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ゴジラvsパジリグス 砂漠の守護神
作:香月

第2話 行動

遺跡発掘隊が消息を絶った1ヶ月後、アフリカ各国は日本政府に自衛隊の派遣を申し出た。
日本政府は即座に派遣を決定、
国民からの反対意見を全て無視し、800人の隊員を派遣した。

遺跡
800人の内、600人を待機させて200人が内部に進入した。
全員異星人の歩兵や小型怪獣との戦いで名をあげた歴戦の猛者達だった。
隊員1「隊長、ゴジラでしょうか?」
隊長「奴はその日太平洋にいたんだ、奴ではない。」
隊員2「こいつはひでぁな〜・・・。」
多くの戦いを経験してきた彼らでも思わずすくむほどひどい有様だった。
脳の一部が露出している溶けかけた頭蓋骨、
あきらかに食いちぎられた様な腕、
変色し腐った人間の上半身、
床はおろか、壁や天井にも飛び散った血痕、そして壁に空いた大きな横穴。
隊員の一人が吐いた。
他の隊員も気分が悪くなったようで顔色が悪い、隊長も同じだった。
隊長「・・・・っ全員防護マスク着用! 残り酸素の確認を忘れるな!」
奥へ奥へと進んでいく隊員達、
遺跡の構造は迷路の様に入り組んでいたが特殊な発信器を壁にくっつける等をしてなんとか進んだ。
隊員3「隊長!」
隊長「どうした!?」
隊員3「怪獣の抜け殻が!」
隊長「抜け殻、とすると相手は昆虫か?」
隊長3「いえ、爬虫類・・・、蛇です。」

防衛庁
データの内ほとんどのものはアフリカ各国に没収されたが
抜け殻だけはなんとか日本に持ち帰ることに成功した派遣隊は科学班に抜け殻の解析を依頼し、持って帰れたデータを保存した。
そして1週間後、派遣隊の隊長が抜け殻の解析データの提出し説明した。
陸幕僚長「回収した抜け殻から何か分かったか?」
隊長「DNAデータや血液成分、細胞等をくまなく調べ上げましたが、まったくの新種のようです。
ただ分かったのはこの抜け殻の主の大体の大きさだけです。」
空幕僚長「その大きさは?」
隊長「およそ、3000m。」
長官「3000・・・、ゴジラの30倍か・・・・・。」
3000mの怪獣、関係者は皆言葉を失った。

太平洋
今日は満月の晩、ゴジラは海上にいた。
彼は月を見上げていたが、ただ月をみているだけではない。
(満月の晩だけだったな・・・、お前と話せるのは・・・。)
ゴジラの目の前にフレイラスが現れた
しかし実体はない、幽霊の様なものだ。

彼女が誕生したのは10年前、
以前防衛庁で働いていた一人の科学者が生み出した。
その科学者には幼い娘がいた。
彼は娘を救おうとしてG細胞の持つ自己再生能力と強力な生命力を移植した。
それは成功した・・・はずだった、
突如彼女は獣化した。
ゴジラと海棲爬虫類を足して2で割った様な怪獣に。
彼女は父である科学者を殺し、そして逃亡した。
後に防衛庁は彼女の存在を知って極秘裏に捜査を続けたが断念に彼女の存在は忘れ去られた・・・。

(あなたについたえたいことがあるの・・・。)
フレイラスの意志はゴジラに話しかけた。
(伝えたいこと?)
(止めて欲しい怪獣がいるの。)
(怪獣?)
(パジリグス、古代の人間によって造られた生物兵器。)
(生物兵器・・・、まさか暴走してるのか!?)
(そう、彼は昔、役目を果たせなかった自分を憎む余り、憎悪の固まりになってしまったの・・・。)
(でもどうやって? 俺に止められるのか・・。)
(止められる・・あなたの・・・・意志が・・・。)
フレイラスの意志が歪んできた、ゴジラは月を見てみると、月は沈み欠けていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
ゴジラはしばらくの間考えたが、どうもうまく頭が回転しないので考えるのを諦めた。
(結局・・・会って1対1で対決するしかないのか・・・。)
彼はため息をついた。


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