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ゴジラ 〜大怪獣総決戦〜        
作:ファズ

第二章  二大怪獣出現

翌朝、キャンパー達がキャンプをしていた山の麓の交番にキャンパー達の姿があった。
中で警官と向き合って男が座っている。男は震えている。
警官「一体、何があったんですか?」
女A「分からないんです。急に叫び声をあげて、気が狂った様に山を下りてって・・・。」
警官「何があったんだ?ん?正直に言えよ。」
警官が男の顔を見る。
男C「か・・・怪・・・・・・獣・・・・怪獣を・・・・見た・・・。」
警官「怪獣!?おいおい、ふざけないでくれ。」
男C「本当に見たんだ。」
警官「そんな事言ったって、何処にもいやしないじゃないか・・・。」
男C「あそこは谷になってた。今もあそこに隠れてるんだ。きっとそうだ!」
しばらく沈黙が続いた。
警官「夢でも見たんだろ?」
男C「違う!はっきり見たんだ。あれは・・・、ゴジラだ!」
警官はため息をついて言った。
警官「おいおい、ゴジラが眠ってるのは三原山だぞ?何キロ離れてると思ってんだよ。」
男C「じゃあ、俺が見たのは何なんだよ。」
その時、キャンパーの1人が警官に声をかけた。
男B「お巡りさん、あれ何?」
男は山の方を指差している。
警官「ああ?」
外に出て山の方を見ると、確かに山の上空を何かが旋回している。
男C「あっ!」
怪獣を見たと言っていた男が叫んだ。
男A「何だよ急に、ビックリするだろ?」
男C「俺が見たのはあいつだ!」
「ええ!?」
全員が同時に声をあげた。
やがてその何かは、交番の上を凄い速さで通り過ぎると、九州の方へ飛んで行った。
警官「あれが、お前の見た怪獣なんだな?」
男C「間違いない!」
男B「しかし、なんて大きさだ。50メートルはあったぞ!」
男A「お巡りさん。」
警官「ん?」
男A「G対策本部に連絡を・・・。」
警官「え?・・・ああ、分かった。」

その頃、ビオランテ管理所では、緊急事態が発生していた。
ビオランテの細胞が急激に増殖し始めたのだ。
隊員A「このままでは、ビオランテの体が持ちません。」
村上「管理機内の温度をマイナス200度まで下げるんだ。」
オフィス内に隊長の宮島 鉄矢(みやしま てつや)が入って来た。村上が駆け寄る。
宮島「状況は?」
村上「依然、細胞は増殖を続けています。管理機内の温度をマイナス200度まで下げて、様子を見ます。」
宮島「うむ。」
そんな時、放送が掛かった。
G対策本部総司令官、五十嵐 真(いがらし まこと)からだ。
五十嵐『ビオランテ管理隊の、村上君、宮島君、至急司令室まで来たまえ。』
顔を見合わせる村上と宮島。
司令室へと向かった2人を待っていたのは、険しい顔をした五十嵐だった。
五十嵐「奄美大島に・・・、怪獣が出現した。」
2人は言葉を失った。
五十嵐「ビオランテは?」
宮島「それが・・・。」
俯く宮島。五十嵐は全てを悟った。
後ろを向き、オペレーターに、こう告げた。
五十嵐「『ガルーダ隊』に出撃命令!」
オペレーター「了解。」
ガルーダとは、G対策本部が開発した、特殊戦闘機だ。主砲は、2本の特殊レーザー砲。
その他に、ガトリングガンやロケットランチャーも装備している。
乗員は1名、最大飛行速度はマッハ3。
装甲は、超耐熱合金NT−SS。全10機だが、今回の命令では5機が出撃する事となった。

滋賀県  琵琶湖

まだ朝の日差しが眩しい湖畔で、男が2人、釣りをしている。
釣り人A「最近は当たりが悪いなぁ・・・。」
釣り人B「ああ、まったくだ。それに水がやけに冷たい。」
その時、湖の中央の水面が泡立ち始めた。
釣り人A「おい、何だい?ありゃ・・・。」
釣り人B「ん?」
湖面が激しく発光する。2人は動揺している様だ。
次の瞬間、激しい水飛沫と共に、体長50メートル以上はあろうかという巨大な青い恐竜が現れた。

ゴロザウルス
   体長 55m    体重 1万t
琵琶湖より現れた青い恐竜。口からマイナス150度の冷気を吐く。
驚異的な跳躍力を活かしてのキック攻撃を得意とする。

その頃、九州上空では、ガルーダ隊が、奄美大島に現れた1頭目の怪獣に迫っていた。
パイロットA「目標確認。これより攻撃にうつる。」
オペレーター『了解。』
前列の2機がレーザーを発射した。
パイロットB「レーザーが目標に命中。北九州国定公園へ落下していきます。」
地上に落ちた怪獣は、空を見て大きく咆哮した。
キシャーーーー!!
接近するガルーダ隊。と次の瞬間、前列2機の無線が途絶えた。
オペレーター「1号機と2号機の無線が切れました。」
五十嵐「どうした?」
パイロットC『分かりません。突然機体が真っニつに割れて・・・、わーっ!』

ブツッ!!

残り3機も無線が途絶えた。


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