nsx

一台のスポーツカーが生まれ、進化していくプロセスにおいては、さまざまな時間の刻み方がある。あるときは加速し、 またあるときは立ち止まりながら、クルマとしてのパフォーマンスを高め、成熟していく。 モータリゼーションがめまぐるしく変遷する現代においては、スポーツカーの正常進化もいささか紆余曲折をまぬかれないが、 そうした時代性を色濃く反映しつつも、いかにスポーツカーとしてのアイデンティティを深めていくか、と自らに問い進化し続けるのが、 現代を生きるスポーツカーの宿命であるといえるだろう。NSXもまた、そうした時代性と対峙しながら進化している。 世界第一級のピュアスポーツを創造しようとする開発陣の熱い信念のもとに生まれ、 つねにドライビングスポーツの新しい方向性へのアプローチを繰り返しながら独自のヒストリーを綴ってきた。 誕生期には“解放するスポーツ”というスローガンのもとHonda独創のパフォーマンスコンセプトと超軽量アルミボディというブレークスルーによって、 動力性能と快適性能を同時に実現するという、まったく新しいスポーツカーの考え方を世界に提示、ドライバーの操る愉しみを解き放った。 そして、Fマチック、DBWなどの技術革新やタイプR、タイプTなどのラインナップの拡大によって、 より多くの人にドライビングスポーツの愉しみを供給した。1997年には3.2リッターへエンジンをパワーアップ。 タイプSというスペシャルモデルを加えて商品性を高めた。 一方ではGT選手権をはじめさまざまなモータースポーツフィールドにおいてピュアスポーツとしてのポテンシャルを実証してみせた。 その進化のプロセスは、ヨーロッパの伝統的なスポーツカーが星霜を重ねてたどった道筋とは似ていない。 Hondaテクノロジーと真のスポーツカーをつくりたいという情熱をバックボーンとした、まさにNSX固有の時間軸にほかならない。 NSXの独創のスポーツカーコンセプトは、この時間軸を起点として世界へ発信し続ける。
by honda nsx



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