2001-13号(第120号) 平成14年2月19日発行

センター試験結果報告!

   大学入試の口火を切る「センター試験」が1月19・20日におこなわれた。新聞等で問題を目にした1・2年生も多いだろう。このほど全国平均点がまとまったので紹介しよう。

科目

受験者数 

平均点 

                        科目 受験者数  平均点 
国語 I ・国語 II  456,954 112.68                         数学 I ・数学A 393,270 63.78
世界史B 109,110 59.88                         数学 II ・数学B  344,197 59.22
日本史B 154,867 58.71                         物理 I B 151,576 61.01
地理B 127,239 66.34                         生物 I B 172,253 62.85
現代社会 164,933 60.49                         化学 I B 199,023 57.48
倫理 37,090 65.58                         地学 I B 24,253 61.19
政治・経済 58,119 52.45                         英語 549,224 109.68

 全国平均に比べると、本校生徒は特に英語で苦戦しているようだ。そこで、英語科の先生にセンター試験に向けた勉強法のアドバイスをいただいた。『英語を征する者は受験を制す』といわれる。是非参考にして欲しい。

センタ−試験を克服するための英文読解法5箇条     英語科

 英語を苦手とする人は、長文の読解で伸び悩む人が多いようである。ここでは苦手な人が、長文読解力を高める上で大切なことを5つ提案したい。但し、ハリーポッターの魔法のような学習方法はあり得ないし、努力が必要であることはいうまでもない。

(1)英文の構成(構造)を意識する!
 長文には文章の流れをつくる接続詞や構文がある。これは、書き人は読み人にできるだけ読みやすくするための工夫が文章に入れてあるのが普通だからである。
 例えば、@first, second, ...last   Asome... others  B ... therefore 〜  C contrary to... DIt is true... that 〜 Ein short Fto sum up...などである。
身近な簡単な表現から、聞いたことのない表現まであると思う。理由は簡単でfirst やsomeなどの教科書にもよくでてくる表現は頭に入っているので、長文を理解する上で役に立つ。しかし、contrary toやsum up などの覚えていない表現は、長文に出てきても、気づかないので理解を深めるのに役に立たない。  英文の構成を理解するためのお薦めの教材は、英語頻出問題集(桐原書店)である。この問題集の右側の解説を理解し、英文を覚えられれば、構成を理解する基本的な接続詞や構文力は身につけることが可能である。但し、少なくとも3回〜5回繰り返すことが必要だ。

(2)単語力を身につける!
 さて、次に長文を読んでいると、未知の単語に出会う。単語の数が少なければ、意味を推理することもできるが、1行に2つ以上未知の単語があれば、意味の推理は不可能に近い。 単語力を増やすには、どうすればよいだろうか。まず教科書に出てくる単語はスペルが書ける様になるまで必ず覚える。人間は覚えたものは、使わなければ忘れるので、単語も繰り返して覚える。3年生は単語集を1冊買い、完全に覚える。

(3)一般常識を身につける!
 接続詞や単語の意味が分かって、英文が訳せても、内容が理解できないことがある。それは、その分野に対しての知識がないからである。例えば、普通の人が医学や哲学の文章を読んでも理解できない。最近の入試問題では英字新聞などから抜粋されて英文が出題される傾向にある。だから、日本語の新聞の社説や記事を読むことは大切なことである。

(4)教科書を活用する!
 一番身近な教材「教科書」をレッスン単位で予習する。入試問題に出題される長文の分量は500語〜600語が一般的なので、500前後の語数でまとめられているレッスン単位で予習する必要がある(パート単位ではない!)。まず未知語に出会っても、意味を調べないで読む。次に意味を調べながら読み、意味の分からない箇所を確認して授業に臨む。

(5)明日からと言わずに今日から努力を始める!
 入試で出題された英文や模擬試験の英文を毎日1題は読み、多読し、英単語が分からなくても内容を読みとる習慣を身につけよう。来年のセンター試験後に笑えるように、今から始めよう。勉強方法で悩んでいる人は、いつでも英語科の先生に質問してみよう。

AO入試ってな〜に?

