手法2 背理法
もともと数学で習う証明法。「もしそうでないとすると」と仮定して、矛盾を導く。たとえば、次の事実を考えてみよう。
「A×B=0のときA=0もしくはB=0」
もし、A=0かつB=0でないとすると、A×B=0にならない。これは不合理だ。よってはじめの仮定(A=0かつB=0でないとする)は間違いであったことになる。って感じに使う。
これは数学に限らずあらゆる分野で役にたつ思考法だ。段階的思考法でアプローチするさい、強力な武器になるだろう。ぜひマスターしてほしい。
ごく簡単な例をあげよう。
「水の中では、H+とOH−が等量存在する。」
この事実を理解するためには、「もし等量でないとしたら」と仮定した場合を考えればよい。「もし等量でないとしたら」、プラスとマイナスが打ち消しあわないわけだから、水が自然に電荷を帯びていることになる。つまり、二つの水で満たしたコップが、反発したり引き合ったりすることになる。これは不合理。
よく分からない事柄に遭遇したらこう考えよう。「もしそうでないとすると…」そこで明らかな矛盾が導ければきっと理解が深まるはずだ。
sikou4