君も僕も凍りつく



考えてはいけない

僕がこんな風になったのは
全部君のせい
君のまなざしが僕を求めるから
僕は悦びに溢れ
そのあとぬけがらになる
君に会えない間
僕はずっとぬけがらで過ごす
君の口づけに熱くなり
そのあと僕はまたぬけがらになる
もし君が去り行けば
僕はずっとぬけがら
君が死んだら僕はおしまい


戻れない

僕がどうして青春の最後の輝きを
君に捧げることに決めたのか
君には絶対 解らない
僕はもう君なしでは悦ばない
君なしでは生きない
君がいなくなったら
死んでしまおう
僕はただ進むだけ
行きて帰ることはない


しょうけつ
消歇


君の姿がみえないよ
みえないみえないみえないみえない
ほんとにみえない
どんなに努力しようとしても
どんな努力をすればいいのか
それに繋がる一切の
邪念を振り解き
君を探ればと
思ってはみても
ベッドの上で
シーツを蹴散らし
眠る君の
怠け火照った横顔が
僕にはみえないから だから・・・

それでね
考えてみた
君と僕を繋ぐものについて
けれど
何もみえなかった
とっくに終わっていたのだ
それでも僕は
朝寝坊の君の
膣の奥まで知っている


ふひょう
浮萍


私のゆううつは
誰のゆううつだろう
君の悲しみ
誰のだろう

ポケットというポケット
穴という穴を 容赦なく
うめくようにつぶやくようにさがす

人々は待っている
力なく揺れながら・・・

わなないて
わなないて
それから・・・


憎しみと後悔

彼女は泣いていたけれど
僕は思った
お前に泣く資格はない
生きる資格はない
でもそれは
僕のことかもしれない


存在/全て

恋の終わり、窓ガラス越しに僕が見たものは
とても大きなものだった
とても深いものだった 冷たかった
それはとても暗かった
しかし、それは美しかった
その中で僕の存在は宙に浮き
僕は
そこに人生の全てを見た