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| ゴジラ 〜大怪獣総決戦〜 |
| 作:ファズ |
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第三章 五十嵐の苦悩 司令室は鎮まりかえっていた。 ガルーダ隊の全滅・・・・・・。考えられない事態だった・・・。 おもい空気の中、五十嵐が静かに口を開いた。 五十嵐「琵琶湖に向かった陸軍はどうなってる?」 オペレーターが陸軍の無線に繋ぐ。 オペレーター「・・・・・・応答がありません。」 下を向いてそう呟いた。 ガンッ!! 五十嵐がデスクを殴り付けた。 苛立つのも無理は無かった。突然の怪獣の出現、ビオランテの異常、ガルーダ隊の敗北・・・。 村上「司令官!」 五十嵐「あぁ、分かってる!」 落ち着かなければいけないのは分かっている、しかし、実戦経験は無いに等しい。 この状況は五十嵐には重すぎた・・・。 滋賀県 琵琶湖 琵琶湖の4分の3程が凍り付いていた。その中央恐竜が立っている。 周辺には凍り付いた『メーサー車』や『戦車』が見える。 恐竜から400m程離れた所に、陸軍の隊員が5人いた。 一人は隊長のようだ。 陸軍隊員A「もう引き返しましょう!2台だけでは無理です!」 そう言って隊員が指差した方には、『メーサー車』と『メテオナパーム砲』が凍らずに残っていた。 『メテオナパーム砲』とは、約3000℃の超高温の炎弾を発射する兵器だ。 陸軍隊長「奴は熱に弱い!メテオナパーム砲があれば何とかなる!」 『恐竜は熱に弱い』、それを確信させる事が、数分前に起きていた。 まだメテオナパーム砲が半分以上残っていた時、発射された炎弾が恐竜の顔に命中し、恐竜が倒れたのだ。 陸軍隊長「奴を倒す!それが俺の使命だ!」 陸軍隊員B「自分達も同行します!」 こうして、一人を残し、3人の隊員と隊長は、凍っていない2台のもとへ向かった。 残った一人はテントに向かった。 テントに入ると、震える手で無線を掴み司令室へ繋いだ。 陸軍隊員C「司令室!司令室!応答せよ!」 無線から聞こえたのは五十嵐の声だった。 五十嵐『こちら司令室、そっちはどうなってる?』 陸軍隊員C「ほぼ全滅です!今、隊長と残った隊員が恐竜に向かっています!」 五十嵐『すぐに引き返すように言うんだ!』 陸軍隊員C「了解!」 慌てて外へ出る陸軍隊員、その目に飛び込んできたのは、テントまでわずか20mの所で凍り付けになった、隊長と3人の隊員だった・・・。 陸軍隊員C「そんな・・・・・・。」 絶望の中、膝をついて、空を見上る・・・。 陸軍隊員C「あぁ!!」 慌ててテントに駆け込み、無線を取る。 五十嵐「4人は無事か!?」 陸軍隊員C『そんな事より・・・、怪獣が・・・。』 五十嵐「何!?」 陸軍隊員C『飛翔する巨大な怪獣が、琵琶湖に!』 村上「何だって!?」 |
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