馬物語 (ノンフィクション)
第一話 「馬、襲来」
馬が、この学校にやってきた。
喜多野中学一年六組担任 高橋 馬
彼は、元暴走族の頭だという噂がある。噂によると、彼のバイクには、馬の頭が着いているらしい。
僕は、なんでこんなヤツの、生徒になってしまったのだろう・・・・。
4月4日 始業式
僕は、中学校という新しい世界に心をときめかせていた。
しかし、そんな僕の思いをうち砕いたやつがいた。
担任の高橋 馬だ。
彼は、この学校に新しく来た教師だ。
僕は、そいつがどんなヤツか知らずに、ただ心を取らせていた。
ガラッ・・・・ヤツが、ヤツが、この神聖な場に入ってきた。
初めは、サングラスをかけた馬が入ってきたのかと思った。
が、僕はどんな先生ともやっていける自信があった。
しかし、ヤツの一言で僕の考えは、一変した。
「給食に人参が出たら全て俺によこせ!さもないとお前らの成績下げるぞ!連帯責任だ!」
何てヤツだ・・・僕の好物は人参なのに・・・
僕は小学生時代、人参を食べるために学校に行ってたようなものだったのに・・・
僕は言った。
「先生、いくら人参が好きとはいえ生徒の成績を下げなくても・・」
馬は言った。
「うるせぇ!!口答えするようなヤツはうちの生徒じゃねぇ!!荷物をまとめてさっさとけぇれ!!」
僕は仕方なく謝った。
「僕が間違っていました。すみません。」
その後馬の口から信じられない言葉が・・・
「俺はけぇれっていったんだ!誰も謝れなんて言ってねぇ!とっとと帰らねぇと、ぶっ殺すぞ!クソ野郎!!!!!」
生徒達は先生のあまりの恐ろしさに言葉すら出ない様子だった。
なかでも小川は小便をちびっていた。
僕は、必死で涙をこらえ荷作りをした。
そして馬は言った。
「おめぇまだいたのか!!」
と言って僕の頭をスリッパで叩いた。
こうして僕は泣きながら家に帰った。
母にこのことを話したら
「そんな先生いる分けないでしょ!どうせまた学校をサボったいいわけでしょうけど、そんな事言ってないで宿題しなさい!」
僕は、自分の部屋のベッドの中で泣き続けた。
記録:1年6組12番 大石 一樹