2001年4月24日 24号
ちゃんと忘れること(勉強を科学する2)

 さて,前回に引き続き『どうしたら覚えられるか?』というお話。まずは次のグラフを見ておくれでないかい。まだ『さだきち21号』を捨てずに持っている人は比べて下さい。似ているけどちょっと違いますよね。どこが違うかというと,このグラフは一度覚えたことをもう一度勉強し直した時の忘れ方を示している。一度しか勉強しなかったことは僅か20分後には半分近く忘れてしまっているのに対して,一度忘れた後でもう一度勉強したことは24時間を経過しても何と75%以上覚えていることができる。そして6日を経過しても60%近く覚えていることが可能なんだ。

 と,いうことは…どういうことかな?ちょっとだけ頭を使ってみよう。せっかくの知識も自分の役に立たないものなら全然意味がないからね。この知識をみんなの勉強スタイルに応用しなかったらもったいない。そう,こんな感じになるんじゃないかな。

『どんなに一生懸命勉強したことでも一回しかやらないのでは意味がない。一度覚えて,忘れてしまった後でもう一度勉強すること』そう,結局は反復が大切ってことです。どうして,あんなに先生方が予習・復習の大切さをくどいほど言うかってことをわかって欲しい。

 例えば毎週ある英単語テスト。一生懸命勉強してくるのに,思ったより点数が取れずに悲しい思いをしている人いませんか。はっきり言いましょう。そういう人は勉強方法が間違っています。一度で全部覚えるってことは人間の記憶の仕組みから考えて不可能なのです。『一度覚えて(ちゃんと忘れた後で)もう一度覚える』このやり方を忘れないことです。具体的にはテスト前日に勉強して,夜はしっかり寝て(70%は忘れてしまう…)朝学校に登校したら,もう一度勉強し直す。これが秘訣なのです。

★100%の記憶を獲得するためには平均的な人間で6回の反復学習が勉強が必要。また一度獲得した記憶であっても,30〜60日の間全く反復せずにいると悲しいかな,完全に消失してしまう。


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