   ここ数年注目を集めている入試方式にAO(アドミッションズ・オフィス)入試がある。 アメリカではポピュラーな入試方式だが、日本では1990年に慶應義塾大学で初めて導入された後、一部の大学でのみ実施されていた。しかし2000年度には75大学、2001年度には207大学と、実施大学が急激に増加し、現在では私立大学の3割以上が何らかの形式でAO入試を取り入れている。この増加傾向は今後もしばらく続くだろう。
 AO入試は、学力試験を課さず書類と面接を中心に試験が行われるのが特徴だ。どんなに幅広い興味と行動力をもって高校時代を過ごしてきたかや、どんな目的や意欲をもって大学生活を送ろうとしているかを、いかに積極的にアピールできるかが合否判定の決め手となる。従来の「自己推薦」と似ているが、面接審査や課題提出を複数回行い、1〜2ヶ月かけて慎重に選考が行われる。合格後も大学教育に必要な基礎学力を補うための「入学前教育」を行っている大学も増えている。このように志願者に対するフォローが非常にきめ細かいものになっていることから「お見合い入試」と呼ばれることもある。
 AO入試の選考方法には大きく分けて次の3パターンがある。

@予備審査で書類、面接や面談を行って、出願後審査は「願書・調査書」など形式的書類のみを提出するもの
A予備審査がなく、出願時に書類を提出して、書類審査と面接審査が行われるもの
B予備審査、出願後審査という2段階で、書類審査と面接審査を行うもの

   各パターンの導入比率は、@が31% Aが34% Bが35%となっている。実施時期も大学によって異なるので、早めにパンフレットを取り寄せて調べてみてはどうだろうか。              

 

 

2001−12号(第119号) 平成14年2月5日発行

大学・短大 推薦入試結果報告!

 推薦入試の結果がまとまりましたので報告します。今年は四年制大学の学校推薦合格率が3年ぶりに50%を下回り48.3%となりました。人気の高い中堅大学を中心に受験する生徒が増えてきたことが背景としてあげられます。選考方法に学科試験が含まれているものでは合格率が特に低くなっており、本校推薦入試の悪しき特徴となっています。
 一方、短大では教育・栄養・医療系を中心に推薦希望者が昨年の2倍以上に増えたことが大きな特徴でした。しかし、短大では医療系と保育系を除いては全入の状態であり、全体の合格率も84.4%と非常に高くなっています。

合格大学   合格短大
       

ところで、評定平均値ってな〜に?  

 推薦入試で重要な意味を持つ「評定平均値」。この「羅針盤」でも10月に一度取り上げたが、覚えているだろうか。計算のしかたを、この際復習してみよう。

 通知表をよ〜く見たことがあるだろうか。通知表にのっている各科目の点数を右の表にしたがって5段階に換算した数字を「評定」というんだ。たとえば、1年生は全員が10科目勉強しているが、このうち7科目が評定5、残りの3科目が評定4であれば、この10科目の平均は(7×5+3×4)÷10=4.7となる。これを卒業までの全科目について計算したのが「評定平均値」というわけだ。4.9なんて人は驚異的だね!
 現在、2学期までの成績が出ているが、評定とは学年末に決まるものだ。ちょうど1ヶ月後に予定されている学年末考査の出来によって、各科目の評定は大きく変わる。1・2学期の平均点が80点とか65点とか、評定の区切りに近い人は特に心して学年末考査に備えたいものだね。
            

昨日の実力テストの自己採点結果はどうでしたか?
よく分からなかった問題は必ず復習しておこう!!

 

2001−11号(第118号) 平成14年1月8日発行      

いよいよ本番! 大学入試Q&A

 明けましておめでとうございます。3年生はいよいよ受験本番に突入ですね。この時期は何かと不安も多いと思いますが、不安なのは全国の受験生皆同じです。体調に留意して頑張ってください。今回は受験直前によく質問される内容をQ&A形式でまとめてみました。

