5月の津波
第6章 問題児
林間学校はまず、
電車で大まかに移動。次はバスでハイキングの入り口まで移動。
その後ハイキングで宿泊施設に向かう。
初日はこれでおしまいになる。
今はそのバスの中。
電車とは違い、クラス単位での移動のためみんなのテンションは
どんどん上がってきている。
「εΠ∵θ‰ψ±≠|〒〓⊂χ|≦§」
・・・すでにクロは何を言っているのかわからない・・・。
さすがにこのクロの騒ぎようは
全員があきれ始めた・・・・。
「おい、クロいいかげんにしろ。少し落ち着けって。」
コウジが止めようとするがクロは
「あぁ?いいじゃなぇかよ!!」
聞く様子全くなし・・・・。
もう少しクロが回りの空気が読めたら・・・・。
そろそろあいつが動き始めるぞ・・・・・。
「まったく・・・・。そこのバカは
もう少し静かにならんもんかね・・・・。」
来た来た来た来た来た!!
「ンだとコラァ!リュウキ!!今なんつったぁ!!」
川村リュウキ。
普段は静かで少し近づきにくいやつという印象があるが、
キレると怖い・・・。
「ん?バカでも耳だけはいいのか・・・・。」
「またバカって言いやがってぇ!やるきかぁ!!」
「おう、やってやる。」
「上等だぁ!!」
もうだめ俺はどうにもできんぞ・・・。
誰か何とかしてやってくれ・・・・。
もう・・・2人とも手が出る寸前・・・その時、
「やめろよ!2人ともこんなとこまでけんかしに来たのか!?」
場が一気に静まった。
室長の市村カズヒロが叫んだのだ。
やっぱ室長、威厳あるよなぁ・・。
クロが大人しくなっちまった・・・。
しかし・・・。空気はいっそう重くなった。
全員の口数も減ってきている・・・。
早く目的につかねぇかなぁ・・・・・・。
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