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ゴジラ 〜大怪獣総決戦〜        
作:ファズ

第四章  1000年ぶりの対決

凍り付けになった琵琶湖の上で恐竜が咆哮する。
その眼前に奄美大島に現れた怪獣が降り立った・・・。

バラン  
体長 50m  体重 2万t
奄美大島に出現した怪獣。
肘から膝にかけて発達した膜を持ち、それを広げて飛翔する。
かまいたち攻撃を得意とする。

2体は向かい合い、互いを威嚇する。
五十嵐「まさか・・・、戦う気じゃないだろうな・・・。」
宮島「その可能性は十分にあります。」
司令室を重い空気が包む・・・。
村上「頼むから、何も起きないでくれ・・・。」
そんな願いもすぐに裏切られようとしていた。

人間から見れば、ただ咆え合っている様に見えるだろう。
だが、2体は人間には分からない言葉でこんな会話をしていた。
「久しぶりだな・・・。1000年ぶりか・・・。また俺に殺されに来たのか?」
「殺されてはいない。現に俺は今ここにいる。」
「あぁ、そうだったな。じゃあ今度は完全に息の根を止めてやるぜ。」
そう言うと恐竜は猛然と怪獣に突っ込んで行った。

ズガン!!

骨の砕けるような音と共に2体は激しく組み合った。
「1000年前の様にはいかないぜ。」
「そうか・・・。ならこれでどうだ?」
言うなり恐竜は怪獣の腹を蹴り上げた。
「ぐふっ!」
「はっは〜。」
不気味な笑みを浮かべながら続け様に怪獣を投げ飛ばす。
ズズ〜ン!
「これで終わりだ!」
恐竜の口から物凄い勢いで冷気が放たれた。
だが怪獣は空に舞い上がりそれを避けた。
「これでも喰らえ!」
怪獣はかまいたちを放った。
かまいたちが恐竜の体を斬りつける。
恐竜の両腕両足、首から血しぶきが上がる。
「ぐふっ!この野郎〜。」
何が起こったのか、次の瞬間には怪獣は地面に叩き落とされていた。
「じゃあな!」
再び恐竜の口から冷気が放たれる。

司令室に無線が入る。
陸軍隊員C『司令官聞こえますか?司令官!』
五十嵐「聞こえてる、どうした?」
陸軍隊員C『恐竜と怪獣が戦って・・・、怪獣が・・・、殺されました!』
五十嵐「何だと・・・。」
宮島「一体・・・、何が起こってるんだ?」
映らなくなったモニターを見ながら宮島が言う。
村上(俺達は・・・どうする事も出来ないのか・・・。)
歯を食い縛る村上・・・。その時だった・・・。
(俺がいるじゃねぇか。)
村上「!?」
突然、誰かの声が聞こえた・・・。
後ろを振り向く。五十嵐と宮島がいるだけだ。
村上「何か言いました?」
2人は首を振る。
(俺だよ。)
またあの声だ・・・。外からのものではなかった。
頭の中に聞こえてくる様な感じだった。
村上「誰だ!?」
(ビオランテだよ。)
村上「ビ・・・、ビオランテ!?」


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