| 「吹奏楽部」−「和を取り入れた演奏」
秋季高体・文連初日の十一月一日に彦根文化プラザで滋賀県下の高校吹奏楽部が集まり、演奏会を開いた。この演奏会は、審査などはなく、ただ聴衆を楽しませるためだけに開かれた。
今回、記事に取り上げた写真部や演劇部とは違い、大会で何かの賞を獲ったということではないのだが、文化祭などで見事な演奏を披露して、実力を見せつけている吹奏楽部にスポットをあてることにした。
彦根の演奏会では、「元禄」という和を取り入れた、今まで私たちの前で披露されてきた曲、つまり、ポップスやクラシックといった、私達には親しみやすい曲調ではない感じの曲を演奏されたそうだ。今回の曲を演奏するにあたって、毎日放課後十六〜十八時半まで練習をしてきたそうだ。もちろん毎日十八時半で終わっていたわけではない。遅い日には十九時をまわった日もあったと話してくれた。日曜日も午前中なら九〜十三時、一日中なら九〜十六時半まで練習をすることもあったそうだ。様々な賞を獲るだけあり、練習量も半端ではない。校内でも遅くまで、吹奏楽部が練習をしている姿を見たことのある人も多いだろう。顧問の先生もそれほどの時間を費やしておられるのだし、彼女たちへの期待度も高いということがよく分かる。
吹奏楽部の活動の場は広く、今回の彦根文化プラザや文化祭などの学校行事にも参加されて、先ほどあげたような曲を演奏している。
この吹奏楽部にも「棚からぼたもち」のことわざを当てはめるのは無理であった。地道な努力なしでは栄冠はないのだ。
今回取り上げた文化部、その他の文化部・運動部に言える事。それは、「棚からぼたもちということわざなど、真剣に部活をやっている人には、当てはまるわけがない。」ということだ。この記事を書いている私の経験から言わせてもらうと、(運動をしている人なら分かるのだが)練習をしないと、体がかたくなり、なかなかもとの動きができない、というようなことがある。
一面に載せた実験結果を見ても分かることだが、ぼたもちを半分にしてやっと食べることが出来た。結局、棚から落ちてきたぼたもちを食べるには、犠牲(ここでは半分にすること)が少なからず生じるということなのであろう。=練習をさぼっては実力はつかないということだ(笑)。あの「生徒のしゃべり声の方が大きかった生徒会長選」自体もそうなのだが、生徒会長や、副会長のあの演説を聞いて真剣に選んだという人などいないだろう。もっとも、一般の選挙もそんなものかもしれないが。少なくとも、まじめに考えている人は、一生懸命自分をアピールするものだ。今回の選挙演説では、少なくとも私にはそういった良い意味でのアピールは見られなかった。だから今回の生徒会長選挙は「棚からぼたもち」ということわざ通りだったと言ってよかろう。
ここで、あえて文化部にスポットを当てることにした理由を述べておきたい。今回紹介した三つの部にも当てはまることなのだが、文化部の部員数が運動部の部員数より非常に少ないということに、目を向けたからである。そういう文化部のPRになれば、と思ったことも理由の一つだ。
また、今年の一学期に新聞部は部活紹介を載せる予定であったのだが、第四号を出すのが遅れたのも理由の一つで、この場を借りておわびをしたい。そしてこの記事の中に、「運動部全ての部員数が多い」というような誤解を招くような言い回しがあったかもしれないが、そうではない部もあるということも言っておきたい。また、「うちの部も記事にしてほしい」という部があれば、わが新聞部まで連絡をどうぞ。早速おじゃますると思う。
「祝・国体出場 ○○さんに聞く」
国体に出場した二年三組の○○さんにインタビューを試みた。「陸上は、中学校の時からやっているので生活の一部のようになっている。」と、○○さんは陸上に対しての思いを述べてくれた。また今回、国体に行ったときの感想を聞くと、「先生には感謝の気持ちでいっぱい。さすがに全国大会はビビリました。」とのこと。やはり全国大会ともなると、地区大会とは別の緊張が出るのだそうだ。
「陸上は体作りがとても大切なので食事にはとても気を使っています。なるべく高たんぱく質で低脂肪のものを取るようにしています。」と、陸上選手としての自覚を持っている様子がうかがえた。
これからの目標として、「滋賀県高校記録をぬりかえ、来年度のインターハイ・国体に出場して入賞すること」と力強く語ってくれた。最後には、「物投げしたい人は陸上部へ!!」と、部活へのアピールもしてもらえた。
「衛生看護科病院実習」
新聞部では衛生看護科の病院実習について、突撃インタビューを試みた。突然のことにもかかわらず、優しく丁寧に取材に応じてくれた人たちは、さすが看護婦さんの卵である。病院実習の期間は、二年生の七月に一週間、十一月に一週間、一月に二週間だそうである。実習先は近江八幡市民病院・国立八日市病院・彦根市立病院・長浜市立病院の四箇所だ。この実習については三年生の生徒の感想を載せることを許可してもらえた。以下はその文面である。
看護臨床実習を終えて
三年十組 ○○○○
病院実習に行くまで実際の現場に出て実習することが少し怖かった。まだまだ勉強不足で未熟な私が患者さんに出来ることがあるのだろうかと思った。最初は緊張のために挨拶も出来なかったし、笑顔を出すことも出来なかった。もともと人と話すことが苦手だったので、一番心配だったことは患者さんとコミュニケーションを取ることだった。しかし、実習の回数を重ねることによって自然に自分から患者さんに言葉をかけることと、仲良くなれて患者さんとお話することが一番の楽しみになっていった。今もやはり人とコミュニケーションをとることは苦手だけれど、人と接する楽しさや喜び、大変さや難しさがわかった。
いつもより早起きをしなければならないし、レポートもたくさん書かなくてはならないし毎日大変だったけど、実習はとても楽しく過ごせた。実際に多くのことを見たり、聞いたり経験して机の上だけでは勉強できないことをたくさん学び、今までと違った物の見方や考え方も出来るようになった。時には辛いことや悲しいこともあって落ち込んだりしたけれど、そのおかげで強くなれたと思う。患者さんにやってあげるのではなくて、こちらが元気付けるというよりも患者さんが私を元気づけてくれていることの方が多かったように思う。
生と死が交差する病院で、生命の素晴らしさやはかなさを感じる中で、看護の難しさを知った。私にとって看護とは何なのかという問いの答えは、これからもずっと分からないと思う。でも、私はこの看護婦という道を選んでよかったと思う。時には立ち止まって本当にこの道でいいのかと考えることもあったけれど、私の看護婦になりたいという夢は変わらない。衛生看護科にいたからこそ出会えた人々や、経験したことをこれからも忘れずに夢を叶えていきたい。これからも進む道でくじけそうになった時には、そのことを思い出して頑張っていこうと思う
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