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研究日誌
大学に入って四年目。
やっと勉強から研究に移るステップを踏み出した樹沙です。
自分の記録と戒めの意味に加えて、これから研究をしていこうという人たちの参考になればと、日誌をつけてみます。
ぼちぼち充実させていきます。
28th/July/'05
今日から来週の月曜日までは試験勉強一筋にする。ちょこちょこと用事もあるのでそれでいっぱいいっぱい。
正直、興味もあまり生じなかった授業の試験が2つ火曜日にあるので、短期集中で終わらせます。
気分転換に論文も目を通す。本当に気分転換程度、ざっとだけ。
今は管楽器やピアノの各種振動解析に関する論文が中心。
読む物はいくらでも有り。読むためのまとまった時間を無理に確保しようとするよりも、隙間を見つけてちょっとずつ進めていった方が効率的かな。
27th/July/'05
朝から図書室にこもって論文探し。
関連のあるのが大分見つかったのでこれで少しは滑り出せそう。
でも、今日は一日授業を受けて、授業(録音実習)のための練習をして、これから試験勉強…。
早く論文を読んで研究に手を付けたい…。
26th/July/'05
今までフォートランと格闘。
コマンドプロンプト好きだわ。
今から論文読み&専門書で勉強。
その後試験勉強…かな?
25th/July/'05
残響組(藤原研・尾本研・鮫島研)合同ゼミ。先輩方が学会発表を控えているのでそのリハ等を聞く。
自分の研究に対してしっかりとしたビジョンを持てていないことを痛感。
…話は変わるがやっぱし分かっていないことを「えへへ」と笑いながら発表することはみっともないんだなと感じてしまう。
正式な場ではともかくとして、ゼミ等の場では分かっていないことをプレゼンの中で言うこともときにはある。けれど、その時はその時できっちり何がどうなっていてどこがどう分からないので教えて下さいって伝えなければと思う。ゼミなど、聴衆が親しい人たちだと、皆、つい笑ってごまかしがち。けれどもそれでは伝わらないし、プレゼンをするということは、自分の発表を聞いて貰うために人に時間を割かせているというのに、それに対して無責任すぎる気がしてならない。
厳しすぎ?
や、まだ合同ゼミでは発表していない私が言うべきことではないのかもとは思うけれどね。気になったんです、ごめんなさい。
24th/July/'05
〜お休み〜
自分の人生に想いを馳せる。
23rd/July/'05
今日は複数のマイクを用いて録音・再生した際の音像定位に関する実験の被験者。
被験者はやっぱし勉強になります。うちはあんまり被験者実験とかしない研究室やからそういう意味での役には立たないけれど、やっぱし、その人の研究を近くで見るチャンスですから、そういう意味ではとっても貴重。もう一件被験者を控えているからこっちも楽しみです。
今日は1mほど離れた所に、直線上に1〜7の数字が振ってあり、そのうちのどこに音源があると思うかをマークするという実験。はっきりここだって言えるものもあれば、3〜5のどこかとしか思えないもの、音程によって知覚する位置が変わってしまうもの、両端から分離して聞こえてしまうもの、色々あった。それらを一概にここ、と言って数字としてマークするのはなかなかに難しかった。
被験者をしていていつも強く感じるのは、非常に多くの情報が捨てられているということ。被験者をしていると、与えられた解答用紙に当てはまらない答が本当に沢山出てくる。でも、実験者側としてはそれらをいちいち拾っているとデータの整理ができないということも理解できる。難しい。
そういえば、前にゼミの時にデータ整理の話が出た。被験者実験の分析って凄く厳密に行っているイメージがある。何々分布であるとか、有意差が、誤差が、残差が云々、と。それに対して私たちのような解析やシミュレートなどを行っている所では、一生懸命厳密式を立てて計算して…でも、最後に出てきたグラフに対する考察は目分量。別に誤差計算をする訳でもないし、よく聞くフレーズとしては概ね良い結果、だの、計算結果と実測結果はよく一致、〜の影響をある程度予測可能、だの。厳密なんだかアバウトなんだか…。
その後昨日失敗したTeXのインストール。自力ではどうしても上手くいかないのでツール探しの旅に出る。あべのりさまのソフトのおかげで(恐らくインストールされたののバージョンはひとつ古いものの)あっさり成功。本当に有り難うございます!
