即断即決をモットーとして掲げた理由


即断即決を掲げたのは阪神大震災後のことでした。
その頃家にはsesilにもっともよくなつき
sesilも大好きな犬がいました。
表情から何を言わんとしているのかわかるほど・・・
人間と犬の関係を越えているほどに・・・
とにかくその犬のことが好きでした。
毎日楽しく散歩に出かけ2時間ほど遊んで帰る毎日。
恋人のようなものでした。
悪夢の大震災も切り抜けたその犬・・・
未だに消えようとはしないsesilの悲しい記憶。
震災後初めての春を迎えようとしたある日。
sesilは用事があるということで出かけなければならなかったのだが、
たわいもない家族との会話の中にその犬の写真が少ない
という話題が出ていた。
sesilはいますぐ撮るといいカメラを取りに行こうとしたが
時間がないということで無理矢理連れていかれた。
その日帰ってから取ろうとしたが帰る頃には日は沈み
明日にしなさいとまたしても無理矢理・・・
それからその犬の元気な姿をみることはかなわなくなった。
小さな身体でけいれんを起こすその犬にできることは何もなかった。
必死で戦う犬を馬鹿みたいにみてることしかできず
少ない写真を残して去ろうとするその犬をみているのが悔しかった。
sesilの呼びかけに衰弱しきった身体を起こそうとした時に
声をかけるべきではなかった。
これ以上sesilのために苦しんで欲しくない・・・と。
結局sesilのいることはわかっていたのか意識を戻していたその犬に
病院で会ったのが最後だった。
涙を堪えることもできずその犬が入院した日から休んでいた学校へも
行く気などしなかった・・・。
結局2週間ほど学校をさぼり、暗闇の世界に生きた。
そんな時にその犬を消さないでこの世にいたことを証明すること
その犬がsesilに教えようとしたことの数々を忘れないことを
天にいるその犬に誓った。
いまも薄れない記憶。楽しかった思い出。
それのためにもsesilは生きる。
それをその犬も望んでくれてると思うから・・・
結局そういうことでしかその犬のことを保存することはできないと思ったから・・・
だからこそ即断即決ですぐに行動し
過去に撮り忘れた写真のような悲しい思いをしたくはないから・・・
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