サー悶ミステリー:1、狙われたスパイ

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   軍事基地に関わる秘密を探るべく敵国に潜入中のスパイ、スギモリは仲間のスパイであるサーモンに呼び出された。 そしてその夜、人目をしのんでスギモリはサーモンの事務所を訪れた。その事務所はとある9階建てのビルの1階にある。
   2人が今回の任務について酒を飲みながら密談をしえちると、突然数人の男たちが 踏み込んできて、スギモリに銃を突きつけた。その男たちは敵国の軍事関係者であった。
   「さてはサーモン、貴様裏切ったな!!」
   スギモリが歯軋りしてサーモンを睨みつけたときはもう遅かった。彼らはいっせいにスギモリに襲いかかり、 猿轡をはめてソファーに縛りつけてしまった。それを見届けるとサーモンは机の中から奇妙なものを取り出した。 それには時計がついており、カチカチと音が鳴っている。それが時限爆弾の類であることは明白であった。
   「見ろ。こいつは時限爆弾だ。今から2時間後にセットしてやったから、おまえの命もあと2時間ということだ!」
   そう言い捨てるとサーモンは事務所を後にした。他の者も事務所をでていき、中には スギモリただ1人が時限爆弾とともに残された。
   とにかく身体を一部分でもいいから自由にしなくては!そう思ったものの、必死に縄を 解こうと試みたがどうにもならない。もがいているうちにやがて意識が朦朧としてきた。どうやら先ほどの 酒の中に睡眠薬でも入れられていたようだ。スギモリはそのままぐっすりと眠りこんでしまった。

   どれくらい時間がたったのだろうか。ふとスギモリは目を覚ました。 ハッとして身体を動かしてみると、幸運にも手を縛っている縄が緩みかかっていた。しめた!と思い縄を 解き、足、体を縛り付けていた縄も解き、時限爆弾を見る。なんと爆発まであと3分というぎりぎりの状況であった。 一刻も早くその場を立ち去らねばならない。その部屋には窓はなく、唯一の出口は入り口のドアであった。
   彼はドアを開けようとしたが、外から鍵をかけたらしく開かない。だが古いビルであったおかげで ドアがはずれそうである。
   「よし!このドアならぶち破れそうだぞ!そのまま外へ飛び出して少しでも遠くへ逃げてやれ!」
   彼は勢いをつけてドアに体当たりした。すると意外にもドアは脆く、一発で 外れてしまった。そのままスギモリは勢い余って外へ飛び出した。
   「あとは少しでも遠くへ・・・」
   と思ったものの、スギモリは遠くへ逃げることができなかった。 彼の身体はそのまま底知れぬ暗黒の深い穴の底へと墜落していった。彼を待ち受けていたものは死であった。

   こうしてスパイのスギモリは片付けられてしまった。しかし、なぜ事務所の1階に閉じ込められていたはずの スギモリが墜落死するということになったのだろうか。この殺人計画の真相がわかるだろうか?


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