参考書メッタ切り!!
 日本史の参考書は地理・歴史科や公民科の中でもずば抜けて種類が多いので、受験生にとって一体何が自分にあった参考書なのかと考えるだろう。正直に言えば、自分でいろいろと探してみるしかないといった方がいいと思う。しかし、少しでもその労力を軽減するための手段として極私的な参考書批評を掲載した。多少の独断と偏見(自分としては正しいと思っているつもり・・・)が入っているがご了承を!

(極私的)参考書の賢い選び方

その1 表紙に惑わされるな
最近の参考書は派手でこぎれいな参考書も多い、しかし内容はさっぱりと言うことも結構少なくない。しっかり中身をあらためた上で選ぼう。確実な方法はやはり口コミ。学校の教師や受験に合格した人などから意見を聞くとよい。(予備校講師に限って自分の著書や利害関係に絡んだ本を推薦することもあるので注意すべきだ!)

その2 平積みの参考書は一般的にベストセラーが多い
どこの書店でもあり得るが、売れ筋の本は平積みされている。しかし、だからといって全てがよい本とは限らない。近くに塾や予備校がある書店は、その塾または予備校の有名講師が出版した本がよく売れるので、内容よりも売れる本が優先される(本屋だから売れるのがいいのは当たり前だ…)。よく吟味して選ぶべきだ。

その3 有名著書の参考書だからと言ってすべて編集を手がけているわけではない
売れ筋になった参考書、名著と言われるのも多い。しかし、その著者がすべて編集を手がけていないものも多い。編集者に頼んで名前だけを貸すことで結構売れてしまうこともある。(その著者も労せずして稼いでしまうことも…)特に有名予備校講師の参考書はちょっと疑ってもいいくらいだ。その1でも指摘したが、見た目やブランドに惑わされず内容を重視すべきだ。

問題集系へジャンプ・・・その名の通り、問題集
解説系へジャンプ・・・講義形式の説明をまとめたもの
その他へジャンプ・・・まぁ、いろいろなジャンルがあります
*オススメ度
★★★★★(超オススメ!)
★★★★(なかなかいいぞ!)
★★★(いいんじゃない?)
★★(ちょっと不満かな?)
(あまりオススメできないよ!)



問題集系


「大学入試日本史B総演習」新居弘 桐原書店
オススメ度★★★★初級から中級者向け
問題の質はなかなかいいと思う。問題と併記してある研究と図説が中途半端で物足りない。解答の解説がもう少し詳しくして欲しかった。表紙が地味なので特に女子受験生にはウケが悪そう・・・(受験生はなぜか表紙で選ぶ傾向が多い!表紙の美しさに惑わされないように!!表紙がキレイなものに限ってあまり内容が薄いという傾向が多いようだ)


「実力をつける日本史100題」増進会指導部編 増進会出版社
オススメ度★★★★★中級から上級者向け
問題編と解答編が分かれていて(セパレート方式)なので使いやすく、いい問題が載っている。これはオススメ!論述問題もしっかりとしていて解答・解説も非常に充実している。日本史が苦手な受験生は避けた方がいい。もう少し問題が易しいものも作って欲しいところだ。


「攻める日本史 入試即応 文化史実戦演習60」野沢保 増進会出版社
オススメ度★★★★★中級者向け
「実力をつける日本史100題と同じく、問題編と解答編が分かれていて(セパレート方式)なので使いやすくいい問題が載っている。これもオススメ!レイアウトも解説も納得。文化史総整理編と問題演習編に分けられている。しかも問題には類題や難易度は「実力をつける〜」とリンクされている。


「攻める日本史 入試即応 近・現代実戦演習80」野沢保 増進会出版社
オススメ度★★★★上級者向け
これまた「実力をつける日本史100題」と同じく、問題編と解答編が分かれていて(セパレート方式)なので使いやすくいい問題が載っている。こちらの方は難易度は高い。ふつうの問題ではちょっと物足りない人にはいいかもしれない。


「短期完成77・7シリーズ 菅野の日本史 1〜7」菅野祐孝 代々木ライブラリー
オススメ度オールラウンド、7冊そろえれば・・・
菅野氏の授業の受講者は(いわゆる講師の熱烈ファン)必ずと言っていいほどこのシリーズ(7冊!)を購入したらしい。ハッキリ言って一体全てこの問題集を制覇した受験生は何人いるだろう?私の感想としては問題の質は大したことがない。解答の解説もあまり詳しくない。これを購入した人はよほど菅野氏に絶対の信頼を置いているのだろうか!?


