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○国語総合 一般に医学部では記述式の試験はないからセンターレベルで事足りる。しかし、元々国語が苦手だった上に、京大と 東大受験を念頭に入れた勉強をしていた僕は国語の勉強をかなり多くやった。おかげで模試ではかなりの高得点をあ げることが出きるようになり、最低でもマークで8割以上、記述式でも偏差値70以上をたたき出すまでになった。以下 に示す方法で比較的成績を上昇させることができると思う。 なお、僕はセンター試験本番では、国語1の現代文を解いてしまうという馬鹿なことをやってしまったので、現代文を 解く時間が不足した。勉強して成績上昇させたにもかかわらず、その実力を発揮できなかったことは残念この上ない。 これから受験される方々はこのようなミスをしないことを願う。 ○現代文 私が最も苦手とする教科であった。かつて僕は、評論で「傍線部を説明せよ」といった問題、あるいは小説で「ある登 場人物の気持ちとして正しいものを選べ」といった問題では、正答率は高々5割で、自分のフィーリングの悪さを嘆いて いた。しかし、この世には国語の成績が良い人間がたくさんいる。彼らは果たしてフィーリングだけで解いているのだろ うか。そんなことはあるまい。何らかの解法があるに違いない。そう思ったものの、現役時には現代文の勉強をしてい る余裕はなかったので、これに気づかずに終わった。しかし、再受験の勉強をはじめて半年以上してからようやくわか ったような気がしている。実際に成績に反映されるようになったのだ。 僕は「出口の現代文シリーズ」に頼った。僕の勉強法と考えあわせて記すと以下のようになる。 隔日でよいから現代文の問題を解く。問題はマーク式。この際、難しい問題を解いてはならない。模試での偏差値が 50台、或いはそれ以下なら国語1、2ではなく国語1の問題を解く方がよい。全統マーク模試等には国語1の問題も付 属しているのでそれを利用すると良い。黒本や白本でもいい。簡単な問題を解いて高得点をとる練習をするべきであ る。 その時に重要なことが2つある。1つは本文をきちんと読むことである。読むとはどういうことか。誰しも経験あるこ とだが、何度も読んだマンガ本を時間をおいて再び読み返したときに、以前読んだときにはなかったコマに巡り会うこと がある。つまり、以前読んだときには、すべてのコマを読んだつもりだったのに、実は読んでいなかったのだ。読んだコ マだけをつなぎ合わせて自分で勝手に解釈し、読んだつもりでいたのだ。国語の問題を読むときに、このような読み方 をすると、本当に読んで理解したところをつなぎあわせて、文脈を自分で勝手に作ることになる。この文脈は筆者と同じ にならずに、筆者の主張とずれてしまうことが多い。当然、問題を解いたときには正答にたどり着かない。これを避けね ばならない。一字一句、丁寧に読みすすめることで、筆者の主張する内容を理解することが重要である。 2つ目は、解答方法である。回答の際にその根拠を探し、どんな経緯でその根拠に至ったのか、他の選択肢はどこ が誤りであるかを理論的に指摘する。何となくこれというのは理由になっていない。ここに書いてあるから正解だ、或い は、ここに逆のことが書いてあるから誤答だ、といった根拠を見つけることが重要である。これによって正答の導き方を 学習するのだ。僕は現代文の問題集だけで、10冊以上こなした。 尚、漢字を全問正答するのは当然である。秋以降になって漢字練習などをやる暇はない。市販の問題集が幾らでも 出ているから1冊仕上げる。早いうちに手をつけて、遅くとも夏には一通り完成させる。 ○古文 基本的には外国語である。と言っても、英語と異なり覚える量は大したことはない。かなりの部分を知っているから だ。基本古語500個前後の暗記、助動詞の意味活用識別をはじめとする古典文法、敬語、文学史をマスターすると、 これでことは足れりである。まず、必修古文単語(桐)と古典文法(河)を最初にマスターし、古文の文章を読んだり、問 題を解いてひたすら沢山の文に親しんだ。1日3つくらい「読み解き古文単語」(Z会)を音読して意味確認したり、黒本 や白本をはじめとするマーク式問題集を解く練習をした。 単語はサボっていると忘れてしまうので、一日10分でよいから必修古文単語(桐)を復習した。文学史は最近のセン ター試験でたまに出題されることもあるので、広く浅くやった。覚えなければいけないことは、作品名、著者、年代、ジャ ンル、特筆すべきことである。あまり難しいところまで覚えない方がよい。やり出すときりがないのだ。細かいところまで 覚える時間があったら、もっと別のことに時間を使う方がよい。 ○漢文 基本的には句法を覚えるだけでよい。あまり難しいところまでやらなくても良い。否定や反語、再読文字など、出題さ れる可能性の高いところは特に重点的に覚える。白文に返り点を施す問題が出題されるが、決まって句法と関連する ので、パターンを頭の中にたたき込む。その後、マーク式基礎問題集(河)やマーク式問題集(代)などの易しめの問題 集から手を着け、問題演習した。わからない漢字が出てくることは避けられないが、意味は熟語を作ってみると意外と 容易に推測できる。このためにも漢字は重要だ。漢文は比較的楽に得点源となる。 ○センター試験マーク問題 漢文、古文、現代文の順に手を着ける。漢文と古文で30分以内に終わらせる。これらは知識がものをいうので、わ からないものをいつまで考えてもわからないのは仕方ないのだ。せいぜい30分ちょっとで終わらせる。次いで評論25 分、小説20分くらいで解く。この順番はどちらでも良いと思う。古文漢文は解き終わっているので精神的にも楽に時間 をかけて問題に打ち込める。一番やってはならないことがある。最初に現代文を一通り解くのだが、わからないところを 残しておくことである。これは、古文漢文を解き終えた後で現代文に戻って、ゆっくりと解き直そうという考えである。し かし、こういう解き方をするとどうしても筆者の主張をゆがんで理解してしまう。最初に読んだときの印象に残ったところ だけを拾った文脈として頭で理解しているので、誤答を導いてしまう場合が多い。 なお、僕は11月以降、センター試験直前までは、3日に2回くらいのペースで、白本、黒本と青本の問題集を解いた。 この時期からは問題になれることが重要になる。国語は8割得点を目標にすれば良いだろう。それ以上を目標にする のは得策ではないだろう。 ところで、今回、再受験をして痛感したことがある。国語力の上昇は全教科の成績上昇に重要な役割を果たすこと だ。特に生物の記述や英語の訳等は、事実上国語の問題だったりする。小論文を課す大学などでも国語力は重要 だ。医学部受験生はどうしても数学や英語の勉強を中心に行わざるを得ないが、国語の勉強も大切である。
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