多いのは気のせいでしょう。(^^;)また、今回は由羅が怪談に弱いという女の子らしい一面 を持つことも判明。ただその後たむろの腰骨を折るのはさすが(笑)今回は背古井のボケが少なく(というか出番がなく)ちょっと残念。

1p(表紙)
早速由羅の水着が・・・。微妙に際どい。(謎)  

3p
サブキャラで唯一フルネームを持つ(判明した)キャラ、徳川 葵の登場である。彼女もなかなか美形でサービスショットもあるようだがどうやら彼女は面 白い感覚をしてるようだ。(詳しくは本文で)

11p
おばあさんの怪談ショー&由羅のたむろ破壊ショーのはじまり〜はじまり〜〜(笑)

21p
由羅、葵への尾行を開始。しゃべってることと心で思ってること(女ギツネ、にくたらしいガキ)のギャップが面 白いかも

28p
ついに「パーフェクトン」との接触に成功。そこで葵の船に乗ることに。
一体彼女は何者?

 

週刊少年サンデー増刊1979年8月25日号

第4話

「行方不明路の巻」

表紙 真ん中に由羅が大きく、その髪をモチーフした迷路に迷っている(?)背古井とたむろ
構成 32p
収録ページ

「ダストスパート!!」101〜132ページ
「るーみっくわーるど3」149〜180ページ

あらすじ

 この日は「富士山クリーン作戦」が行われ、2万人が動員されていた。そんななか追いかけっこやっている「パーフェクトン」局員とたむろ達。彼らを見失ったあと、青木ヶ原樹海で迷子になってしまった。

必死に帰り道を探す3人、そして象に襲われた。かみそりを使ってくる頭のいい(?)象に対し最後は由羅が得意な怪力で鼻を一本背追い!!!見事象を倒した。

それをみて原住民が動き出した、どうやら彼らはココに住み着いてるらしい。彼らの村に行くことに・・・。

たむろ達はいつになったら帰れるのだろう・・・。

寸評、見どころ

 今回は場所が特定されており、富士山の麓、青木ヶ原樹海が舞台となっている。ココは昔から(今でも)自殺の名所と呼ばれ、自殺者が後を絶たない。しかしココを漫画のネタにするのは私の知る限りこれと週刊少年マガジンに連載されている「KYO」しか知らない。しかし青木ヶ原樹海に象がいるか?(笑)

4p
背古井がテレビに映りたがっている、しかも組織の指令の内容をべらべらと・・・。こいつホントに秘密組織の諜報員か?

6p
またも由羅の怪力が発揮!!!今度は鉄をぶち破った!!!

7p
あまり意味がないがたむろのTシャツの数字が53・・・。
微妙なところに凝ってます。

10p
由羅今度は木を抱き折る・・・。もはやとどまることを知りません。

16p
象のかみそりに由羅の胸がはだけかける。
微妙にサービスシーン(^^;)

22p
由羅今度は酒に酔う。何故かビキニになっている。でも酒乱のようだ。

26p
雪男と雪女が夫婦?嘘付け。(笑) >しかも浮気を怒ってるし妙に人間くさい。

 

週刊少年サンデー増刊1979年9月25日号

第5話

「ダスト・シーンの巻」

表紙 由羅とたむろが手を握り会ってダンスを踊っている。しかしその体には銃弾のあとが・・・。
構成 32p
収録ページ

「ダストスパート!!」133〜164ページ
「るーみっくわーるど3」181〜212ページ

あらすじ

 日頃激務に追われているHCIAにも当然報酬がある。さらにボーナスもあるようなのだが・・・。素行が悪いたむろたちはボーナスがなしになる。

場所は変わって住宅街、たむろ達はアパートの一室を借りた。なんでも「パーフェクトン」が灯油交換を通 じてゴミ交換をしているとの情報が入ったのだ。

しかしたむろ達はたまたま「パーフェクトン」の嫌がらせの現場にいたために「パーフェクトン」の手先との疑いをかけられた。

さらにゴキブリ女と呼ばれた由羅は爆発寸前。

HCIAからも追われる身となったたむろと由羅、一体どうする?

寸評、見どころ

 これがダストスパートの最後の作品である。正直な話この話が一番好きだ。随所にる〜みっくてぃずむ(造語)が表れている。高橋留美子作品によくある「いつまでたっても素直になれない2人」(諸星あたる×ラム、音無響子×五代裕作、早乙女乱馬×天道あかね、最近では犬夜叉×日暮かごめ)とはまたちょっと違った関係(当然たむろ×由羅)がココで円熟した。(と言っていいだろう。)彼らの場合最初はただの仕事のパートナーだった。それが色々仕事をこなしてくうちに表れてきたほのかな恋心。それはいつしか大きくなってきたようだ。最後のお互い抱きつきながらテレポートしていくシーンは涙ものである。(最後のオチもあるにはあるが、あれも高橋留美子らしいということで勘弁願おう。)とにかくおすすめの話だ。るーみっくで好きな3話をあげろといわれたら絶対この話をいれる。 (なんかほめてばっかだな(^^;))

2p
たむろと由羅ボロアパートにてカップラーメンをすする。微妙に似合うのは気のせい?

3p
じぱんぐ(お好み焼きや)がチェーン店であることが判明。きっと友引町にも一軒あるのでしょう。(うる星やつらに出てくる。)

12,13p
由羅、「ゴリラ女」と罵倒されて泣き出す。そしてそれを慰めるたむろ。ここだけ見るとまるで恋人のようだ。たむろがフェミニストだということも判明。

16p
背古井、駄ブル(たむろの飼い犬)を人(犬?)質にたむろたちを脅す。
名前通りせこい・・・。

21p
背古井もいなくなり暗い部屋でたむろと由羅が2人きり!!!
何もなきゃおかしいです。(^^;)
そしてたむろと由羅の唇がぁぁぁ(錯乱状態)
しかし高橋留美子作品においてこういう状況で出来た試しがないのです。(めぞんは例外)予想通 り背古井の邪魔がはいってあえなく撃沈。

29,30p
ここのシーンは圧感です。ホント読んでみてください。

「由羅……行こう!」
「どこへ……?」
「ダスト・タンゴ・イン・パリ!」
「そうか!」

そして決意の表情を胸に抱き合いながらテレポートで去っていく2人・・・。

これでオチさえなければ最高なんだけどな・・・。(^^;)
まあ高橋留美子らしいということで我慢します。

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