西暦20XX年・某日・某所。その日、歴史を左右する事件が起きた。



「くっ…全く…一体何なんだコイツはッ!!」

「…無駄口を叩いてる暇はナイ…。他の方法を探そう…。」



建物が音を立てて崩れる。その隙間を走り抜ける。

けして遠くはない距離にそびえる不気味な影を見据えながら、必死で
この状況に対する術を考える。何か、何か残された策はないのか……

当時、最強と言われたあの軍隊も兵器も……そしてどこから湧いてきたか
わからない、変な戦隊(!?)も全て、全てこの魔獣の前に敗れ去った。

残ったのは…ただ僅かな人と瓦礫の山だけだった。

と。

瓦礫の上から状況を傍観している子供がいた。

「! そこの君!何をしてるんだ!早く逃げなさい!!!」

「そー言われてもねぇ……」 呟きながら魔獣を見上げた。

「ううん、まさかこんな事になるなんてなぁ……流石に3種以上の合成は
無理があったのか…いやいやそんなコト言ってる場合じゃない、コンナ
状況を放っておいたら魔獣使い(自称)としての名が廃る!」


つまりは元々コイツのペットだった訳である。そしてその魔獣は………↓















そう、この日街を襲ったヤツの名は…「肉食うさぎ・あーちゃん」
どうやらエサをやり過ぎて、でっかくなりすぎたらしい………迷惑だ………。

「っと!」 この状況においても、なお逃げ出さなかったその気配に感付いた、
あーちゃんの手がこちらに振り下ろされた。ドッチボール(!?)の要領で避ける。
コイツぜってぇ逃げる専門だ!的、身のこなしである。

「ええっと、デカくなり過ぎたらぁ…………空気を抜く!?…………マジで!?」
走りながら、さっき本屋からぶん取って来た『易しい魔獣飼い方』をめくる。

その間にも、ヤツは、肉食うさぎは迫ってくる……やるしかないのかっ!?

「…失敗したら…ヤバいよなぁぁぁ……」半分あきらめながら、内ポケットから
ピンのようなものを引き抜いた。「ギリギリまで接近してぇ、投げてぇ、逃げるぅ!」

クルッ。(ゆーたーん)

「当たって砕けろ!でも砕けたらヤダ!!ぃぃぃいっけぇぇぇ!!」
渾身の力で、『人類最後の砦=ピン』を投げた。そしてピンを見送ることなく、

クルッ。(ゆーたーん・再び)

「逃げ足だけは自信あるぞー!!」そう叫び、走りだした途端、地面が
激しく揺れた。振り返る。いや、正確にはその振り返る瞬間だったか。
周りの景色が、世界が暗転して――――――――





「はっ!!夢か!?」
そう、ここで目が覚めたんだぁー………


…?


「つまり〜全部昨日見た夢☆!」
「………。」
「……どーゆーオチだ。」






☆あとがき☆

長らくお待たせしました。(漢検とかテストとかで追い込まれてたからぁ…)
何か思いつきで書いてしまった…。しかも魔物が変&実は夢の2段オチ。
テスト明けだから、頭の中が結構ヤバいのかも…。(球技大会もあったし)