くだらない正義感


無意味な正義感を持つようになったのはいつからだろう。
誰かを守ってあげたいって思ったの。
いつからだろう。
本当に意味の無い偽善者をしはじめたのはいつからだろう。
一番最初に始まったのは小学校の頃だろう。
クラスにイジメられてる子が居た。
やり方が酷くて見てられなくなった。
僕はキレた。
気づいたら皆が冷たい目で僕を見ていた。
何かを恐れるような目で。
僕にはわからなかった。
悪いことを裁いた。
それだけのことだと思っていた。
でもやっぱり何かが違った。
しょせん、僕も力に頼った暴君でしかないのだろう。
中学の時だった。
僕の当時付き合っていた彼女がレイプされた。
僕はどうして良いかわからなかった。
僕はその男に一生消えない傷をつけた。
その時からだろう。
僕が何かを恐れるようになったのは。
その子は僕の前でリストカットした。
僕は恐怖で押しつぶされそうになった。
もしかした、僕の身の回りでまた同じことが起こるかもしれない。
僕はそう思い、恐れた。
最近のことだ。
僕の友達が僕と修の目の前でレイプされそうになった。
僕達は怒りに身を任せた。
殴りかかっていた。

どうして僕の周りの人間は不幸になっていくのだろう。
僕は恐れている。
何気なく生活してる身近な人間に恐怖がのしかかることを。
僕は恐れている。
僕のやってることが本当に正しいのか。
ごく普通に生活してる人間にどうして辛いことが纏わり付かなければならないのだろう。