11/11(月)

  どうしてだろう。ただ幸せになりたかっただけなのに。楽しい時間が続いて欲しかっただけなのに。私の願いは叶わず悲惨な結果しかでなかった。辛い。苦しい。幸せな時間が好きなのに。私は元気になりたかった。心から何もかも楽しみたかった。だから、その土台が欲しかっただけなの。
  どうしてだろう。頭がぐるぐる回って気持ち悪い。

  いろいろやっても、あんなことをしても、私の期待を裏切る。一番嫌なことを返す。だんだんやけになってエスカレートしても同じ。また一番嫌なこと。
  どうしたらよかったの。 どうすれば私は答えを引き出せたの。

11/10(日)

  午後9時12分。電車の中。携帯で自分宛に書いたメール。こうするしか、気持ちの発散しようがなかった。

  『昔まで死にたいとか死のうとか思わなかったけど、見るも無残な死体になりたいと思うことがある。もとは人間だったかもわからない死体になりたい。とにかくぐちゃぐちゃがいい。それくらい苦痛しかない。気が休まらない。苦しい時間が長すぎる。辛い辛い辛い辛い。でも誰にも言えない。迷惑かかるのが恐い。受け入れてくれるひとがいない。だから辛い辛い辛い辛い。』

  この後、私は人生のいちばん底を感じた。生活的なことじゃなくて、精神的に。最悪だった。あんなメールで気をまぎらわし、待ち合わせの場所にいった。彼が友達というほかの女とでかけている場所に。その後なんだ、私は。なんて最悪な状況なんだろう。5分早くついた。駅まで迎えに来てはいなかった。5分待った。約束の時間。何も連絡がこない。電車のなかで考え事をしていたら気持ち悪くなって、立てなかったので駅で座って待った。15分まった。足がしびれた。でも、体勢を変える力がない。人の流れをみつめても、そこに姿はない。それから10分たった。メールを送った。最大限我慢して、ほんとは狂いそうなのを抑えて。
  「さむいからはやくきて」
  本当は寒いなんてどうでもいい。ただほかの女といるのが気に食わない。それが普通だと言い切る彼が許せない。あんなに私が嫌がったのに。断ればよかったのに。どうして。約束から25分が過ぎた。電話をした。留守電。
  頭が混乱して、よくわからなかった。わかりたくなかった。何もかもがどうでもいい、何もなくていい、ただこの悲しみをどうすればいいのかわからない。もう私は狂ったのかもしれないと自分で思った。
  それから5分。もう目の周りは真っ黒。「家にかえるだけなのに化粧をするの?」と母に言われたマスカラは、跡形もなく流れてた。床に座り込んで、持っていた荷物で顔を隠した。それでも、私は人の波を見つめていた。カップルが手をつないで、私の前をとおりすぎていく。このなかに、あの人がいたらどうしよう。また、電話をした。2回は留守電で、3回目に出た。「ごめん 聞いてた」何を聞いていたのかなんかわからなかった。というより、わかる必要はなかった。それより、私がそこから読み取った情報は『私のことを忘れていた』、それだけだった。
  私は今まで何をしていたんだろう。何を待っていたんだろう。宝くじがあたるかなんてことよりも、きっと希望をもっていたのに。そうやって、半年、取れない不安と一緒に毎日来たのに。無駄なものを持ってきた。こんなの、全部捨ててくればよかったんだ。
  なぜ二人ででかける必要がある?なぜ私があんなに嫌だと訴えたのに行く?なんで?どうして?そんなことしたら、どうなるか、何も考えていないでしょう。その女の子が最近元気がないことなんて知ってる。たしかおばあちゃんを亡くしたりで、いろいろつらいことがあったんだ。でも、それが私に勝るのか?いや、というよりも、あなたにとって「私が一番大事だ」って。その意味ってこれくらいってこと?どういう判断であなたはこんなことにしたんだ?わからないよ。まったくわからない。
  電話でその言葉を聞いた私は、もう我を忘れて怒っていた。どういう順番で行動を起こしたか、その当時何を思ったか、よく思い出せないけれど。私は彼を殴りたかった。私のこの半年間の苦しみをなんとも思っていないあいつに思い知らせてやりたかった。毎日毎日何も楽しめないもやもやした不安。毎日毎日死にたいと思う気持ち。毎日毎日安心して信じることのできない気持ち。半年間、半年間私はそれに悩まされてきたんだ。ずっと、つらくて、くるしくて、どうしようもなくて、なにがなんだかわからなかった。なのに、どうして。
  道のどまんなかで、私は彼を殴った。怒鳴り散らした。殺す、とも何度もいった。相手はひたすら驚いていた。だって、私の中にあるこの恐ろしく重い不安に気づいていなかったんだもん。だから、私の怒りが一体どこから生まれているのかまったくわからないようだった。
  ひとしきり怒鳴って、暴れて、私が帰ろうとすると、彼は言い訳をした。無駄な言い訳をした。忘れてたことを認めた。本当にバカだ、この人。本当に学習能力がないんだ。もう許す気もない、気持ち悪い、触るな、ついてくるな!私は叫んだ。「そういうわけにはいかない、こんなに怒っているからといって、ああそう、もういいのなんてほうっておけないだろ。」と。頭が悪すぎる。こんな極限状況にそんな判断は遅すぎる。あんたが放っておいたからこうなったんだよ、わからないの?遅いよ、どうしていつも気づいてくれないの?私のことがどうでもいいのは別にかまわない。好きじゃないならそれでもいい。でも、なら、どうして私しかいないと、私が好きだと言ったの。

11/5(火)

  心底楽しめること。それが、ない。たまに愛想笑い。あぁ、私も嘘をついてばかりなんじゃないか。

11/4(月)

  本当は絶叫したい。嫌だ!不安なの!って泣き叫んで暴れたい。不安定な日がつづいて、何かに集中してないと辛いことがある。この不安はどこにぶつければいいんだ。

11/3(日)

  自分の視点が90度くらいまがっていて、何もかも歪んだ裏があるように感じる。彼氏の名前は何かって?ほっといてくれ、なんで他人にそんな話をする必要があるんだ。愛想笑いをしなきゃいけないから、仕事は嫌い。他人も嫌い。日々の中で一瞬だけやってくる「何もしない時間」は私を追い詰めている。

11/2(土)

  足場がゆるくて楽しい思い出を積めない。何もかもどろどろって崩れる。毎日の記憶が蓄積されなければいいのに、ポンコツ脳なんだから、余分なものは捨てればいい。

11/1(金)

  どこにいくの 誰といくの どこにいるの

  やはり毎日苦痛だ。