「詳説日本史準拠 日本史総合テスト」日本史総合テスト編集委員会 山川出版社
オススメ度★★★初級から中級者向け
この問題集の表紙もジミ。(まぁ、山川出版や日栄社の表紙はどれもジミだが・・・)これは学校の授業などで使われそうな参考書だ。(ページの先頭に学年、組、番号、氏名の記入欄がある!)内容としては悪くない。但し、回答欄が小さすぎる。こんな半端な記入欄なら入れないほうがいいのではないかと感じてしまう。解答の解説は物足りない。しかも、いかにも問題集という感じで日本史が苦手な人やカタチから入る受験生(特に女子受験生!?)にはもっともウケが悪そうな気がする。


「データ分析 早慶大日本史」石川晶康・田中君於・桑山弘・樋口雅宏 河合出版
オススメ度★★★上級者向け
河合塾に通っている受験生にとって著者のメンバーを見れば、いかにこの著書に力を入れていたかお分かりだろう。(河合塾のトップクラスの専任講師ばかり)内容は、左面が問題で右面が解説という方式になって、シンプルな形式。日本史が苦手な受験生はやってはいけない。(自分の実力のなさを痛感してしまうおそれアリ!)解説もよくまとまっていると思う。早慶を受験する人以外は使用しない方がいい参考書だ。(早慶の入試問題はヒジョーにクセのある問題ばかりだから・・・)あとはもう少し重要語句の太字体を強調した方がいいと思う。ちなみにコラムはいかにもまじめな河合塾らしい内容。


「日本史論述テーマ24」大谷浩三 河合出版
オススメ度★★★中級から上級者向け
論述の参考書というものはなかなかいいものがないと思う。受験生も論述問題に対してなめてかかっているようなので、(論述問題を採用している大学は国公立の2次試験か一部の私立大の試験しかないことが挙げられる)種類はあまりない。その中でも私はこの本がいいのではないかと思う。ただし残念なことに重要事項とされているゴシック体が非常に判別しにくく、見にくい。もう少しレイアウトを考えて欲しいものだ。


「一問一答日本史B用語問題集」小池勲 山川出版社
オススメ度★★★★★オールラウンド
文句なし、超定番の一問一答の問題集。日本史で受験するものにとってはこの本を知らない者はまずいないだろう。とにかく日本史の用語を覚えるにはスタンダードなものといえる。英語で言えば、単語帳みたいなものだ。これほどよく名前が売れているのだから、チェックシート対応版でも制作した方がもっといいのではないかと思うくらいだ。


「私大・二次対策 日本史B 日本史Q&A」小池勲 山川出版社
オススメ度★★上級者向け
上記の一問一答集の上級版と位置づけても良いであろう。内容は確かに難解事項も扱っている。気になるのは設問があまりにもシンプルすぎて何を聞かれているのかわからなくなる時があるように思える。この本ももう少しレイアウトなどに気を使った方がいいように思えるのであるが・・・。


「入試に出る日本史B用語&問題2100」増進会指導部 増進会出版社
オススメ度★★★★初・中級者向け
とうとうZ会も本格的な一問一答を出した。実際の問題形式に近い形で出すのがいいと思う。一問一答のベストセラーは山川出版が有名だが、こっちの方がすっきりしていていいと思う。右側に答えとちょっとした解説がとても良い。しかもチェックシート付で今の参考書のやり方にマッチしている。だがしかし、疑問に思うところは、コンピュータで頻出度分析しているのだが、その大学の対象の中に国立大学が含まれていることだ。どうせなら、中堅大学も分析対象に入れた方が良かったのではと思うのだが・・・。


「金谷の日本史頻出問題解法」金谷俊一郎 学習研究社
オススメ度★★★中級者向け
レイアウトは左面が問題で右面が解説という方式になって、シンプルな形式。(河合塾の早慶大日本史と似ている)問題の内容も良くできていると思う。しかし、解答を載せる場所が問題すぐあとにあるのでもう少し気を使って欲しかったような気がする。(どうせなら別のページにして欲しかった)解説やこの問題集のウリ(!?)の表解はもう少し詳しくなっているといいのだが。


「詳説 日本史史料問題集野呂肖生・毛利和夫 山川出版社
オススメ度★★オールラウンド
毎度のことだが、表紙が購買意欲を削いでしまう表紙だ。でも中身はかなり多くの史料を掲載している。問題自体に無茶なところもあるが、これをやっておけばまず史料問題を極めたといえるかもしれない。(でも、この本、ページ数が多すぎて、途中で挫折する受験生が多いかもしれない・・・)もう少しレイアウトに気を使って欲しい。できれば問題の文字の大きさを大きくして欲しい。そして、ポイントや出題傾向も目に付くようにすればいいと思う。


