19.教育の理想と現実
3月17日に文部科学省が発表したところによると
昨年初めに全国の小学5年〜中学3年の約45万人を対象に行った学力テストで前回(93〜95年度)のテストに比べて、とりわけ基本的な学力の低下が目立った小学校の算数については、「思考・判断」の力を測る問題の多くで正答率が事前に想定した率よりも低かったそうだ。
また中学校の数学では記述式や長い文章の問題のほか、複数の段階を踏んで考えを進めて答えを導く問題でかなりひどい状況だったらしい。
それはそうだろう。考える問題を解けるようにするのは容易なことではない。
少なくとも今存在するメソッドのほとんどが役に立たない。
そろばんや公文などのプログラム学習や陰山メソッドなど
いずれも1問1答式には抜群の効果がある。
しかし問題文の文章自体が難しく、何を聞かれているのかさえわかりにくいタイプの問題では計算力その他のテクニック以外の能力が必要になる。
その代表的なものは国語の読解力であるがこれは独学が極めて難しくまた教材主体による学習も困難である。
さらに満足に読解が教えられる講師はこれまた全国的にも数少ないときているのでこの方面の力を子供たちがつけるためには今後多大な努力が必要となるだろう。