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「文化部にスポットを!」
今回、秋季の高体・文連の特集を新聞部では組むことにした。どちらかというと、運動部の活躍の方が目に付いたのだが、運動部にスポットを当てるのではなく、今回はあえて日頃目立ちにくい文化部にスポットを当てることにした。このような機会でもないと、どうしても注目されにくいからだ。様々な文化部が活躍したなかで、次の三つの部を紹介することにした。
「写真部」
第二十一回県高校総合文化祭の写真部門(県高校文化連盟写真部部会主催、全日本写連、朝日新聞後援)に、我が八幡高校一年二組○○さんの「少女」という写真が特選で全日写連・朝日新聞社賞に選ばれた。○○さんは、今年の五月に入部したばかりで、写真をやり始めてまだ半年ほどしか経っていないが、今回の受賞で腕がいいということが明らかになっただろう。
日頃、写真部でどのような活動をしているか知らない人がほとんどだと思うのでここで紹介しておこう。毎週月曜日の放課後に活動をしており、写真撮影はもちろんのことだが、現像から焼きつけまで自らの手で行っているのだそうだ。部員の人数は、女子六人、男子一人で成り立ち、その男子部員にとっては持ちきれないほどの両手に花状態のことであろう。(ただし、その男子部員が毎週出席しているかは不明である。)
話はもとに戻るが、○○さんの「少女」について話しておこう。
この作品は、滋賀県下二十一校・二百六十三点出品されたうちの一つであり、入選作品四十九点のうちの一つでもある。数だけを聞くと、あまりすごいのかどうかよく分からないが朝日新聞に掲載されたのは、入選作品四十九点のうちの三点だけであったのでやはりすごいことなのである。本当はその作品を載せたかったのだが、用意したのは新聞をさらに拡大コピーをしたものなので、もとの写真よりもきれいに載せられそうもなく、やむなく断念した。朝日新聞をとっている方は、十一月一日付けの新聞をチェックしてみるのもいいかもしれない。ただ新聞に載っているのは少し小さすぎるので見えにくいかもしれない。(参考までに、他の入選作品も載っているので見てみてはどうだろう。)
この作品を撮影するにあたり、いろいろな場所での撮影が行われた。=自らの脚で被写体となるものを探したということである。そして入選作品の「少女」が出来上がったのである。決して、「棚からぼたもち」ということわざのように簡単に獲れたというわけではない。つまり「棚からぼたもち」は、あてはまらないだろう。苦労があってこの作品が撮影されたのは、まぎれもない事実なのだから。
部員常時募集中だそうだ。
「演劇部」
「部員がとにかく欲しいんです(涙)。」と、この一言が印象的だったのは八幡高校の演劇部である。部員数女子三人、男子0人。なんとも人数に乏しい・・・。
そんな演劇部は、県大会二位という実力の持ち主である。今回県大会で二位を獲った時演じられた劇は、「改訂版・夢幻想記」という作品である。改訂版とはじめについているのは、演劇部のオリジナルであった「夢幻想記」を今回県大会で演じるにあたり改めて書き直したからだ。
あらすじを簡単に説明するとすれば、もちろんのことながら、部員が三人だけなので登場人物も三人で、女子高校生の月野夢子と月野影子、そして二十六歳の月野輝が出てくる。三人は、パラレルワールドの住人でお互いの悩みを打ちあけ、その答えを見つけてそれぞれの世界に戻って行くという少しファンタジーの入った話になっている。この劇をやるにあたり、平日三時間、日曜日には八〜九時間練習した日もあったと話してくれた。この話を聞いて、我々も人前で演技をするためには、どれほどの練習が必要で、そしてどれほど体力のいるものなのかということを知った。
それとはうらはらに、演劇部の活動の場はきわめて少ない。私たち生徒の前で発表出来るのは文化祭ぐらいである。今年の文化祭でもレベルの高い演技を見せてくれた。ただし、観客がほとんどいなかったのがもったいない。こういう場をもっと作るようにして、技術をさらに磨いていって欲しい。というのも一度、演劇部の演技を見た人には分かるのだが、今年の一学期に見た「十七歳のオルゴール」と同じくらいレベルが高いのが本校の演劇部なのだ。
話はかわり、「部員三人で裏方どうなっとんねん(笑)。」と素朴に思ったので聞いてみると、「裏方は、全員助っ人さんなんです。」ということを教えてくれた。三人ではやはり演じることで精一杯なので裏方の方までは手がまわらないのが悩みの一つだ。
もう一つ悩みがありそれは、部員数。「興味はあるけど演じるのは恥ずかしい」「裏方だけならやってあげてもいいのだけどなあ」はもちろん、「演じたいけど入部する勇気が無い」という方、部員常時募集中だそうなので、放課後セミナーハウスまで行ってみて一度練習を見るのもいいかもしれない。(男子部員も常時募集中。力仕事をするだけでもいいので、とのこと。今は女子部員だけだし。)
先ほども書いたが、やはり、日々の練習をこなしてこそ人の前で、演じることが出来る。ここでも「棚からぼたもち」は当てはまりそうにもない。
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