□月光蝶□


「あの高さは どれ程でしょう?」と貴方は言っていた

幼い頃お月さまの下で きらきらの満ちかけたどった
一つ棘に触れるたび 消えていく
一つもこぼさぬよう 手のひらですくってためた
月は無くなっていた

サヨナラ モノ言わぬ者たちよ きっとずっとそうなのでしょう
キラキラと 光る月は
ああ 雪色の蝶に溶け 涙になった


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