Q1 併願作戦で悩んでいます。注意点を教えて下さい。
 今年の3年生の調査書交付願を見ていると、1人の生徒が請求する調査書の数が例年より多くなっている。5通ほど請求する人が多く、この数は私大受験数の全国平均値から見て適当といえるだろう。ちなみに1人で12通請求した人が最高だ。
 一方、内容を見てみると、神田外語大5本勝負、淑徳大4本勝負、千葉工大5本勝負というような計画を立てている人が目に付く。学内併願は、試験場に慣れ不要な緊張を解消できる、出題形式や出題傾向に慣れるなどメリットもあげられる。第1希望の学科に合格すればよい。しかし他学科に合格した場合、あこがれの大学なのだから勉強するものは何でもいいという訳にもいかないのではないだろうか。
 例えば神田外語の場合。英米語と国際コミュニケーションなら学ぶ内容はそう変わらないかも知れないが、中国語や韓国語となるとずいぶん違ってくる。自分が本当に何を学びたいのかもう一度見つめることが大切だ。また、学科を変えても難易度に余り差がないので併願対策にもなっていない。力のある人なら獨協や青山学院も視野に入れて欲しいし、逆に心配のある人は明海、大東文化、東洋などを押さえてはどうだろう。神田外語は自宅からの通学が絶対条件の人には良い選択だろう。しかし全国レベルで見ると他の選択もあるのではなかろうか。
 淑徳にしても心理と社会では学ぶ内容はかなり違うはずだ。本当にどちらでもよいのだろうか。社会や福祉が希望なら東洋や立正なども視野に入れて欲しいし、心理が希望なら学べる大学は学科名は異なっても県内にもいくつかある。

Q2 新設大学にはどのようなものがありますか?
 12月11日に大学設置審議会から出された平成14年度開設予定大学のうち近隣のものは次のとおりだ。
@大学の設置
東京女学館大(国際教養学部、東京都町田市)、東京富士大(経営学部、東京都新宿区)、田園調布学園大(人間福祉学部、神奈川県川崎市)
A学部の設置
跡見学園女子大
(マネジメント学部)、埼玉工業大(人間社会学部)、十文字学園女子大(人間生活学部)、帝京平成大(健康メディカル学部)、東洋学園大(現代経営学部)、国士舘大(21世紀アジア学部)、昭和大(保健医療学部)、玉川大(教育学部・芸術学部)、目白大(経営学部)、立正大(心理学部)、関東学院大(人間環境学部)

Q3 試験には必ず大学まで行かなくてはならないのですか?
 次の大学は千葉で地方入試をおこなう。自分の受験大学があればオススメだ。
尚美学園大(総合政策)、駿河台大(現代文化・法・経済・文化情報)、文京女子大(経営・人間・外国語)、亜細亜大(国際関係・法・経済・経営)、高千穂大(商・経営)、拓殖大(国際開発・外国語・商・政経・工)、東洋大(文・国際地域・法・経済・経営・工・社会・生命科学)、武蔵工大(環境情報・工)、明星大(人文・日本文化・経済・情報・理工)、神奈川大(外国語・法・経済・経営・理・工)、神奈川工科大(工)、東京工芸大(工)

Q4 試験会場の下見の際の注意点はありますか?
 実際の試験と同じ曜日、試験開始時間に合わせて家を出よう。会場付近に行楽地がある場合など、平日と休日とでは混み方にかなり大きな差があることも。

Q5 センター試験の受験票を貰いましたが、何かしておく必要がありますか?
 受験票と写真票に同一の写真(縦4cm×横3cm)を貼る。試験時間中に眼鏡をかける者は必ず眼鏡をかけて撮影すること。

Q6 受験期の生活で気を付けることは何でしょう?
 体調に気を配り、特別なことはしない。手洗い・うがいの励行。試験1週間程度前からは、天気予報の確認、10時には就寝、6時起床を習慣化する。試験前日の夕食は「カツ」丼のような油っぽい肉料理は避け、「パス」タのような消化吸収のよいものを。炭水化物は脳の唯一のエネルギーとなる糖分の供給源だ。

Q7 受験の時は何を持参したらよいでしょう?
 受験票・写真票、筆記用具(H・HB・Fの鉛筆5本以上、プラスチック製消しゴム、携帯式鉛筆削り)、時計(計時機能だけのもの)、眼鏡、お金(電車の切符を買うための小銭を用意、万一のタクシー利用も考えて多めに)、弁当、上履き、ハンカチ・ティッシュ、交通機関の路線図、使い慣れた参考書、生徒手帳(受験番号を控えておく。万一受験票を忘れたときの身分証明書として使える)

Q8 もし受験票を忘れたらどうすればいいでしょう?
 気づいた場所(家からの距離)、試験開始時間との関係にもよるが、原則は取りに帰らず早めに試験会場に向かい再発行手続きをする。そのことで特に不利益な扱いを受けることはない。それよりも遅刻や到着がギリギリになることによるストレスの方が命取りだ。試験会場には早めに到着してトイレを済ませ、使い慣れた参考書などをめくってリラックスしよう。