11.大願成就は忘れた頃にやってくる
学力もそうだが遮二無二つけたくて仕方がないと思っているうちは
あまりつかないものである。
こう言うと「じゃあやらないほうがいいのか」となってしまいそうだが、
そうではない。
やらないのは問題外である。
まだ実力がつかない まだ成績あがらない という具合に
成果を意識しているうちはダメだということだ。
本気で目標に向かって打ち込んでいるとそのうちにそれ自体が目標と化す。
例えば結婚目的で資金をためる。
そのためにバイトをはじめた。
通帳を眺めているうちはどうもならない。
やがてそのバイトで重要な職務を任されたり、その仕事の面白さがわかってきたりして、
通帳を眺める暇もなくなる。
というか 本末転倒まではいかないが、バイト自体が人生の目的と化す。
結婚資金を稼ぐための手段ではなく、バイトの時間が楽しみになる。
そんなある日 ふと気がつく。
あれ 俺 何でこの仕事はじめたんだっけ?
そして記憶をたどっていくと、ああ そうだった。
で 通帳を見ると結婚資金なんぞ充分にたまっている。
つまり成果を意識しているうちはまだまだなのだ。
そう言えば私の出版もそうだった。
オーディションに応募してから結果が届くまで1年以上。
結果が到着したときはすでにそんなこと忘れていた。
このパターンって結構多いんじゃないか。
で 成果をあせって やったのに結果が出ない などと
たいした量をこなさぬうちに言う奴は
一生結果が出ないうちに人生を終えることになるのだろう。
そう言えば女もそうだった。
振り向いてもらおうと必死でいるうちはダメ。
相手のことばかり考えているうちはダメ。
そのうち まあいいや これだけ尽くしてダメなら
と あきらめて仕事なんぞに没頭していると、
思いがけなくお誘いの電話があったりする。
この頃つれないじゃん などと(笑)
手段と目的の混同自体は決してよいことではないと思うが、
その一歩手前まで行くくらいのめり込まなきゃ
それなりの成果なんて期待できないのが
普通の人間にとっての人生というものなんだろう。
あなたはのめりこんでますか?