◎Family◎
昨日の夜、かなーり微妙な本を読んだ。姫○カオ○○って人のなんだけど、知らないかな?
まぁ何が微妙って言うと、話自体は悪くなかったんだけど、主人公の設定が・・・ね。
お父さんはめちゃくちゃ厳しい人でいつも敬語で喋らないといけないし逆らっては
いけない。しかもこのお父さんただの厳しさって言うより異常なの。主人公の女の子が
眼鏡をちょっと外しただけで「そのほうが男に気に入られると思ってしているんだろう。
そんなのは不良のすることだ。」とか言うの!それに、普通の白いブラウスを「そんな
芸能人のような派手な格好するんじゃない。」って言って叱るの。白いブラウスなんて
おとなしさの象徴みたいな格好なのに。いつも命令口調で威張ってて、そのくせ理屈
なんて全然通ってなくて、娘には叱られる意味もわからないって感じなのに娘は
反発できないの。周りから見たら良くて義理の娘、悪くて会社の上司と部下に
見えるってぐらい。しかもすごい潔癖症で、他の人と食べ物をシェアするのは
絶対に嫌なの。その主人公の女の子が小さかった時、お父さんがお酒のおつまみに
食べてた塩辛が気になってちょっと触ってみたら、それだけでお父さん怒って
「新しい皿に盛りなおしてくれ。」って言うんだよ。自分の娘が触ったぐらいで。
お母さんも負けては居ない。お母さんは昔から痴呆症なのかなんなのか頭がちょっと
おかしい。言ってる事が意味わからないの。「小柄な人がうちのすみで隠れてミシン
で何か縫っているそのモーターの音のせいで背中に振動が来たから入院するはめに
なった。」とか言う。それにお母さんも娘のことなにもわかってないしわかろうとも
してなくて、「結婚なんてするもんじゃ無いのよ。結婚したらいつも誰かを憎みながら
生きていかないといけないのよ。だからあなたは私のそばで編物をしていなさい。
そのほうがあなたのためにも良いのよ。」なぁんて言う。諦めてるのか怖いからか
主人公の女の子は全く逆らわないで「はい、はい。」って話を聞くの。まぁ
それだから礼儀は物凄く正しいけど世間の普通のことがあまりわからない人に
育ってしまったのね。結局、この本のストーリーは、その主人公もひとつの恋を
境に親の言いなりにならないだけで良いんだって事を学ぶ、って物なんだけど、
でもゆいはあとがきを読んでびっくりした。だってこの主人公と家族の設定が、著者の
家族の設定をちょっとだけ極端にしたものだって書いてあったんだもの!!!
こんな厳しくて筋の通って無い事でいつも怒ってるお父さんと、ぼけてて何を言って
いるのかわからないけど厳しくあたるお母さんとその間で育った礼儀正しいけど
世間知らずのお嬢さん。そんなことって本当に有るんだぁ・・・って驚いた。
と同時に、ゆいって恵まれてるんだなあって心底思ったよ。父は意味わからない事で
怒ったりしないし、敬語で喋ることも無い。冗談ばっか言い合ってゆいが厳しい
ツッコミを入れることだってしょっちゅうだ。母も、たまに謎の発言をするものの
言ってることはわかるし、ゆいには兄弟も居る。弟と妹とも仲良いし、家族で話す
機会も多い。まぁこの本の主人公みたいな家族の方が珍しいだろうとは思うけど
現代の社会ではどんな家族が居たっておかしくないもんね。母子家庭も父子家庭も
再婚家庭も大家族も核家族も、皆それぞれ楽しかったり辛かったりするだろうけど、
この本を読んでゆいは、「自分の家族が自分の家族で良かった」って心底思った。
今のありのままの状態がありがたいと思えることは素晴らしい事、だよね???