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| ゴジラvsフリーズガン〜銀世界の悪魔〜 |
| 作:香月 |
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最終章 雪解けの刻 一度は敗れた相手、だが2度も負けるほど愚かではない、 彼は負けるためではなく勝つために来たのだ。 (フリーズガン、名は体を表す・・・、人間もいいことをいったものだ・・・。) ゴジラはエレキブレードを構えた、フリーズガンも氷の刃を誇示するかのごとく動かす。 (死の淵から帰ってきたのか、ならばもう一度死ね!) 先に動いたのはフリーズガンだった、左の刃でゴジラを首を狙う。 (焦るな・・・心を落ち着かせ、相手の動きを読み、そして!) ゴジラはフリーズガンの刃を右腕で払い、さらに左腕ごと刃を締め付け本来曲がる方向とは逆向きに力を入れる。 フリーズガンの鋭い突起が右腕に刺さるがこれしきのことで離しては勝利はない、 少なからずの血を流しながらフリーズガンの左腕をへし折った、 間髪入れず今度はエレキブレードで右の刃に斬りかかる。 が今度はそう簡単にはいかないらしい。 氷の刃は電気の刃を受け止め、その力すら受け付けなかった。 フリーズガンは右腕に力を込め、電気の刃を振り払うと、右足を軸にぐるりと回転した。 (跳ねろ!) 尻尾の先に付いた長く鋭い刃がゴジラの首に食い込む。 ゴジラの緑色の血が再び流れた。 いやそうではない、ゴジラは身をかがめ、強力な顎で刃を受け止めたのだ。 歯の数本と咥内の肉の幾分かは無くしたが。 ゴジラは勢いをつけて口を閉じた、氷の刃の破片がきらめきながら辺りに散らばる。 だが一瞬油断したゴジラはフリーズガンの一撃を許してしまった、 健在の右の刃がゴジラの左肩をかすめた。 さらに額の刃もゴジラの頭を切った、ゴジラの額が割れて血が流れる。 気を失いそうな痛みをなんとか耐えようとするゴジラ。 フリーズガンは折られた左腕でゴジラを殴る。 脳内神経を大いに揺さぶられながらもゴジラはエレキブレードを巧みに操って攻撃を受け流す。 ゴジラの腹にフリーズガンの蹴りが入った、 つま先の突起がゴジラの腹を切り裂き緑に染まる。 倒れそうなゴジラの首を掴み、無理矢理起こしたフリーズガンは首を締め付けて手近なビルにゴジラを叩きつけた。 破片と衝撃がゴジラをさらに痛めつける、フリーズガンの爪がゴジラの首の皮膚を突き破った。 悲鳴を上げるゴジラは突然上を向くと、何かを飲み込んだ。 その直後、ゴジラの全身から眩い光と強大なエネルギーが放出された。 フリーズガンはそのエネルギーをもろに浴びて大ダメージを受けた。 全身発光とも呼ばれる体内放射、 放射熱線を飲み込み体内で爆発させ強力な衝撃波とエネルギーを付近一帯に放射するゴジラの必殺技のひとつだ。 しかも今回は一億ボルトの超高圧電気を融合させたハイパー熱線を使用したのだ。 通常の体内放射とは比べ物にならない、ゴジラ自身へのダメージも。 ゴジラは膝をつき、口から多くの血を吐き出した。 だがフリーズガンは死んでいない 。重傷ではあるが致命傷ではない フリーズガンは崩れそうな身体に鞭を打ってゴジラ目がけて突進した。 ゴジラも立ち上がる。 刃をきらめかせ突っ込んで来るフリーズガンに向かってゴジラは大きく吼えた。 背鰭と同時に両腕も青く光り、輝く、そしてゴジラはゆっくりと口を開いた。 光が全てを包み込む・・・・・・・・・・・・・ 広島の一部が消滅した。 最後にはなったゴジラの熱線はフリーズガンの胸を貫き、そのまま広島市内の中央で爆発した。 ハイパーストリューム熱線とでも名付けようか・・・。 再び廃墟となった広島でゴジラは天に向かって大きく吼えた。 胸に大きな風穴を開けられたフリーズガンはガラス細工のように砕け散った それは美しかった。 それからしばらく経ち自衛隊と国連の救援隊が広島に着くと、そこは全くの平面だった。 そして、何ヶ月か経った後、ゴジラは海上にいた。 フレイラスが呼んだような気がしたからだ、彼は彼女の姿を探した、そして見つけた。 彼に向かって微笑むフレイラスの姿を。 ゴジラは初めて喜びという感情を知った、喜びによって涙が流れることも・・・ 完 |
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