「日本史問題集」瀧音能之 東進ブックス
オススメ度★★初級者向け
さすがは東進ハイスクール!生徒のニーズ迎合した表紙!(かなり皮肉である)この問題集もセパレート方式であるが、あまり意味がないような気がする。文字も大きくて読みやすい反面、あまりにも色を多用しすぎで(特に赤色をふんだんに使用!)かえって見にくいと感じるのは私だけではないと思う。でも、これでだけじゃとても日東駒専あたりでも太刀打ちできないだろう。日本史が苦手で仕方ない受験生にはいいのかもしれない。


「この指とまれ! 日本史必修編」八柏龍紀 代々木ライブラリー
オススメ度★★初級から中級者
八柏氏は代ゼミの有名講師の1人。竹内氏や前田氏と比べるとやや地味だが…。この参考書は書き込み系の参考書である。山川出版の「書き込み教科書日本史」と似ているがこちらの方がいくぶん色つきなので見やすい。しかし、内容的には割と平凡な気がする。しかも、フォント(文字)が文章の量の割に小さいので長時間読んでいると疲れてしまう。レイアウトがすっきりしすぎているので、答えが導きにくいのも難点かもしれない。



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解説系

「日本史B講義の実況中継 上・中・下・文化史」 

菅野祐孝 語学春秋社
オススメ度★★★★オールラウンド
日本史受験者ならふつう誰でも知っている参考書。上・中・下・文化史とあるが、時代の流れをつかむ程度であるならばいいと思う。しかし、この本は読んでいると自分で覚えてしまったという錯覚に陥ることがよくある。この本の一番最初に記してあるとおり、例えばサブノートなどを作成するというような自分理解できるような地道な作業をやっていないとイミがない。(受験生時代受講したことがあるが、確かに立体パネルはよくできていた。もう菅野氏は立体パネルをやっていないらしい!?)


「石川近現代日本史講義の実況中継 上・下」石川晶康 語学春秋社
オススメ度★★★★★近現代の講義ものならコレ!オールラウンド
日本史の実況シリーズのなかでもかなり的を絞った一品。よくできていると思う。これを読むと菅野氏の実況中継下巻より詳しくていい。(菅野氏の実況中継はかなり前の講義録だから・・・)この本も同じく読んでいると自分で覚えてしまったという錯覚に陥るため、注意。ちなみに石川氏は河合塾の人気講師。服もおしゃれでなかなか熱血漢のある人だ。


「竹内流超速無敵の日本史戦略」
「竹内流超速無敵の日本史の流れ」
「竹内流超速無敵の近代史の流れ」
「竹内流超速無敵の文化史の流れ」
「竹内流超速無敵のテーマ史の流れ」

竹内睦泰 KKロングセラーズ

オススメ度★★中級者
代々木ゼミナール日本史科のスター講師、菅野祐孝氏が引退(!?)し、現在代ゼミの看板講師になっているらしい。内容としては、ハッキリ言って読みにくい。文章のメリハリがなく、だらだらと読んでしまって、結局何が大切でどこが重要がポイントを見失ってしまうような気がする。重要事項に関しては、ちょっとした気遣いが欲しいところだ。私としては、解説系の参考書を購入したいなら実況中継シリーズをオススメする。特に「近現代の流れ」に載っている児玉源太郎や秋山真之、明石元二郎は絶対出てこないし、石原莞爾のエピソードも余談が多すぎる。これはコラム扱いとして載せるべきだ(余興として)。ちなみに「日本史戦略」は勉強法だけが載っているものなので注意!(日本史を受験する心構えとしては当たり前のことばかりしか書いてないので新鮮味がない!)ちなみに、竹内氏の代ゼミシリーズの問題集「史料集」や「論述集」は私に言わせれば内容はホントに大したことがない。(しっかりしたものを作ってくれ!代々木ライブラリー!)


