短編集1


いつだって絶望に打ちひしがれて泣いていた夜は

押し潰される様な悲しみを背負って

そしてどこかで幸せになれる事を夢見て眠っていたんだ





★☆★

いつまで経っても完全には満たされない心

どんな人達とも時を過ごしていても

必ずどこかにある空虚感

この物足りなさはどこからくるのだろう





☆★☆

どんな人間にも常に孤独は住み着いているのだろうか

誰もが胸の内にこの感情を持て余しているのだろうか

何だかんだ綺麗事を言ったって

結局は人間って一人ぼっちな生き物





★☆★

街並みや環境って時の流れと共に早すぎる程移り変わってゆくけど

不思議と人ってなかなか変わらないもの

変わってしまう事が1番悲しい事だから

変わらない事が1番の喜び

そう僕は思う





★☆★

ふとした瞬間に何もかもが嫌になる時がある

何気ない瞬間に全てがどうでもよくなる時がある

そんな時はいっそ誰もいないどこかへと逃げたい

でもその『どこか』が見つからないからただ立ちすくむ事しかできないまま でいるんだ





★☆★

泣き顔は誰にも見せない

本当の弱音は誰にも吐かない

だって自分の弱いところをほんの少しでも誰かに見せられなくなってしまった程

私の心はとても臆病になってしまったのだから





★☆★

決して貴方を信用してない訳じゃない

決して貴方が頼りにならない訳じゃない

私が悩みを明かさないのは『しない』んじゃなくて『できない』から

だからどうか見捨てないで





★☆★



軽はずみな優しさなんていらない

無責任な励まし程胸に響かないものなんてない

苦しい時辛い時は

ただ1人で耐えるから何も言わないでいて