シューマン=リスト ミルテの花 op 25  第1曲 「献呈」

この曲は100%純粋に”恋”の曲です。 だから僕は弾きません””” 人前では。
名曲中の名曲なのですが・・・   ショパンの曲は”恋”が絡んでいても
片思いだとか初恋だとかなのでまだましですが、この曲に関してはそんなものではなく
アツアツなのです。
  シューマンはこの曲をクララと言う女性(のちのクララ・シューマン)との恋愛の真っ只中で
作曲しました。もともとは歌曲、歌詞の付いた歌です。それをリストが編曲しピアノ独奏に変え、
技巧的にもしたのです。

 ちなみにこの曲は、「愛の調べ」 という白黒映画があってそれにはシューマン夫妻やリストが登場する
のですが、その中でリストがこの曲を独奏でひくのです! しかしそれに対しクララ夫人は
   
       「愛に技巧なんていらないわ」

などといってリストの面目をまるつぶれにしてしまうのです。 この映画のせい
でだいぶ献呈ファンは減ってしまったのではとも思いました。
 本当にそうなのか?と疑問をどうしても持ってしまいます。
このリストの編曲は、原曲の歌曲以上にシューマンが気持ちが伝わってくる気がします。
そういったものを激しくあらわすためには技巧も必要なのではないでしょうか。
技巧に頼ってはいけないのでしょうけれど、やはり多少用いないと・・・・ ねえ。
歌曲では声で伝わるものしか伝わらないけどピアノにもピアノでしか伝えられないことがある、
とショパンやリストを弾いてて思うのですが僕だけなんかな。シューマンを弾いていても
あまりそういったものを感じることはできないので、人によって
考え方はまちまちということですかね、。


さてさてこの曲ですが、まず主題の旋律は



こんな感じです。
これが発展して最終的には



になります。もともとの主題が強くなって現れる、
ショパンのバラード第1番3番4番やリストの超絶技巧練習曲や伝説などでよく
使われる作曲法ですね。 ここは跳躍が多いですが、アンプすれば難しくないです。
ただ主題の旋律が内声によってかき消されないようにするにはすこし技巧が必要かもしれません。


技術的には難曲ではありませんが、コンクールでよく選曲されてます。もちろん簡単ではありません。
アルペジオのところが一番怖かったかな・・・・ あと一番最初の6度の移動がめんどくさいです。
弾けるようになるとほんとに気持ちよいです!。 丁寧にやれば弾けるようになるでしょう。
あと指使いはとても大事だと思いました。僕は全音の楽譜で結構綺麗に弾けましたが、他の版のでは
上手くはまらない指使いが書いてあるのもありました。
   女の子が弾いても綺麗だろうけど、この曲は本来男が女の子のために弾く曲(?)
という感じもするので、是非みなさん弾いて見てください。