「前田のテーマ図式日本史講義」

前田秀幸 代々木ライブラリー

オススメ度★★★上級者
前田氏も代々木ゼミナールを代表する講師のひとり。特に早稲田対策には定評があるそうだ。図解説明も多くとても見やすい。(但し、シンプルすぎる感もある)でも、難関大学に的を絞っているので内容も濃く、日本史がある程度得意な受験生でないとオススメできない。


「超よくわかる日本史B」溝辺良 学生社
オススメ度★★★★★初級から中級者
古代は天皇、中世・近世は将軍、近代・現代は総理大臣という時系列にまとまっている。イラストは作者の手書きという気合いの入れようである。重要事項は赤字で記されているので、チェックシート(赤色の下敷きなど)を利用するとよい。非常によくできている。ちなみにこの作者、私の恩師である。しかも私はこの参考書の編集を手伝っている。(詳しくはまえがきを読んでみてください!私の名前が載っています)


「前田秀幸の図解で覚える合格日本史」前田秀幸 ごま書房
オススメ度★★★中級者以上
「図解の前田」といわれるくらいテキストも図を多用している。この参考書は左側に解説、右ページに図解という型式になっている。内容もばっちり受験対応なので初心者にはお勧めできない。まず、ある程度日本史の内容が把握できているくらいのレベルがないとわからないかもしれない。「前田のテーマ図式日本史講義」と同じく日本史がある程度得意な受験生に対してはオススメ。個人的には図解の部分をもっと見やすいように工夫して欲しいと思った。


「菅野の日本史B立体パネルForever」菅野祐孝 代々木ライブラリー
オススメ度初級から中級者
93年に発行された参考書。私が予備校生の時、菅野氏の授業にもぐって(代々木ゼミナール、ごめんなさい!でも、今はその代ゼミで仕事しているが・・・)立体パネルに非常に感動した一人でもある。この参考書が出たとき、正直がっくりした。今になって目を通してみると、やっぱりこの参考書、なんだか味気ない。結局この立体パネルは授業で聞いてこそ発揮するものだと痛感する。別冊に問題があるが解答は解答のみの何ともお粗末なもの。厳しいことを書けば、手抜きの参考書といえよう。講義部分もこれでは体系的に日本史が覚えられるとは到底思えない。


「横田の交響曲(シンフォニー)日本史」

横田伸敬 大和書房

オススメ度★★初級者
横田氏は現在東進ハイスクールの看板講師(確か、もと代ゼミの講師であったと思う)。初版が10年以上も前(1989年発行)なので、若干時代遅れの感があるが、文章が会話体なので読みやすい。しかし、残念なことに現在の主流になっている2色、または3色刷のような多色刷ではないので、そこが残念である。本文中にある公式やセオリーももう少し見やすくするといい参考書になると思うのだが…。また、扱っている内容自体が易しいので日本史が苦手な受験生が読むようなレベルである。学校の定期考査対策で、わからないところを理解するというレベルだ。


「横田の日本史B 原始〜中世」
「横田の日本史B 近世〜近現代」

横田伸敬 東進ブックス

オススメ度★★★上級者
同じく横田氏の参考書。この参考書は面白いことに、ワンポイント講義と一問一答問題が収録されたCDが付いてくる。この考えには新しいことやってやるという東進ハイスクールの意気込みがうかがえる。内容は割とレベルが高い。入試に直結した内容を扱い、教科書で言えば下段のコラムに書いてあるようなものも割と多く扱っている。文章は会話体で、「交響曲日本史」と違ってバリバリの関西弁で書かれている。(親近感や紙面での臨場感を涌かせるためだろうか?)CDの内容は割と平凡。一問一答問題形式の連想単語は内容的にもう少し内容を吟味して出した方がいいと感じた。


 

「山内邦夫の日本史速習速解法」

山内邦夫 学研

オススメ度★★★★初級から中級者
山内氏は研数学館の看板講師。内容は政治史、外交史、文化史の3テーマに絞ってある。難易度はかなり基本的なところを抑えていて良くできていると思う。重要語句は黒太字と紫字で記載されていて見やすい。雰囲気は菅野氏の「実況中継シリーズ」とちょっと似ている。(講義の途中に入試問題があるところがよく似ている)入試直前の最終チェックなどに使うと効果的かもしれない。ちなみに研数学館の本部校舎(お茶の水)看板は随分と年季が入ったモノです。機会があったら見る価値があるかも!?。(もう見られないかもしれないから…)


「竹内の日本史 超戦略 はじめての論述アプローチ」

竹内睦泰 代々木ライブラリー

オススメ度初級者
いささか辛辣な批評だが、この参考書はあまり使えない。内容は割と平易に作られているが、これだけでは全く論述力がつくとは思えないような気がする。なぜなら、解説がなくて模範解答すら添付されていない。これでは自習能力に欠ける受験生にとって意味のない参考書になるおそれがある。本文中の論述キーワードが本当にキーワードのみであり、詳しい解説が欲しいところだ。論述問題の勉強の仕方が載せられているが、勉強法の最後に「教師からの講評をもらうこと」と書いてある。つまり、この参考書は竹内氏の授業を受講している生徒に対して出されたのかもしれない。竹内氏の授業に絶対の信頼を置いている受験生にとってはいいのかもしれないが…

