Fragments2
今日で8月も終わり、日本の学校では明日から二学期が始まる。暦の上では、明日から春になるのだそうだが...今日はまだ冬なのである。しかし、今日は暑かった。日中は30度を越えたのではないだろうか。やたらとのどが渇いて、(雨もずっと降っていないので、ひどく乾燥している。)、コーラ、ジュースを何本も飲んでしまった。
しかし、本題はここから、普段はあまり使わないのだが、こう暑いとエアコンを使いたくなる。しかし、スイッチを入れてみても、なんだかこのエアコン前より効きが悪くなってる。ガスが抜けちゃったのかなと思い、GSでエアコンのガスをお願いしてもほとんどのGSでは、ガス補給はできないとのこと、さんざんさがして、町はずれの工場で、ようやく見つけた。補給してもらって、エアコンをつけると快調に冷える。しかし...ボンネットのほうからガス漏れの音がする。やばい。結局、コンプレッサーのシールが壊れているみたいで、交換が必要とのこと、とりあえず来週にならないと交換は無理そうだ。今週末、あまり暑くならないで欲しい。
(Thursday 31/08/00)
7月からプロサパイン高校の生徒となったドイツからの留学生、マタズ。彼は日本語の授業をとっているので、良く話すのだが、その彼がこの間突然、転校をすると言い出した。詳しい理由はよく分からないのだが、とにかく、オーストラリアのいろいろなところをみてみたい。というのだ。突然の決心に僕も驚いたが、今はそのことで、ホストファミリーとの関係がたいへんらしい。旅好きなドイツ人、いったん動こうと決めてしまうと、なかなかそれを止めるのは難しいだろう。しかしほんとのところ何で移動したくなったのだろうか。今はよく分からない。
(Wednesday 30/08/00)
下、訂正ジェイソンは(28)でした。しかし彼女の長男マイケル(僕のスーパバイザーのマイケルとは別人)は、今年30才だぞ!本人にそのことを言ったら、結婚しているわけではないから、関係ないでしょ。と、おっしゃっていました。
ケリーの新しい彼氏ジェイソン(30)、日本人である僕は、ケリー(46)に対し、年甲斐もなく、と思ってしまうのだが、そんなことは言わず、「二人の写真とってあげるよ」といって、写真を撮った。この写真を見せたらかなり喜んでいた。二人ともかなりマジである。(掲載は本人たちには了承済み)なかなかのカルチャーショックが相変わらず僕を襲い続けている。
(Tuesday 29/08/00)


ガソリンがとうとう一ドルを超えた。確か僕がこっちに来たときには、80セントくらいだったと思う。それがじりじりと上がり、GST導入直後は、ほとんど変わらなかったのだが、とうとうここに来て、1ドルを超えてしまった。新聞によると、これはプロサパインの歴史始まって以来の出来事なのだという。日本円で考えると、今はレートもやすいので、62円くらいであるが、どこに行くにも距離が長いので、結構ガソリンを消費する。僕の場合、通勤で毎日(往復)50kmくらい走る。どこかに寄ったりすると、100km近くなるときもよくある。信号も渋滞もないので、燃費は非常によい。リッター15,6kmくらい走る。けれども、週に一回は満タンにしないといけない。ちょっと買い物に行くのに、マッカイあたりにいくと、その日のうちに満タンにしなければ、300kmはあるので。とにかく困ったものである。
(Friday 25/08/00)
今日は何だが、分からないが、生徒が少ない。よく聞くと、近隣三校の合同でスポーツ大会があるという。ホイットサンデーアスレチックデイなのだという。ボーエンとコリンズビルから、生徒が訪れ、陸上の競技会をする。外で運動をしていた生徒も多かったが、来ていなかった生徒も多かったみたい。今日の授業で一番少ないクラスはほんの4人。困ったものだ。
(Thursday 24/08/00)
ぼくはミッチの奴隷になった。彼が15ドルで僕を買ったのだ。モーニング・ティー時間彼のところに行った。彼は僕に服のはいったビニール袋を手渡した。中にはスカートと、ブラウス。それを着ると今度は化粧。他のみんなもひどい格好になっている。ステージで、歌を歌い、ポールダンスをさせられた。授業はずっとその格好で、マイクと二人おこなった。昼休み、その要求はますますエスカレートし、生徒を捕まえてその生徒とレスリングをしろとか、逆立ちをしろなど、生徒は結構楽しんでいたみたいだったが、結構疲れた行事であった。
(Wedensday 23/08/00)



