理想と現実

人は理想を持っている。理想の人生、理想の恋愛、理想の結果、理想気体。人は妄想する。しかし現実はそううまくはいかない。人はどのようなものを理想にしているのであろう。例えば恋愛について考えてみよう。みんなが考える理想の恋愛とは何であろう?それは、ドラマ、映画、などで描かれているのを想像するであろう。
例えば、「冬ソナ」。「すべての星が移動しても、ポラリス(北極星)はずっと同じ場所で輝いているんだよね。僕が君のポラリスになってあげるから、もう道に迷うことはないよ…」こんなことを言ってヨン様はくどいたらしいです。このせりふを言うと僕らも女の子が口説けるのでしょうか?道に迷うことは無いけど間違った道に進むから勘弁してくれといわれるのが落ちでしょう。
例えばキムタク。「ぶっちゃけお前に何かあると困るからさあ。」「お前むかつくんだよ。お前と香田さんが楽しげにしてるのってむかつくんだよ」 「あたしも。あたしもむかついた。あんたがあの女追いかけていったの嫌な気分だった。すんごい腹たった。」 「メイビー、君は僕を好きになる」こんな事普通の人間が言ったら惹かれるじゃなくて引かれてキモいと思われるのが落ちでしょう。
しかし、なぜかこういったドラマは人気がある。やはり、人はこんな事ありえないと思っても妄想したい習性なのであろう。どうしてかずっと考えてみると、熱力学にたどり着く。熱力学はまず理想気体(分子間力、分子の大きさ無視)で考える。エンジンの熱効率、物質の凝固、蒸発、膨張、収縮するときの現象。すべてまず理想気体の状態方程式(PV=nRT)を基に考える。これを恋愛に置き換えてみると、キムタクの方程式(キムタクから見た時の他の男の抵抗力というか邪魔をする影響=分子間力、他の男が女をゲットできる能力=分子の大きさいずれも無視)と身近な恋愛を理想化して考えることができる。しかし、熱力学でもあったようにあまりに理想化しすぎると現実離れしてしまうので、分子間力、分子の大きさをものすごく簡単に考えたファンデルワールスの式で近似して何とかがんばっている。しかし恋愛の場合は、ファンデルワールスの式みたいな普遍的な近似法がないので(つまり人によってキムタクの方程式を近似するやり方が違うし、同じ近似でも対象のよって出てくる結果が違う)難しいのであろう。つまり、世の中で勝者となってるのはキムタク方程式を上手く近似した人なのであろう。だから、人はキムタク方程式を理解するためにドラマを見て妄想するのであろう。
しかし、別にドラマ見ないでも勝者になっている人はいる。よくわかりませんな。 まあ、現実は厳しいってことですわ。