| バンブー通信 Vol.1 |
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初
めまして教育実習生の竹内和広です。2週間とほんとに短い時間ですがどうぞよろしくお願いします。今回から何回か通信を出して見たいと思います。第一回目は自己紹介です。 現在ぼくは北海道大学農学部で植物の生理機構について研究しています。 具体的には朝顔やサツマイモ、シソを試験管の中で育て環境条件を変えながら「なぜ花が咲くのか」についてその要因となる物質の探求をしています。生物を選択しているひとはいずれ習うこととなる「フロリゲン」の研究そのものです。研究をしているといってもこの前の2月から始めたので全然進んでいませんが・・・。 フロリゲンの研究というのはもう100年くらい続いているのですけど、今でも正体はとらえられていません。世界でもこの研究では日本の特に京都大学で盛んでした。瀧本先生という方がアサガオを用いて研究を進められました。 生物は一日の長さをだいたい知っています。人間もだいたい24〜25時間の周期を持っているとされていますし、1日の長さに適応して生きているのですね。通常では毎日何時間かはおきて活動し、何時間かは寝ていますね。2日くらいは徹夜もするでしょうけど、いつかは眠くなるもんですね。一生涯ねないでいきているひとはいないですし。 植物の場合は、一日の長さというよりも光が当たっているかいないかを感じているのです。例えばジャガイモなどを例にとってみても、簡単に言うと、明るい時間より暗い時間が長くなるとお芋を土の中につけるのです。アサガオでは一日の闇の時間におうじて花を咲かせます。光を感じ取っているところは葉だとされていて、葉っぱから茎の先端まで何らかの情報が伝わっているから花を咲かせるのだと考えられ、その物質こそが「フロリゲン」なのです。 今ではフロリゲンをみつけるというよりも、遺伝子を解析することが主となっています。シロイズナズナといって、遺伝子を扱う人なら誰でも知っている植物を使って、花が咲くときに働く遺伝子を見つけたりする実験などがおこなわれています。 ぼく自身はというとそのながれとは違い、純粋に物質をとろうと頑張ろうとしています。最近では資生堂の研究者のグループがFIF(Flower inducing factor)、つまり花を咲かせる時に必ず使われる物質を見つけ、これが、花をつけるときに必ず現れるとすれば、花の咲くということの指標になるのではないかと期待されているのです。 動物の場合はというと・・・ぼくたちは一日を24時間の周期として生活していて80年くらいは生きているけど、犬は人間よりもずっと短命ですよね。その違いは何で来るのでしょう?動物はダニからゾウまでいろんな大きさのものがいるけど、時間をどう感じているのかってかんがえたことありますか?じつは生物の大きさと時間が関係しているみたいなのですが・・・。 みんなが今読んでも面白い本をあげて今回は終わりにしたいと思います。 『花を咲かせるものは何か』 瀧本 敦 著 中公新書 『ゾウの時間・ネズミの時間』 本川 達夫 著 中公新書 |
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