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| ゴジラvsパジリグス 砂漠の守護神 |
| 作:香月 |
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第5話 苦悩 夜、空には満天の星と三日月が浮かんでいる。 そのころゴジラは、北海道、大雪山の洞窟を進んでいた。 「青龍ゴロザイラス、主人が迎えに来たぞ。」 天井に蒼い龍の絵が大きく描かれた場所でゴジラは呟いた。 四神獣とはかつての宇宙人との戦いの時、ゴジラと共に戦ったゴジラの下僕達のことである。 だが返事が帰ってこない、 ゴジラは壁に拳を叩きつけるとこう言い捨てた。 「使えない奴がっ!」 後の3体が眠る場所が分からないゴジラはゴロザイラスを目覚めさせてその居場所を突き止め、 パジリグスの日本上陸までに時間稼ぎをさせるという作戦が失敗したことを知って、機嫌が最悪の状態になっていた。 ギャオスのスピード、ダガーラの多数の光線技、 キングシーサーの攻撃反射能力、そしてゴロザイラスの作戦指揮が十分に機能すれば、 パジリグスを倒すまではいかなくても、十分に時間を稼ぐことは可能だった。 刻一刻と迫る時間にゴジラは焦っていたのである。 (何をやっているんだ、俺は、 こんな卑怯な作戦を使わなければ戦えないのか、俺は愚か者だ、 馬鹿者だ、何が地球の守護者だ、俺はどうすればいいだ〜!!) 自分を罵り、自分を非難し始めたが、それでは何の解決にもならない。 (落ち着け、落ち着いてよく考えろ、防衛庁から失敬したパジリグスのデータから割り出した奴の目標地点は鳥取の砂丘、 そして奴が来るのが8日後、ここからそこまで全力で7日、もう小細工の準備をしている暇はない!) 四神獣の眠る場所を探していく内に雷や強風などの地球のエネルギーを吸収したゴジラは高速移動能力を得て、 さらに右腕もエレキブレードに変化できるようになっていた(右腕全体を変化させることはまだ出来てはいないが。) だがパジリグスの戦闘能力はビルギルス以上だろう、 フリーズガンに勝ったときは偶然と言ってもよかったがまた偶然が起こるとも限らない。 いろいろ考えた末に、 (・・・・・・・・・俺はいったい、何の為に戦ってるんだろう、守るため、殺すため・・・・・・。) 戦い始めたのは地球の意志によって守護者に選ばれた時からだった、 多くの恐竜が滅びた後も、彼が生き続けた、眠っているときに雷に打たれ、 単なる恐竜から怪獣へとの進化した日のことは今でも完全に覚えている。 文明の進歩によって地球を滅ぼし欠けたアトランティスとムーの二つの種族を大陸ごと抹殺し、 レギオンと呼ばれる宇宙怪獣を辛くも倒し、数多くの侵略者を地獄へとたたき落としてきた。 「憎み、殺し、憎まれ、また殺して、憎まれて、そしてまた殺して・・・・・、 なんで俺は戦ってるのかな、モスラ。」 彼は遠い昔に別れた妹の名を静かに呟いた。 |
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