(金欠病で参考書を買うお金がないので)TeXWikiさんのサイトを参考に入力と表示の練習。確かにインターネットは全ての情報が正しいわけではないし、必ずしも充分な訳ではないけれども、話題によっては、そしてきちんと取捨選択さえ出来れば非常に便利。正直、これがないとどうなるのだろうかとぞっとしてしまい、そんな自分が情けなくなる。
TeXの感覚はhtmlに近く、使いやすい。普段からhtmlのタグも手打ちだし、コマンドプロンプトも使い慣れていたおかげで抵抗がなく、すんなり進む。後は実践あるのみ。
22nd/July/'05
朝一で学校に来て研究計画書を再び先生に見せに行く。「わかりにくい」との指摘を受ける。あぁ、確かに作ることにいっぱいいっぱいで書き方にこだわるのをすっかり忘れていた…。っちゅーかそこも大事だろうが。結局第5版まで作った、時間があったらもっと行ってたことだろう…(確信)。
その後、願書を提出に行く。院は学部と違って研究機関です、その意識をしっかり持って頑張らないとね!
授業終了後、PCと格闘。有限要素法のシミュレート用にFortranのコンパイラと、論文などの作成用にTeXのインストールを試みる。TeXはかなり頑張ったけどどうしてもコマンドを認識しない。何が悪いのだろうか。疲れ果てた所で取り敢えず諦めてFortranにチャレンジ。すっと通ったのは嬉しかった…。
やっぱり先輩たちの言うとおり、早いところTeXのソフト付きの本を買うことにしよう。Fortranも勉強を始めます。
21st/July/'05
先生がつかまらない…。
研究計画の確認が…。
いっそ、前のまま出そうかしら。
ぎりぎりに動くものじゃないよ、ほんとに。
自分はともかく、人は自分の計画通りには動いてくれないのだから。
今日おっけーもらえなかったらやばいっすよ、私。
そんなで、やる気が起きない。だめじゃん、私。
でも、そんなん言っている場合じゃないのでちょこちょこ手直し。はぁ。
20th/July/'05
やばい。
昨日提出した研究計画に大きな穴が発覚。
どんなのかって?もうその研究は終わっちゃってたっていう穴!!
大急ぎでその論文を読む。
関連の論文も読まなきゃ!!
明日には研究計画を仕上げて院の願書に添えて提出しなきゃ…!
やべぇっ!
……。
新たな研究テーマの発掘含めて研究計画書、30分で仕上げた。
…明日先生に見せるのが怖いなぁ…。
19th/July/'05
CMフェスやなんやと一騒動が終わった。
ぼちぼち院の願書を出さなきゃ、あと10日だぁと思っていたら、昼休みに友達と話していて今週末(明々後日)が締め切りな事に気付く。
やべっ。
しかもそんな日に限って一日忙しい。
うぎゃぁと半泣きになりそうになりながら授業やなんやとこなしてから、鮫島先生に見せる研究計画書を仕上げる。
正直、しっかりは読めていない文献や論文(概要を読んだ程度)の話を盛り込んでしまう。
先生に見せに行く。
結構勉強不足・下調べ不足がイタかった。
ただ、思ったのは、やっぱりこんな風に誰かに何かを話しに行くときには書面なりぱわぽなりを用意すべき。自分にとってはどんなにすっきり整理された話であっても、相手にとっては初めてのもの。口頭で伝えるだけじゃどうしても理解しづらいし、忘れていくから後から見直すということが出来ない。そうして気付いてもらえる穴や視点に気付かれない。
先生も何度も私の作ったプリントを見直してこれは、こっちはどうなのってつっこんで下さった。口頭で伝えるだけじゃもっと長い時間をかけてもこれだけの充実度は(今日の話が十二分に充実していたかはさておき)得られなかったと思う。
プリントの作り方はやっぱり執行部になる前の3、4年会議の時と執行部時代に鍛えられたなぁ。
取り敢えずは下手でも数作って反省することやね。
これまでもずっと感じてきていて一番やりにくかったところなんだけれど、やっぱり、先生と私の間の温度差が大きい。
それは先生が手法の提案に最大の興味を持っている人だから。
特に今回は管楽器の音と材質の関連という、扱ったことのある人にしかなかなかピンときにくい話題を扱っているだけに、どうしても私がやりたい話題に先生がのめり込んでこれないのが分かる。そして、先生が一生懸命提案して下さることを学んでみて、今ひとつ燃え切れない自分がいることも分かる。
先生は優しい方だから、うちが絶対やりたいって譲らなければやらせてはもらえるけれども、やっぱりそれじゃちょっと寂しいな。
どうにか先生にもこの楽しさを分かってもらいたいな。そのためには先ずは自分が頑張らなきゃだね。
15th/July/'05 研究テーマ決定(仮)
院の願書の締め切りが近づいてきた。
もう迷っている余裕はない、ぼちぼち切実。
今は基礎的な手法の話でも、いずれ楽器に結びつけられるようなことをしたいと思う、そこはやっぱり譲れなかった。色々な論文も読んできたし、専門書も勉強してきたけれど、正直言ってどれも私にとっては現実感のない話だったから。
でも、今まで誰かが考えてきたことを追いかけても仕方がないので、何か新しいアプローチを考えたいと思う。
簡単でも、単純でもいい。発想の転換、新しいアイデアを出したい。
友人Fと話していてその辺りが少し見えてきたので、自分の中で4年〜M2の間の研究計画仮決定。今日から文献を調べて、先生に相談して、来週の合同ゼミでプレゼンまでこぎつけれるか…?!
