◎Poor◎
カナダの友達とKLでの友達の大きな差のひとつは、お金に対する考え方だと思う。
KLでの友達はインターで知り合った子ばかりだから、だいたいが皆、親の転勤で
マレーシアに来ている外国人(マレーシア地元の人では無い、と言う意味で。)か、
もし地元の人で有っても、高い学費を払ってインターに行けるだけの地位の有る
家の人たち、と言う風になってくる。そうすると皆、いわゆるお金持ちだし、
マレーシア人じゃ無ければヴィザが無いのでバイトも出来ない。だから自然と
親に養ってもらう事になる。一方カナダでのゆいの友達は皆カナダ人ばっかりなので
もちろんヴィザなんて無くたってバイトも出来る。それに、インターナショナル
スチューデントばかりの特別な学校では無く普通の現地人が行く大学に通っているので、
特別お金持ちが揃っている訳でも無い。だからそこそこお金持ちの子も居れば
遊ぶお金は切り詰めて、と言う人も居る。カナダでの友達は皆、夏休みはバイトして
自分の学費を稼ぐのに当てている。それが普通で、ゆいみたいに夏休みは飛行機に
乗って実家に帰って友達と遊ぶ、などという奴は信じられない贅沢、という感じ。
それがインターに通っていた頃の夏休み、毎年日本に帰れるわけでは無かったゆいは
「え?日本行かないの?」と意外そうに言われた事も何度も有った。不思議な事に、
ゆいはインターの子たちの中では貧乏に位置付けられるけれどカナダの大学生の
中ではそこそこ贅沢に位置付けられるのである。まぁそれも、周りの人たちの経済状況
が極端に違うのだから当たり前の事なのだが。自分としては、カナダの友達たちの、
自分で稼がないと大学にも行けないんだ。という雰囲気がすごく好きだったりする。
皆必死になって働いて、そりゃあ親に足りない分は出して貰うんだろうけど、
ほとんどの学費を自分の稼ぎでカバーしてしまう。そのほうが、自分で稼いだお金を
注ぎ込んだ大学だ、勉強だってちょっとは真面目に取り組む。お金持ちの子たちの、
親のスネかじってるくせに、親からお金を貰うのが当たり前、と思ってる顔とは
大きく違う。ゆいも自分で稼いで学校に行ってるわけじゃ無いから偉そうな事は
言えないけれど、でも、カナダでの友達たちのそうゆう姿勢は自分にも大いにプラス
になったと思っている。今までは、友達全員がとは言わないけど、ほとんどの
インターのお金持ちの子たちがお金に困る事無く遊びほうけているのにどうして自分は
いつも金欠なんだ???と不満を持っていたから、『お金が有るのは当たり前じゃない』
という事に気付けただけでもありがたいと思う。大企業の転勤で来ている人たちは
会社が家賃や学費を払ってくれるから、娯楽や子供のお小遣いに回すお金が増えてる
んだろうと思う。それを考えると我家は、自営業なのに子供3人の学費まで払って
その上綺麗なコンドミニアムにも住んでるんだから、遊ぶお金が皆より少ないのは
当たり前の事!まわりからは貧乏だと思われがちだけど、自分で、自営業なのにココまで
出来るなんて凄いんだぞ。って解ってれば良い気がする。それにちょっとぐらい貧乏
な方がお金のありがたみが解るってもんだ!同じ事するんでも、「うちは家計が厳しい
のに親が頑張って大学に行かせてくれてるんだ。」って思うから感謝もするし頑張る。
親のお金でブランド物の服を買いあさって自慢したり、親のお金で週何日も飲み歩いて
自分がカッコイイと思ってる誰かさんみたいにはなりたくないし、ならなくて
良かった!!(笑)これからも、お金があるのは当たり前じゃないって事を忘れずに、
お金を提供してくれる親への感謝の気持ちを忘れずに居たいと思う。