スクテュム
スクテュムは楕円または長方形の古代ローマ軍兵士の用いた大型の盾である。
木製で板状にきられたを3層に重ねて合わせて固定してできている。中央には金属製のボス(中央にある突起)がある。兵士達はスクテュムで相手の頭部を攻撃した。このときボスは敵を殴り倒すために用いられ、盾の縁は正面の敵を打ち倒すための利用された。(盾で頭部を攻撃すると、相手は頭を守らなければいけないため相手に隙が生まれ、その時に素早い剣のひと突きをおみまいすることができた。)
大きさは縦幅1〜1,2m、横幅60〜80cmで重さは1〜2kg程度だった。スクテュムはその大きさから“盾の壁”を作ることができて攻城戦ではすべてを覆い隠す“亀甲隊形”を行うことができた。(余談だが映画グラディエイターでは味方の弓部隊の攻撃の流れ矢に当たらないようにこの隊形を使っていた。)
また、兵士達は盾に所属する歩兵大隊(コホルス)の印を描き、盾の裏には自分の名前と属する歩兵大隊と百人隊(ケンテュリア)を裏に書き込んだ。スクテュムはこのように部隊を識別する役目を果たしていた。このことは集団機動戦を重視したローマ軍ならではのことだと思う。
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