本州一周の旅 東北はなし(^^;
期間:2001年3月15日〜3月19日
移動手段:電車(青春18きっぷ使用)

★1日目★
1--出発
AM6:03、石川県寺井駅発。当然車内はがらがらだ。
金沢駅からじわじわと通勤のおとーさん達がふえ、7時を過ぎると高校生も現れた。
いつしか僕の目の前もおとーさんでうめ尽くされ満員列車が完成。
この後の旅でも、通勤時間帯にはホントに苦しめられた。
富山駅を過ぎると車内は一気に過疎化し、そのまま無難に終点黒部駅へ到着。
列車の本数が少ないため、ここで1時間ほど待つことに。

2--黒部駅とゆかいな仲間達
雨が降っていたので、しばらく待合室でテレビを見ていた。
と、突然カッパを着た幼児が20人ほどの群れをなして待合室に襲撃。
どうやら遠足らしい。
幼児に加え、彼らの父兄も同行しているもんだから、待合室の人口密度が急上昇する。
雰囲気に負け、しぶしぶ待合室を出たが、傘もないので駅の軒下で待っていた。
すると僕の前に一台のタクシーが。そしておもむろに扉が開き、運転手が僕に無言で訴える。
(乗れ)
「違います」と心の中で5回ほど繰り返して手と首を振ると、タクシーは扉を閉めて動かなくなった。
やがて黒部駅を出発。さっきの幼児たちと同じ列車だったら・・・という一抹の不安があったが、
幼児たちは意気揚揚と逆方向へ向かってくれた。

3--チケットパニック
15分ほどで終点の泊駅(とまりえき)に到着。食料を買うため店を探した。
5分ほど歩くと、そこそこでかいスーパーを発見。でも開店は10時6分。どんな営業してるんだろう。
買い物をすまして駅に戻り、さあ改札を通ろうとした時、気がついた。
切符がない。
急いで今歩いた道をひきかえす。ついにはさっきのスーパーまで戻ってきてしまった。
発車まであと5分。なまじっか11500円の切符(18きっぷ5日分)だから諦めるわけにもいかない。
最後の望みをスーパーの店員に託した。
「すいません、変なでかい切符見ませんでした?」
2番レジ「さあ、みてないねえ」
3番レジ「これ?」
3番レジの手には、その変なでかい切符があった。
礼を言うやいなや、駅まで突っ走る。なんとか列車と同時に駅に着き、乗車した。
あの駅と街はたぶん一生忘れないだろう。そしてありがとう、スーパーサンマート。

4--新潟の入り口
トンネルを抜けると路肩に雪が現れ、いつのまにか新潟に入っていた。
やがて直江津駅に到着。駅裏の工事中のうどん屋で昼食をとった。
直江津を出たのは昼過ぎだった。窓辺の風景が崖から砂浜に変わっていった。
 
ふと思い立ってCDを取りだし、カジヒデキの「SPIRIT」を聞く。
ちなみに1日目に現れる紫色の字はあるテーマに沿った事を表している。
それが何かはあえて言わないが、わかる人にはわかるはずだ(笑)。
この辺りはトンネルが多く、しまいにはトンネルの中にある駅まで出現した。
トンネル内で列車が減速して車窓に人影を確認した瞬間、駅の存在を知らない僕の頭には「幽」という字がよぎった。
トンネル地獄を過ぎると車掌からこのアナウンスが。
「次は〜鯨波、鯨波です。」
海岸は思ったより狭く、ゴミも多かった。

5--鈍行列車でスキー場。
新潟県宮内駅で乗り換え。ここから群馬めがけて南下する。
どうでもよいが、この辺の高校生は茶色頭が極めて少ない。校則が拘束しているのか。
さらにこの辺から北陸なまりが完全に消え、語尾が「〜でさぁ」などと丁寧になっていった。
この旅では車内で人の雑談を聞くことが多いため、方言や笑いの感覚などの違いが手に取るようにわかった。
ちなみに新潟県内で最も面白かったのは、
彼氏「ルート4はいくつ?」
彼女「7!
という会話を大声で繰り広げたバカップルだ。
ふと気づくと浦佐駅を通過。駅周辺はあまり田舎田舎しておらず、新幹線の停車駅でもあった。
浦佐を過ぎると積雪量が目に見えて増えていった。ついには車窓を覆い隠すほどの高さに。
「石川県は豪雪地帯」などという大口は新潟県の足元にも及ばないだろう。
越後湯沢では板をかかえたスキー帰り御一行がいっせいに乗りこんだ。
こやつら、首都圏まで鈍行で帰る気なのか!?

6--気持ちだけ桃源郷
新潟・群馬の県境付近ではますます雪がふえて殺風景な景色が続き、
「黒ひげ危機一髪」のようにスキー板が差し込まれた車内では、ほぼ全員が眠りこけていた。
なお途中、車内アナウンスで「土合駅」の名が出たが、雪のせいで原型をとどめていなかった。
以上で「あるテーマ」は終わりです(^^
3mはあった雪もだんだん姿を消し、終点の水上駅ではようやくコンクリートが見えた。
すぐに乗り換え。なぜだかわからないが、水上駅では雲の上にいるような感覚だった。
お弁当を売るおじいさんにとても風情を感じた。思えば北陸にこういう人はいない。
「おいしいとりめしぃ〜、おいしいとり・・・はいっ、はいっ、700円!!

7--宿探し無制限一本勝負
水上から終点の高崎へ。やっと都会らしくなった。そう感じさせる出来事がすぐにやってくる。
乗りまちがえたのだ。乗った列車は予想外の方向へ進み、たちまち住宅だらけの土地へ連れていかれた。
この時点でPM4時半。そろそろ宿を探さねば。でもここにはなさそうだ。大体ここはどこだ。
弱がんぐろコギャルに囲まれながらいろいろ考え、なんとか高崎に戻って宿を探した。
15分ぐらい市内をうろうろすると、一軒のビジネスホテルを発見。
ネオンがちょっと妖しい感じだが外も暗いし、ここに落ち着くことにした。
薄暗いカウンターには30代前半ぐらいの女性店員がいた。
僕「あの、予約してないんですが、泊まれますか?」
店員「はい。え?お一人ですか?」
僕「はい。」
店員「じゃ4500円です。え、ホントにお連れ様は・・」
僕「いません。
そのホテルがビジネスホテルであることを確認した後、部屋に入って休んだ。


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