手法1 概念の視覚化

あらゆる場面で使われる手法のひとつ。

超大物をあげるならば、座標。「数式」という式的概念を、「座標」という視覚的概念にすりかえたものにすぎない。ややマイナーな例をあげるならば、集合の分野で使われる「ベン図」。これは集合という概念を視覚的に表現したものだ。
視覚的な思考の利点は、「直観的な理解」が可能であることだ。例えば、日本の国土の形を言葉で表現しようとすれば大変な労力を費やすであろうが、そんなものは地図を見れば一瞬で理解することができる。それと同じだ。二次関数について考えるのに、クドクドと言葉で考えるよりも、図(座標平面)をかいてしまえばすぐに理解できることなどが多い
視覚的イメージというのは記憶が固定されやすい。だからなかなか忘れない。よく問題のパターンを覚えなさいという人がいる。問題のパターンを覚えるのはそれはそれで結構なことだが、このときもっとも参考にするべきなのは、解答の流れと、解答にかいてある図だ。あれは、こう言う問題を解くときはこういう図をかきなさいよ、というアドバイスでもあるのだ
解答用紙に図をかかない生徒が多いが、そうなると採点者は言葉だけで理解しなければいけないわけだから余計な苦労を要することになる。たとえば座標の問題であれば分かりやすい図を解答にかいておくことは基本中の基本だ。言葉で説明するとクドクドしてしまうことも図で表現するとあっという間であることも多いわけだから、十分に注意しよう。