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その他


「まんが日本の歴史」

児玉幸多 小学館

オススメ度★★★★★オールラウンド
数あるマンガ日本史でオススメがこの本。集めるのにかなりの出費かかさむが、内容は侮れない。受験レベルに充分対応している。なぜかといえば、総監修者の児玉氏は日本史受験生にとって超定番教科書の山川出版社の「詳説日本史B」を手がけているからだ。あと、個人的にはこのマンガの絵がクセがなくて、親しみやすく気に入っている。


「マンガ日本の歴史」

石ノ森章太郎 中央公論社

オススメ度★★上級者
漫画界の巨匠、故石ノ森章太郎氏が手がけた長編歴史萬画(彼は「漫画」を「萬画」としている)。上述した小学館版「まんが日本史の歴史」よりずっと高度な内容、しかもハードカバー版だと全48巻(現代史編は全7巻、合計55巻!!)という大作。読み応えアリ。ホントに日本史が好きな人でないとオススメできない。どぅーしても入手したい人は最近文庫版が出たのでそちらの方がリーズナブル。


「角川新版日本史事典」

朝尾直弘・宇野俊一・田中琢 角川書店

オススメ度★★★★オールラウンド
内容はかなり充実はしているが、山川の教科書との連動性がいまいち足りない。受験にも対応(そう書いてある)ならいろいろな教科書(まぁ、特に指定するなら山川出版社の「詳説日本史B」と言いたいところだが・・・)も参考にして欲しい。付録が受験対策に使える。


「まんが 日本の歴史がわかる本 古代〜南北朝時代」
「まんが 日本の歴史がわかる本 室町・戦国〜江戸時代」
「まんが 日本の歴史がわかる本 幕末・維新〜現代」

小和田哲男 三笠書房

オススメ度★★オールラウンド
小説版が漫画化されたものである。内容的には受験に即対応とはとてもじゃないが言い難い。でも、歴史内容のポイントはキチンとついていると思う。暇なときにパラパラと読んだりするのには向いているかも。また、幕末部分がよく理解できない人はこの本を読むと理解しやすいかもしれない。


「MANGAゼミナール 大学受験頻出555 日本史」
「MANGAゼミナール 大学受験頻出555 近・現代日本史」
「MANGAゼミナール 大学受験頻出555 日本文化史」
「MANGAゼミナール 大学受験頻出555 部門別 日本史」

宇佐美正利・瀧音能之 
早稲田大学漫画研究会・明治大学漫画研究会・慶應義塾大学漫画倶楽部など

オススメ度★★オールラウンド
厳しいこと書けば、所詮は大学の漫画研究会のお遊び漫画だ。まず、読みにくい。小学館や中央公論社の中身とは比較にならないくらい解りづらい。漫画と言ってもこれじゃ歴史の流れが解らないような気がするのは私だけであろうか?宇佐美・瀧音氏と聞けば予備校講師としてはかなり名を馳せている人。これじゃせっかくのポイントも読みにくい漫画によって(!?)台無しだと思う。少なくても歴史上に出てくるキャラクターくらいはせいぜいまじめに描いて欲しいものだ。


「マンガ 教科書が教えていない歴史 1」
「マンガ 教科書が教えていない歴史 2」
「マンガ 教科書が教えていない歴史 3」

藤岡信勝・自由主義史観研究会 産経新聞ニュースサービス

オススメ度受験対応ではないが・・・
これも同じく、小説版が漫画化されたものである。歴史認識を新たに見直そうとしている自由主義史観研究会による著書(あの、「ゴーマニズム宣言」の著者である小林よしのり氏も参加している)。内容的には、受験には完全に対応していない。(たまに役に立つ事項はあるが・・・)もし、本当に歴史に興味を持っているならば、読んでみるべき本である。この本や自由主義史観研究会の本などを読んでみて、また日本史の教科書を改めて読んでみると・・・これは実際に読んでみて「歴史教科書とはいったい何か」ということを考えさせるきっかけになるかもしれない。


「謎とき日本近現代史」

野島博之 講談社現代新書

オススメ度★★★★余裕のある人にオススメ!
野島氏は駿台予備学校の日本史講師。それだけに受験生でもわかりやすく、そして日本史を受験する者にとってちょっと疑問に思うことを詳しく説明してくれている。例えば、「日本はなぜ植民地にならなかったか」とか「明治憲法下の内閣はなぜ短命だったか」などいろいろと扱っている。日本史が好きで、ちょっとした息抜き程度に読むといい本だと思う。



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