【コラム】
新学高8割超で夏期講習
| 今年から「ゆとり教育」が導入された高等学校では学校間での二極化が浮き彫りとなってきている。 前回のコラムで「ゆとり教育」を実施する事で、「出来る子」と「出来ない子」の二極化に繋がると説明したが、まさにその現象が出始めている。2003年8月14日の読売新聞(夕刊・一面記事)にコラムの題名が出ている。 >内容は大学進学が主流の高校では、夏休みの補習を85%以上で実施、または>計画していることが大手予備校「河合塾」の行った調査で分かった。夏・冬休み>のいずれかに補習を予定している高校は94%に上った。夏休みで行うのは高三>で93%、高二で87%、高一で85%だった。土曜日は私立の49.8%が通常授業>を行っており、公立でも47.9%が補習を行っている。 今回読売新聞の記事を読み、改めて「ゆとり教育」が本当に正しいのか疑問に思えてきた。 「ゆとり教育」とは生徒にゆとりを持たせ勉学に励むように導入したシステムであるが、実際には導入前後で生徒の置かれている立場はほとんど変わっていない。 唯一変わったのは偏差値50前後の生徒たちである。今回の記事にも「大学進学が主流の高校」との文章があるように、新学校と言われている学校では、上記の結果である。しかし新学校でない高校では夏休み中の補習や土曜登校などを行っている所は極めて少ない。 まさに学力の二極化が進行している傾向だと言える。 学力は勉強時間に比例する程単純ではないが、しかし今日の学生の自宅での勉強時間はただでさえ少ない。 その状況下で学校での勉強時間まで短縮されれば、勉強の総合的な時間がすくなるなるので知識の定着も間々ならない状態になる。 能力別学習を反対する人間は、能力によってクラス分けするのは教育理念から外れる、勉強をしようとする生徒の人権を無視するものだ!と主張している者もいるが、果たして現状の教育は「平等」なのか? スーパーサイエンススクール、スーパーイングリッシュランゲージハイスクールなど、「出来る子」の教育面の学力向上フロンティア事業は年々充実しているのに、何故偏差値の低い学生に対しての取り組みが疎かなのか? 何故偏差値の高い生徒と低い生徒で差別をするのか? 偏差値の高い生徒に対しての教育面でのサポートがあるのなら、偏差値の低い生徒への学力面でのサポートも実施して欲しいものである。その為にも能力別学習(習熟度別学習)の導入を一刻も早く実施して貰いたいものである。 |