奴隷売買が学校で行われた。僕は15ドルで買われた。明日モーニングティーからランチまでの間、ご主人様のいうことを聞かないといけないのだそうだ。奴隷になったのは、生徒および教員のおよそ15名、昨日聞いたときには何のことだかよく分からなかったのだが、よくよく聞いてみると、奴隷を買うために出されたお金は、青少年育成だかの基金になるそうで、この間の水仙の日に引き続き、イベントをかねた募金なのである。
奴隷売買はオークション形式で行われ、一番高値を出した人その奴隷の主人となり、何でも命令できるのだそうだ。僕を買ったのは10年生のミッチ、キャノンバレーにすむやんちゃ坊主である。ちょっと不安がありますが。
(Tuesday 22/08/00)
女子高生に人気のあるマイケルは8年生の女の子たちに25ドルで落札。



なかなか紹介する機会がなかったのだが、ローテクの国、オーストラリアにも、びっくりするくらいハイテクなものがある。それがゴミの収集車である。初めて見たときには、あまりの驚きにビデオに撮ろうかと思ったくらいだった。なかなか、うまいタイミングで会うことができず、写真やビデオにすることができなかったのだが、今回ようやく撮れた。
車は一人乗りで、座席が左側についている。(ふつうの車は日本と同じ右ハンドルである)すべて全自動で行われる。たまに失敗すると、運転席から降りてこなくてはならないのでちょっとたいへんそう。
(Monday 21/08/00)

最近はまっている物、酒類は、日本にいたときほど飲まなくなったのだが、日本にいたときは、焼酎一升一週間持たなかった。ひどいときは、2,3日で一本あけていたのだが、こっちでは、ビールは、XXXX(フォーエックス)か、VB(ヴィクトリアビター)を日に一本くらい。もちろん飲まない日も多いのだが。一番大好きなのは、ラム&コークRum&Coke、これはバーに行くと必ず飲む。僕にはなかなか発音が難しく、騒がしい飲み屋では、2,3回いわないと通じない。もちろん家でも、たまに飲む。よくいく酒屋で、”バンディヘッド”と言われてしまった。(今のところ意味不明)
(Sunday 20/08/00)

なんか、最近、ケリーとの会話が少ない。まずいなーと思いながらも、ケリーはいつも、インタネットでチャットしている。あんまり、話しかけるきっかけをつかみにくい。ちょっと困った。
(Saturday 19/08/00)
今日はダフォディールの日、(水仙の日)、ガン予防の基金募集のため、あちこちでキャンペーンをやっているらしい。一ドル寄付すると水仙一つ、二ドルで三つ、5ドル以上で一束といった感じ。結構みんな募金しているようで、学校中黄色い花だらけでした。
(Friday 18/08/00)


アンジェラが日本語の授業を辞めてしまった。12年生の4人組のうちの一人、4人の中でも一番日本語はできなかったのだが、非常に出席率のいい、かわいい生徒だった。先学期は、僕が12年生の担当で、当然あんまりうまく授業ができない物だから、4人といつも一緒に遊んでいるようなものだった。それが今学期から、担当がマイケルに代わり、かなり、有無をいわせず勉強させていたので、ギブアップしてしまったようだ。鴻巣の生徒をホストしてもらったりと、いろいろと世話にもなっていた。非常に残念である。僕が甘やかしすぎてしまったのだろうか...?
(Thursday 17/08/00)
ずっと見たかった映画をついに!オーストラリアに着いたばかりの時に、ちょうどブリスベンで上映していたのだが、そのとき見逃してしまった「アメリカンビューティー」。日本なら東京まで行けば、だいたい見られるのだが、こちらでは、なかなか難しい、映画館のある隣町まで往復300km。しかも、なかなか時機を逸してしまうと、再影する劇場はない。だから待ちに待ったビデオリリースだったのだ。しかし娯楽の少ないこの町では、競争もなかなか激しい。新作リリースの当日(8/15)に行ったら、すべて貸し出し中、仕方がないので、今日また行き、何とか借りることができた。日本だと、いろいろなものがありすぎて、なかなか、こんな気持ちにはならないが、物、情報の少ないこの地では、一つ一つの物の価値が大きい。わー、アメリカ訛り、と思いながら見たこの作品。コミカルに描いてはありますが、なかなかシリアスでしたね。
今度、この町の公民館で、MI2(Mission Impossible
2)が上演される。ケアンズで見たけど、また行ってしまおうかと思っている。学校の生徒たちの間では、結構盛り上がっています。
(Wednesday 16/08/00)
学校の隣の家で生まれた犬の写真


