君がいない

それで僕は楽しくない

 

足りないカケラを探しに行く

 

ころがりながら僕は歌う

 

「僕は君を探している

足りないカケラを探している

さぁどこへでも

さぁ行くぞ」

 

強い太陽の日差しあれば

涼しい雨も降る

 

雪で凍えたかと思えば

また

ポカポカのいい天気

 

僕の身体は欠けていて

あまり早くはころがれない

あまり長くはころがれない

それで立ち止まっては

いつかの昔を思い出す

 

人を愛したり

愛されたり

こんな愉快なコトはない

 

どんどん進む

 

「僕はカケラを探している

野を越え山を越え

僕のカケラを探している」

 

雨に降られようが

地面に倒れ込もうが

 

時には山をのぼり

またくだり・・

 

とうとうある日のコト

 

「僕はカケラを見つけたぞ

僕のカケラを見つけたぞ」

 

しかしそのカケラは言った

 

『私は君のカケラじゃないからね

誰のカケラでもないからね

私は私だよー』

 

僕はがっかりしていった

「そう、じゃましてごめん」

そしてまたころがっていく

 

 

 

 

つづく