月がまぶしいほどに輝いていた
月にうさぎがいるって信じてた
あの時、確かに月にはうさぎがいて
そして月は私たちみんなを照らし
いつまでもそうやって
どこまでもまっすぐ照らしてくれそうな気がした
そう思ってたのに。
あの夜みた月は雲がかかりすぎてみえなかった…
私たちを照らそうとなんてしてくれなかった
あのきせきは
きせきのままだった
繰り返し続いていく毎日の中で
月が照らしてくれるほど
まぶしいほどに輝く日は
いつも何か求めてた
何がほしいのかわからないのに
その「何か」がほしいために
その「何か」が足りないために
何かをうめようと
さがそうと必死だった
それでも見つからなかったあたしの「何か」
何だったんだろう…
みんなは星の数ほどのタレント持ちすぎて
私は何持てばいい?
何があるっていうの??
みんなの成功がさらに私を
あせらせた
プレッシャーが
私をさらに追い詰めたというのに
それでもみんなは私をバカにしてた
知ってたよ、最初っから
だから私も全てをみせずに
シークレットを作って守ろうとした
つんつんしてた
そんな自分が嫌だっていうのに
全てをみせることは
仮をつくるようなものだと思ったから
この世に生まれてきて
この地球に生まれてきて
「大切」にされて
大切にするものができて
どんどん増えてく
そしてそれが守るべきものに変わって
少しずつ増えて
ひとつにしぼれないでいる
高めるべきところが
そうであるべき所が
けなし合いの場になって
自分を守るために
自分の大切なものを守るために
うそを重ねる大人たち
なんやかんやいっても
弱みにつけこまれたら
両手ついて
お金払ってる…
それでも涼しい顔をしている大人もいる…
そして何事もなかったかのように
同じ毎日を送る…
結局何を守りたかったんだろう…
17年間生きてきて
「みんなに好かれないでもいい」
だなんて
初めて思った
みんなに好かれたいだなんて
キレイすぎたんだ…
人をけりつけて
けりとばしてまで
自分を守ろうと必死で…
にごった世界。
でもそれくらい知ってた
だからいつも終わるのを待ってた
気づかないふりをして
終わりだけを待ってた
これで全てがうまくいくならと
思えば思うほど自分を追いつめて
それでも終わりを待った
ハッピーエンドも残酷なものも
ただじっとみてきた
「もうがまんできない」
何度思っただろう
「もうだめだ…」
どれだけ涙流しただろう
私はダメ人間だって
つきつけられる今の場所
何がいいたいのか
そんなことわからない
いつだってきっちりと自分を持ってる人のほうが少ない
持っていても
強く「こうありたい」と思っていても
現実の壁をぶち破れる人なんてそうとういない
あの日はたしかに月が照らしてくれてた…
あの奇跡はいつか現実になるのかなァ
今日も月はみえないけれど
信じてみたい
この奇跡が現実になると信じよう
幼いころ想ってたあのウサギが
みえないものだと知っても…