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八幡高校新聞第4号第4面




















「先生の不思議を探る」

「借りてきた猫」をきっかけに、八幡高校生の実態を追求してきたが、視点を変えて、今度は「先生の不思議」を追求してみたい。そのきっかけは、顧問の○○先生の発言だった。
「よく考えてみたら、先生の行動パターンというのも不思議だ。前の学校で寒い冬の日に、スリッパではなくて革靴を履いていたら、同僚の先生に
『あんたは変わってるね』と言われたことがある。しかし考えてみたら、冬のくそ寒い日にスリッパを履いている方が変わっているのではないか?雪が降っている日にスリッパでは寒くて、俺は風邪を引いてしまう。冬にスリッパを履くなんて冗談じゃない。」
 確かに先生方は冬でもスリッパの人が多い。そこで、
「先生の行動で疑問に思うこと」
を話し合ったら、結構意見が出た。
「理科や看護の先生ならともかく、なぜ先生はよく白衣を着ているのか」
「なぜ先生は自分のことを言うのに『先生が〜してやろう』というように、自分に対して『先生』という言葉を使うのか」
などがあがった。早速質問をこの三点にしぼって、先生方にアンケートを取ってみた。以後はその考察だ。

「なぜ先生は白衣を着ているのか」
−「チョークの粉対策」が主な理由だ!

 
 今回取材した○○先生のように、「昔から医療関係の仕事にあこがれていたので、白衣を着ている」という回答をいただいた例もあったが、最大の理由はチョークの粉対策だった。「白衣を着ることがありますか?」という質問に対して、合計六人の先生が「はい」と答えていただいた。「いいえ」は十七人だ。「はい」の内訳は、理科の先生が二人、英語二人、国語も二人である。衛生看護科の先生は、白衣を着るのは当然と思われるので質問をしなかった。
理科の二人の先生については、実験をする機会もあるし、言うなれば納得できるものだ。問題は英語と国語の合計四人の先生である。
「なぜ白衣が珍しいのか、そっちのほうが理解できんわ」
ということを最初に言われた先生もあって、ちょっと面食らってしまった。生徒と先生の認識には結構ずれがあるのではないだろうか。どう考えても、英語や国語を教えるのに白衣が必要とは思えないからだ。もっとも、そう言われた先生自身が、
「実は八幡に転勤してきたときは、職員室に白衣を着た先生がたくさんいて、それを見て『さすがに看護科があるから、こんなにお医者さんがいるのか』と驚いた。ところが、その白衣の先生方は国語や数学の先生ばかりで、それが分かったら『なーんだ』と思った」
とも話された。
先生!その感覚は、今回の私たちの疑問と全く同じ次元の話ですよ!
「ではなぜ、先生は白衣を着られるのですか?」
と聞いたところ、先生方の答えは極めて明快だった。
「チョークの粉で服が汚れるから、その対策です」
言われてみれば、我々も毎日の当番というものがあり、黒板を消すという仕事をするときには、チョークの粉の被害にかなりあっている。あれが服につくとかなり困る。そのための防御服だったのである。
ある先生はこう語ってくださった。
「私はすごい汚し屋なんですよ。白衣を着ないと粉だらけ。でも、夏は暑いから冬だけ着ます。私の冬バージョンなのよ」
つまり防寒服も兼ねていたのである。また、別の先生は、
「三、四着持ってますよ。わざわざ自分のネームも筆記体で入れてあります」
とおっしゃった。こだわりの対象でもあるのだ。ちょっとうらやましい。

「なぜ先生は冬でもサンダル履きなのか」
−「な、なんと!質問項目で大ボケ」

 この質問については、質問項目で大失敗をしてしまった。
「先生は普段何をはいておられますか」
という質問にしてしまったためである。当方としては
「スリッパ」
「スニーカー」
「革靴」
などの答えを期待したのだが、出てきた結果は、
「ブリーフ」
「トランクス」
このように下着の回答が半分以上であった。蛇足ながらブリーフとトランクスの比率は大体同じくらいであった。ブリーフはむれてしまって、体に悪いそうだから、先生方、下着はトランクスのほうがいいです。
ただでさえ回収率の悪いアンケートが、さらに数少なくなってしまって、データどころではなくなってしまった。しかし、そのような条件を割り引いて考えても、このアンケート結果には疑問が残る。
なぜかと言うと、「冬でもサンダルを履いている」と回答された先生が、たった一人しかおられなかったからだ。いくら何でもそれは納得できない。昨年の冬の状況を思い出しても、かなりの先生が冬でもサンダル履きだったように記憶している。アンケート調査が冬でなかったので、先生方は記憶を間違われているのではないだろうか。
明確に「靴を履いている」と答えられた先生には質問をしに行った。その先生は次のように語られた。
「前の学校がすごく荒れていたので、何かあったときに生徒を追いかけるのにスリッパでは動きにくく、かつ危険。八幡高校では必要ないことだけれど、靴に慣れてしまったから」
こういうのはきわめて明確な回答だったが、他のアンケート結果にはどうも疑問がわいて仕方がない。
なお、先ほどの「サンダルを履いている」と回答された先生は、「なぜ冬でもサンダル履きなのですか」という質問に
「私もなぜかと思っていたんです」
と答えられた。ご本人自身が、理由がわからないのである

「なぜ先生は自分のことをさして『先生は』というのか」
 この質問については、「私はこういう言い方をしない」
という回答が非常に多かった。
「こういう言い方をすることがある」
と答えられた先生は、わずかに二人である。その回答は
「教師と生徒の立場の区別」「親代わりのような気分で使ってしまう」
であった。
それに対して、圧倒的に多かった意見はこれだ。
「私はこの言い方を使わない」
このような意見を寄せいていただいた先生は、それ以上、特にこれといったコメントはなかった。わずかにお一人だけが
「そんな言い方は、アホが言うこっちゃ」
と書かれたのみである。
 実態は果たして、そうであろうか?サンダル履きの件と同様に、どうも納得できないのである。他人の癖や特徴はよくわかるが、自分のことになると意外に意識をしていないものである。
「先生方の口癖」
のようなものだから、ご自分たちでは使っていないつもりでも、ついつい口に出ていると言うのが実際のところのような気がしてならない。
授業や部活のときに先生方の言動に注目していると、どうも別の結果が出るようながしてならないのだが。
継続気調査をしてみたい。

編集後記
 今回は予定していた発行日からだいぶ遅れたので、大変だった(K)
 今回はかなり張りきりました!(Y)
 今回取材が初めてだったので、編集するのが大変だったが、楽しかった(M)
 一年生で初めてなので緊張した(Y)
 初めての取材で戸惑いもあったけど、楽しかったです(K)
 パソコンが来てうれしかった(F)
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