◎Normal◎
ちょっと他の人より優秀だとひがまれて、逆に出来ないと落ちこぼれって言われる。
何か個性が有るといじめられて、かと言って何も無いと影が薄いって言われる。
じゃあ普通っていったい何なの?どこからどこまでが普通なの?普通の何が良いの?
普通じゃないって事はそんなに悪い事なの?普通の何がおもしろいの?

こんなにも人を規則で縛り付けて、「出る杭は打たれる」状態に世の中をしてるのって、
ゆいが知ってる中では日本と韓国と台湾ぐらいじゃないだろうか?韓国と台湾には
住んだ事もないし行った事もないので詳しくはわからないけど、韓国出身、台湾出身の
友達に聞いた話によると、日本と大差ないような感じのことを聞いた。学校の校則で、
スカートは何センチ、髪の毛は何センチ、靴下の種類、鞄の種類まで決められてる。
ちょっとでも違う事をすれば先輩に睨まれて、同じ学年の子たちにも生意気だって
いじめられる。それに、ちょっとでも規則からはみ出た事をすると、先生に呼び出されて
お説教喰らったりする。日本でも、都立の高校とかは厳しくなくて、髪の毛がオレンジ
だろうと紫だろうと、ど派手な格好で授業に出ようと自由な学校も有るけれど、校則
の厳しい私立のほとんどは本当に厳しいらしい。授業でも、静かに先生の話を聞いてて
黒板に書かれたことをしっかりノートに書き取っている生徒が「良い生徒」として
見なされる。うるさい生徒とか、疑問を持ったり違う意見をもったりすると、「何
でしゃばってんの?」と言う風に見られてしまう。これじゃあ学校が普通人間の工場
じゃ無いかと思われても仕方無い。

落合信彦やビートたけしの本では、よく、「日本の教育は言う事を聞くだけのロボットたち
を大量生産して来てしまった。」と言っている。規則で縛られて、先生の言う事と親の
言う事だけを聞いていれば良くて、授業でも「考える」事よりも「覚える」事を優先
させるから、小さい頃から10何年もそんな状況に置かれていた日本の生徒たちは
自分の意見もアイディアも持たない、ただのロボットになってしまった、と言うのだ。
ゆいは、日本に住む日本人全員がそうだ、とは思わないけど、落合信彦氏や
ビートたけし氏のこの意見は少なからず正しいと思ってる。インターなんかに行ったら
授業の仕方の違いにびっくりするんだろうと思う。静かに座ってノートを写しているだけ
の生徒は、「そんなことじゃ学費が無駄だから帰ったほうが良い。」なぁんて言われて
しまう事もある。(実際ゆいは通っていたインターで何度か先生の口から出たこの言葉を
耳にした。)他の国のやり方は解らないけど、少なくともアメリカ系の学校は、生徒が
物事を「覚える」事よりも物事について「考える」そして「意見を人前で発表する」事
の方が大事だと思っている。人と同じ意見しか言えないとかえって軽蔑されるぐらいだ。

ゆいは、アメリカ系の学校のこの教育システムが非常に気に入っている。普通人間ばっか
じゃ世の中つまらないと思わない?誰に会っても同じような意見ばかり言われたんじゃ
おもしろみが無い。まぁ、全てにおいてみんながみんな同じ答えを出すわけじゃ無い
けど(そんなの不可能だし)、もっと「自分の頭で考える」習慣を消さないように
しても良いんじゃないかな?とにかく、『普通』じゃないといけないだなんて考え方は
もう古いとゆいは思います。普通なんかで終わってしまったらつまんないって!