ちゃれんじあるのみ!
14th/July/'05
ここ暫く論文をあさっている。
うちの先生はヒントは本当にいっぱい(というか色々あっちこっちの話題について)多すぎて混乱するくらいにくれるのだけれども、自分からこれこれについてこういう風に進めていきなさい、ということをいう人ではないので、どうしたらいいものか悩む。
私も四年生になって、極めて大きな「大体こんな研究をするんだろうな」という枠はあるものの、一体どこから手をつければいいのかが全く分からなかった。取り敢えず先生が「こんなの面白そうじゃない?」と言われる度に専門書を読んでいたけど、それはあまり賢いやり方ではないことに気付く。
専門書を読み進んでもピンと来ないし、本質が分かるようになるまではかなりかかるし。でも、肝心の「何でそうなるの」「何が問題なの」というところはあまり見えないし。
じゃぁ、どうしたらいい?
私にとっての答は「論文を読むこと」だった。
それに気付けたのは論文を輪講で発表できるように一本きっちり読み込んでから。
そうすると、いかに専門書に書かれていない情報が多いかに気付かされた。ある意味専門書と論文はまったく別の存在なんだって。
論文を読む、ということはきっと自分が研究を始めるにあたっての一番の近道なんだろうな。全部理解することは無理だけれど、そんなことよりも実際の研究に触れることが大切であり、面白く、近道。
だまされたと思ってやってみよう。
今日の収穫:英語の論文を五本ほど。楽器の材質に係るものと、声道の解析についての論文。
頑張って読まなきゃ。
楽器音と声は非常に近しい所にあるんです。同じような手法とか使えるしね。
そんな訳で、声についてのいいものがあればそれを楽器に応用しようと考えて論文探しをしていた。実際、解析については楽器よりも声道についての方が断然論文の数があるのよね。だからこそ、私にもまだできることがあるのかもしれないけど。
視野を広げすぎるのは大変だし手が回らなくなるけれど、ひとつの分野だけをみるというのは避けるべきかなと思う。全く違うように見せかけて応用できるんやない?ってのが結構あるから。
序章・研究室決め
私には入学前からつきたいと思っていた先生がいた。
楽器音響学をやろうとこの学校に来たのだが、私が大学三年の夏にうちの学校では唯一楽器音響学をやってらしたその先生の研究室が、諸般の事情により学生を受け入れないことになってしまった。
取り敢えず、困る。
どうしよう。
困った。
でも、ぶっちゃけどうすればいいか分からなかったので、取り敢えず他の先生のやっていることに目を向けるものの、そっちに行ったら行ったで面白いしのめりこむのだろうけど、いまいちこれっ!て思えるのがなかった。
沢山の先生や先輩たちにも相談したが、もちろん皆様もどうするのが一番いいなんて言える問題でもなかったので、色んな人からアドバイスをもらって、私はあっち行きこっち行きうろうろうろうろ。
そうこうしているうちに、研究室の希望調査締め切りが迫る。選択の幅は殆ど狭まっていない。しかしそうも言っている場合ではないので取り敢えず図書室に入り浸って過去の卒・修論や専門書に目を通しまくる。
自慢するわけではないが私はそれなりに成績を取っていたので、クラスの皆からしてみれば私の動き次第で定員からあぶれるというなかなかにどきどきな状況だったと思う。それに関しては本当に申し訳なかった。実際、それでちょっとだけ冷たい目を向けられたこともあったしね。私は正直、どこも第二希望以下の研究室だったんだもの。どこに行っても精一杯頑張っていく自信はあったけれど、彼らにしてみれば当然、自分は本気でここに行きたいと思っているのに何でお前がって思うもの、ね。
でも一番嬉しかったのがそんな立場にいた人から、周りのことは気にせずにいきたいところを探せ、って言ってもらえたこと。院も考えていて、何が何でもその研究室に行きたいって思っていた人から言われた言葉だけに、重かった。
正直、私はこんな状況下でそう言える自信はないからね。
結局、担任の先生と話し合った結果、建築音響学の手法を楽器に応用できるのではないかという話になり、音場再現・再生などに加え、建築音響学の中でも特に解析等の手法の研究を専門とされている鮫島先生の研究室に決めた。ま、ここだったら誰も追い出される(苦笑)心配がなかったからってのも無きにしもあらずやけど。まぁ、だから罪悪感がなかったってだけでってそのために決めた訳じゃないけどね。
先生には申し訳ないけれど、やっぱり本当に打ち込めることを見つけたいから、お願いします、やらせて下さい。
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