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ゴジラ×ラドン・アンギラス〜破壊神対守護神最終決戦〜
作:ファズ
第十一章 最終決戦

ゴジラはアンギラスに気付いていない。
大きく口を開くアンギラス。
アンギラスの口の周りで空気が渦を巻き、小さな青い球が現れた。
「あれは?」
「あれは多分、アンギラスの最終奥義、『冷凍弾』。」
球は次第に大きくなり、渦を巻き、電気を帯び始めた。
その音に気付いたゴジラがゆっくりと振り向く。
その瞬間、アンギラスが冷凍弾を発射した。
バチューン!!
冷凍弾がゴジラを直撃した。吹き飛ぶゴジラ。
アンギラスが再度冷凍弾を発射しようとする。起き上がるゴジラ。
アンギラスが冷凍弾を発射した。それと同時にゴジラも熱線を吐く。
だが、アンギラスの冷凍弾がゴジラの熱線を打ち消しながら突き進む。
冷凍弾がゴジラの口内を直撃。口から血を流し、倒れるゴジラ。
咆哮するアンギラス。ゴジラは起き上がり、アンギラスを睨み付ける。
突っ込むアンギラス。
アンギラスの角がゴジラの腹を突き刺した。
もがき苦しむゴジラ。角を抜き、アンギラスを投げ飛ばす。
しかし、アンギラスはすぐに体勢を立て直し、冷凍光線を吐く。
倒れるゴジラ。
アンギラスが駆け寄り、起き上がろうとするゴジラに尾の一撃を喰らわす。
更に至近距離で冷凍弾を放った。
ゴジラは倒れたまま吹き飛び、口から血を吹き出した。
ゆっくりと近付くアンギラスにゴジラが熱線を吐いた。
素早く避けるアンギラス。起き上がるゴジラ。アンギラスが突っ込む。
ゴジラはアンギラスの顎を蹴り上げた。倒れるアンギラス。
更にゴジラはストンピングを仕掛ける。
避けるアンギラス。
両者一歩も譲らない。
睨み合う両者。ゴジラが突っ込む、アンギラスも突っ込む。
組み合う両者。ゴジラがアンギラスの腹を蹴る。
するとアンギラスは、ゴジラの腹に角を突き立て、突き離す。
更に尾でゴジラを殴り付ける。ひるむゴジラ。
アンギラスは冷凍光線で追い討ちを掛ける。
ズズ−ン!!
ついにゴジラが倒れ込んだ。
ピクリとも動かない。警戒するアンギラス。

最終章 平和の訪れ

ゴジラが再び立ち上がる。口を大きく開き、背鰭を赤く発光させる。
「赤く光ってる。」
武田の顔を見る由里。
「本にも書いてあった。多分あれは、ゴジラの切り札、『赤色熱線』・・・。」
ゴジラが赤色熱線を吐いた。その瞬間、辺りに突風が巻き起こる。
その凄まじい破壊力は、アンギラスを吹き飛ばし、甲羅を砕く。
深手を負い、よろよろと立ち上がるアンギラス。
ゴジラの背鰭が再度赤く発光する。
すかさず冷凍弾を放つアンギラス。
冷凍弾は熱線を吐こうとするゴジラを直撃。
胸の皮膚が弾け飛び、大量の血が吹き出す。
だがゴジラの背鰭の発光は止まらない。
ゴジラが熱線を吐こうと体を前に突き出した。
その瞬間、ダメージを負い続けたゴジラの体内でエネルギーが暴走し、大爆発を起こした。
木っ端微塵に砕け散るゴジラ。
ぼとぼとと周囲にゴジラの肉片が降り注ぐ。
天を仰ぎ、大きく咆哮するアンギラス。
日本中に歓声が湧き上がった。
だが、アンギラスも限界だった。その場に倒れ、粒子となって天に昇って行った。

翌日、伊豆半島に、防衛軍一行と由里、そして武田の姿があった。
「ラドンとアンギラス、そして仲間達に・・・、敬礼!」
日野垣が叫ぶ。海に向かい敬礼する一行。

三日後、防衛庁で多くの国民に向かい、演説する立花。
「ゴジラは木っ端微塵に砕け散りました。その後の調査で、脳も心臓も、粉々に砕け散った事が分かりました。
もう二度と、ゴジラが甦る事は無いでしょう。
淡路島や伊豆半島には、先日の闘いの生々しさがまだ残っています。
そして、いつか元の姿に戻っても、我々はこの出来事を忘れてはならないのです。
地球に・・・、この日本に住む人間として、そして何より、命を賭けて我々を守ってくれたラドンとアンギラスへの恩返しとして、
我々はいつまでも、この事を心に刻んでおかなければならないのです。」
町内に立花の演説が響き渡る。
立花の言う通り、我々は決してこの出来事を忘れてはならないのだ。
そう、またいつ、ゴジラのような巨大生物が現れるか、分からないのだから・・・。    
  


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