暖かくなって



雪どけ

僕は君のことを
大脳から消し去る
だから
君とはもう会えない
君のことをすっかり忘れたら
僕の心は軽くなるのさ
そして僕は川べりを牧場沿いに歩いて
やがて辺りは暗くなり
夕映えを見
星を見て
眠りに落ちて
夢の中にも
君の姿は現れない
でも君は
必ずどこかに隠れてる
僕の近くで
こっそりと笑う


野ばら

君を連れて行きたい場所は
忘却の海原の向こうにある
墓標さえない僕のお墓
僕のお墓は川べりにあって
そこには野ばらが一つ咲いていて
君はその美しさにみとれます
君は思わずその野ばらを折っちゃった
君の小さな手に小さな傷がついて
バイ菌が入って
君は死んじゃった