これからのスタンダード・その2
これからのスタンダード
11月から、スタンダードはその姿をガラリと変えます。
オンスロートブロックの加入により、インベイジョンブロックがスタンダードから姿を消すからです。
では、スタンダードは、それによってどのような影響を受けるのでしょうか?
第2回目の今回は、オンスロートブロックが加入することにより受ける影響を考えていきたいと思います。
オンスロートが加入するとどうなるの?
今回は、色別にどのような影響が受けるかを考えていきたいと思います。
白
インベイジョンブロックで失ったものは、白絡みの優秀なマルチカラーカードでしたが、白”だけ”で見る限り、失ったものは「総崩れ」程度で、あまり大きな影響はないと言えます。
その分、あまりオンスロートでも強化はされていませんが・・・。
強いて言うなら、「ライフを得る」カードが増えたことぐらいでしょうか。
青
インベイジョンブロックで失ったものがとても多く、更に得た物はあまりにも少な過ぎます。
青の頼みの綱であるカウンター呪文も、どれも微妙なものばかりで、あまり役に立ちそうにないクリーチャーばかりが入ってきます。
「ルーンの解読」は一見強力そうですが、よくよく考えてみると、サイカトグデッキぐらいにしか使い道はなさそうです。
やはり、青を愛用している人にとっては、厳しい時代になりそうです。
黒
これも白と同様に、黒”だけ”なら失ったものはあまり多くはなく、マルチカラーカードに目をやると、悲惨な状況・・・といった感じです。
ですが、オンスロートの加入により、軽量優秀なクリーチャーが増えたので、結果として強化されています。
黒コントロールは若干減少するかもしれませんが、それに変わるスーサイドブラックが出現しそうです。
「一番安定している色」と言ってもいいのではないでしょうか?
赤
失ったものは「ウルザの激怒」、「ギトゥの火」などの最近はあまり見掛けなくなった優秀火力カードに加え、「火炎舌のカヴー」といった、まさしく環境を”支配”したカード達を失いました。
オンスロートでは、そういったカードは残念ながら収録されていませんが、軽量優秀なゴブリン達が多数加入しました。
エクステンデットで常に上位に食い込んでいた「スライ」をスタンダードで再現出来る日も近そうです。
緑
かつての最弱色であり、失ったものははっきり言ってありません。
ですが、オデッセイブロックにより息を吹き返し、たちまち環境最強色になった緑は、オンスロートでもその勢いは緩みません。
大量のエルフの加入により、今までファンデッキの域を抜けきれていなかったエルフウィニーも、遂にトーナメントレベルまで達しそうです。
それに加え、「ヒストロドン」などの加入により、ステロイドが息を吹き返すのも時間の問題です。
オンスロートで一番強化された色と言っても過言ではありません。
マルチ
失っただけで、得たものは何も無いという悲しい色です。
これにより、結構な数のデッキが消滅してしまいます。
これで、多色デッキを組む楽しみが1つなくなってしまいましたね・・・。
茶
失ったものといえば、「レガシーの兵器」と「次元の門」ですが、なくなってもあまり影響はなさそうです。
失うものも少なければ、得るものも小さいのはこの色の宿命ですが、今回はその質が違います。
「激浪の複製器」は黒コンに新しい勝ち手段を与え、「系図の石版」は各種族デッキで大活躍しそうです。
前環境では日の目を見ることがなかった茶色ですが、オンスロートにより脚光を浴びるかもしれません。
土地
失ったものは青並みに大きく、特に対抗色ダメランを失うというのは、この環境が単純化するというのを意味しています。
それに比べ、得たものはそれなりに優秀で、どのようなデッキでも使えそうな安定したカードパワーです。
各種フェッチランドもいいですが、サイクリングランド各種に加え、アンコモンの各種土地の能力も面白く、バラエティに富んでいます。
安定したマナベースは前環境ほど望めませんが、なかなか面白いデッキが組めそうです。
<総評>
やはり、青と多色コントロールの弱体化は否めませんが、緑を中心としたクリーチャー主体のデッキ、そして、クレリック・ゴブリン・エルフデッキといったファンデッキ調のデッキが出てきそうです。
1枚1枚のカードパワーの差が出る環境とも言えますし、種族デッキならシナジィ重視の環境とも言え、二極化が進みそうです。
次回は「メタゲームの変化」について考えてみようと思います。
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