本当にあった就職活動体験記

 

これは私が忘れもしない3月27日、天下の三井○後屋(後の三○百貨店)に面接に行ったときの話です。

先に断って置くけど嘘もやらせも入ってないからね!

 

前日の夜私は非常に緊張をしていました。

なんと行っても天下の三○、生半可な気持ちで面接に望んだら即殺られると思っていたからです。

明日はどんなことを聞かれるのか?

自分をアピールするにはどんな方法が一番効果的か?

脱ぐか?

吐くか?

いや、ダメだ。

門前払いされるのがオチだ。

などと深夜バイトをしながら考えていました。

え?

なんでそんな大切な勝負掛けの日に深夜バイトやっているかって?

そんなの日本語が読めないうちの萩生田一人(マネージャー)にいってくれ!

 

さて、気を取り直して。

この後私はいくつかの致命的なミスを犯してしまいました。

(前日に深夜バイトをしていたことはこの際不問)

まず

バイト上がりに友達の彼女と和民で三時まで飲んじゃった。

次に

翌日の面接会場をちゃんと確認しなかった。

更に

必要書類を確認しておかなかった。

極めつけに

午前中の他社の面接に、寝坊して遅刻しそうになった。

 

こんな状態で三○の面接に向かった私はまず案の定道に迷いました。

っていうかアネックスって言うから有楽町の方のリクルートアネックスにいったら全然違うでやんの。

銀座アネックスなんて誰もわかんねーよ。あんなオンボロビル

それでも何とか30分前には到着できたが、まだまだ試練は残っていました。

それもこの日最大級の山場。

ではその状況をつたない私の文章で再現してみましょう。

 

受付 「お名前と学校名をお願いします。」

俺 「東○大学のぱんちょと申します!本日はよろしくお願いします!」

受付 「それでは本日お持ちいただいた履歴書と必要書類の方をお願いします。」

俺 「…はい?」

受付 「ですから、本日お持ちいただいた履歴書と必要書類の方をお願いします。」

さぁぁぁぁぁ(血の気が引く音)

ま、まてよ、よく考えろ、俺!

必要書類はまだ三月だからどうせ揃いっこねぇ!

だから当然履歴書だって…

そろうに決まってんじゃんー!(血涙)

完全に思考回路がパニックになった俺はいろいろといいわけを考えてみる。

「おばあさんが急に産気付いたので」

婆は産気づかねぇ!っていうか関係ねぇ!

「人身事故で中○線が遅れたので」

遅れてないし第一関係ない!

「山羊さんがぱっくぱっく食べちゃいました☆」

お前はどこから来た人間だ!

と、ここまで考えること数秒、言い訳するのは無理と判断。

そもそも誠実に、清く直くを信条としている俺。

腹をくくり素直にゲロった白状した。

俺 「す、すみません!今日履歴書を持ってくるのを忘れてしまいました!

幸い写真も用紙も持ち合わせているので少々お時間を頂けませんか?すぐに書き上げますから!」

と、懇願。すると、

受付 「…(あきれ顔と見下したような目で)…まあ、せっかく来ていただいたのですし、どうぞ受けていって下さい。」

うわぁ!明らかに「お前もう無理だよ☆」トーンだぁー!

とにかく涙目になりながら必死で履歴書を書く俺。

書き直している時間など無いので一筆入魂でとにかく書く!

内容はすでにこの二ヶ月間の就職活動で頭に用意されていたから全く考える必要はなかった。

そして必死の思いで完成!

駆け足で受付の人間の元に持っていく!

無言で受付の人間は受け取ったがもういい。済んだことだ。

悲壮感と絶望感が漂う仲、とりあえず履歴書は出したという事実だけが唯一の支えになっていた。

(どうせもう履歴書忘れた時点で無理だよなー)

(そもそも公式な書類を忘れるなんて社会人として最低だ。)

(こんな俺が天下の三○なんかに就職出来るわけがない。)

(でも人物重視っていってたし、そもそも時間までに履歴書は出せたわけだし、もしかしたら…)

淡い期待を抱きながら待つこと一時間、やっと自分の名前がよばれ面接ブースへ。

ごく一般的な質問や少々突っ込まれた質問をされつつも、持ち前の明るさと元気さで乗り切り、無事面接終了。

終わった。

とりあえず出せる力は全て出し切った。

課せられた質問には全て納得のいく返答が出来た。

もう思い残すことは無い。

例え落ちてももう悔いはない。

でも、できることならみんなと同じスタートラインから始めたかったな…

などと考え帰宅。

数日間はこの日のことを自分の中に封印し、気持ちを入れ替えて就活に励んだ。

きっと今回の件は就活を甘く見ていた自分への罰なんだ。

今回のことを教訓にしてこれからは頑張っていこう。

そう考えて何日かたったあと徐にメールをチェックしてみる。

 

 

 

件名「第二次選考通過及び第三次選考のお知らせ」

 

 

まじで?

 


                                                  2002年04月01日
ぱんちょ様

こんにちは(株)三○の採用担当です。

先日は1次面接にお越し頂き誠にありがとうございます。
貴殿におかれましては選考を通過され、次のステップ(2次面接)に進んで頂くことになりましたのでご通知申し上げます。

下記要領にて選考会場までお越し頂きますようお願いいたします。
当日お会いできることを心よりお待ちしております。

[日程]
2次面接予約ページをご覧下さい

[会場]
銀座三○アネックスU 2階「リクルートルーム」(前回と同じ会場です)

[内容]
個人面接(筆記試験等は行いません)

[持参物]
@1次面接時に提出できなかった各種証明書のうち学校より発行されたもの
A筆記用具

予約ページはこちら

※必ずご予約の上お越し頂きますようお願い申し上げます。


---
                   株式会社 三○
                   本社経営推進室
                   人事部 採用担当


うおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!

うかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

さすが三○!

だてに社歴300年越えてねぇ!

やったよ!俺やったよ!

 

まさにミラクルが起きました。

これこそメイクミラクルです。

就職活動中の皆さん。

これから就職活動をする人達。

どんなにつらい状況でもあきらめなければこんなミラクルも起きたりします。

でも俺みたいな事はやらないでね。

こんなの奇跡以外なんでもないから。

 

今回の教訓

必要書類は前日までに揃えとけ

前日に夜勤をするな