乗馬を始めた。といっても、今回は、スクールに入り、きちんと教えてもらう。馬はあちこちで見るのだが、なかなか平日の放課後通えるようなところを探すのはたいへんだった。料金は一時間25ドル、マンツーマンの指導だ。初日、3つのトロットを練習した。
(Tuesday 15/08/00)



このホイットサンデーにいられるのもあと残り一月になった。たぶん。今のところ次の異動先は知らされていない。QLDの教育局、担当のロジャー・ホワイトには手紙で、一応スーパバイザーのマイケルにも、事あるごとに、「一年間ここにいたい」と訴えているのだが、そんなことは僕がどうにかできるものでもないだろう。一つには、ようやく学校の仕組みもわかり動きやすくなってきたこと、知り合いも増え、いろいろな部分で、分かってきたこと。日本語の授業の仕方も、押さえどころが分かってきた。ようやくこれから、ってところだと思う。
実際、すごく生徒がなついてきたということもある。実はこれが一番大きいのかもしれない。先学期から引き続き、僕はほぼ全ての生徒から、ヤウイと呼ばれている(授業を教えている生徒からは、ケンだとか、Mr.Kurata、中には、Mr.Kenだと思っているやつもいる)。たまに、町中でヤウイと声をかけられると、ちょっとびっくりだが。(小さい町なのでよく生徒に会う。)
8年生から10年生の生徒(ジュニア)たちとは、よくヤウイごっごをして遊ぶ。僕が、昼休みなど、うろうろと校内を歩いていると、声をかけてきて、草むらを指さし、「あそこにヤウイがいる」、僕も調子に乗って、一緒に草むらの方へ、すると、ヤウイ役の生徒が逃げ出し、僕らがそれを追いかける、ただそれだけ。別のヴァリエーションだと、「実はこいつがヤウイなんだ」とある生徒を指さす、すると、僕が「じゃあ、捕まえて耳を食べてやろう」といって追いかける。するとそのグループ全体でおいかけっこが始まる。捕まえて、耳をつかむとそこで終わり。たまに、柔道の技などをかけてやると、さらにみんなが喜ぶ。まあ単なるじゃれ合いなのであるが。僕も今年32才になるのだが、精神年齢はかなり低い。
そんな感じで、毎日生徒と遊んでやっている。さすがにちょっと飽きてきたのだが、生徒はあんまり飽きてないようだ。続々と新しいヤウイたちが現れる。
残り一月になったということもあり、今更ながらに、あちこち顔を出すようになった。月曜と木曜の放課後の生徒たちのホッケー、昨日のバレーボールもそうだし、朝霞西が来たときに、知り合いになったウエブさんに誘われて、8月の末、100kmサイクリングに出場することにしたり、明日からは乗馬学校が始まる。
今日は、先週の新聞で知った毎週月曜日に行われているタッチフットボールのサークルに顔を出してきた。今日はどんなものかな、と見るだけのつもりだった。すると、10年生のベリンダがいたので、トントン拍子に話が進み、来週から、一緒にやることに。
ちょっと最後になって突然じたばた、という気がしないでもないが、先学期は全くそんな気がしなかったので仕方がない。
ほんとに、一年ここにいられるといいな。
(Monday 14/08/00)
いつもの風景、生徒たちは、帰りのバスに乗るために、校舎のところで待っている。とにかくここの生徒は、早くバスに乗りたがる。ここまでは、いつもと同じだったのだが、一つだけ違っていたことが、バスへ誘導する教員が居ないのだ。事務室から帰ってくる途中の僕は、いつものように、彼らに声をかける。すると端の方から僕を呼ぶ声が、近づいてみると、知った顔の少年が僕を呼んでいる。キャノンバレーのやつだ。彼は言う。"Just save four"何のことかよく分からなかったので、何度も聞き返しても、同じように言うだけなのだがようやく分かった。誘導の教員が居ないので、僕に代わりに誘導をしろというのか。前の方の4人だけバスに乗せてくれと言うのか。半分冗談交じりで、"Then,four"と、いつも見ているのをまねてやってみた。するとそいつらは本当にバスの方へ、「おいおい、ちょっと待てよ」と声をかけるまでもなく、続々と他の生徒もバスに向かっていく。初めてみる混乱したバス乗車だ。やばいなーと思いながらも、僕には止める術がない。ただ呆然とその成り行きを見守っていると、職員室から、グリナスとナタリーが出てきた。すざまじい怒鳴り声で生徒をバスから降ろし、元の場所へ。僕はまだ呆然としていた。混乱はようやく収束したのだった。もう一度最初からやり直し、さっきのやつが通りすがりに、僕にちょっと怒った調子で訴える。"It's your fault!"そんなこと言ったって、と思いながら、最初に彼が言っていたのは、"Just say forward"だったのでは、という気が...
(Monday 14/08/00)
本当はこんな感じ


日曜の午後のバレーボール。マイクに誘われてたまにやっている。場所は近所のバックパッカー・リゾートの庭にあるバレーボールコート。一応チームになっているのだが、誰でも参加OK。ゆったりと日曜の午後が過ぎていく。今日は1時間ほど参加。
(Sunday 13/08/00)

ミッジ・ポイントに出かけた。プロサパインから50kmほど南の海岸沿いの小さな町。たまたま結婚式をやっていた。野外での結婚式は珍しいので写真に撮った。すると、どこからか突然ヤウイ!との叫び声。式が一瞬中断し、みんなが僕の方を見る。ったく、校外でその名前で呼ばないで欲しい。
(Saturday 12/08/00)


図書館にコンピュータが入り、ネットワーク・サービスが整備された。機種は、ほぼノーブランドといってよいのだが、OSはWinNT4.0、生徒一人一人に、IDとmail_addressが与えられ、昼休みなどには自由にアクセスできる。ネットワーク管理者も同校にしばらく常駐するようだ。すべての機械にマルチリンガルIME(日本語入力および表示用ソフト)をインストールしてもらったので、日本語の授業でも利用している。
(Friday 11/08/00)

この学校の生徒とタバコ。僕自身、だいぶ減らしてきて、今のところ三日で一箱のペース。しかし、町では生徒が吸っているのを見つける。学校での喫煙は厳しく、指導されているのだが、いったん町にでてしまうと、ほぼ野放し状態。先生が見回ると言うこともない。一応町で見かけた場合にも指導の対象になるとのことだが、実際は、制服を着ているときだけ。私服の時は、全く、関係なし。依然マイケルたちと、レストランで食事をしたとき、隣のテーブルに、よく知った顔が、マイケルのHRの生徒である。家族と一緒に来ていたようで、僕も挨拶した。しかし突然、食後の一服。しかし何も起こらなかった。まるで僕らの存在は全く関係ないかのよう。その後も彼女はくわえタバコで、僕らに話しかけてくる。・・・
(Thursday 10/08/00)
2年ぶりに全力疾走した。今日は体育祭だった。去年は、不慮の事故により、30年生きて来た中で一番つまらない体育祭を経験してしまった。だから今年は去年の分の元を取り返そうと、気合いを入れたのだった。まずは、11年生(高2)と100m競争、50m走だったら、楽勝であったのだが、後半のびず、ぎりぎり、一位をキープして、ゴール。その後仕事で少し忙しかったので見ていただけだったが、ちょっとあいた時間で、9年生(中2)と400m走、人数の少なかったこともあり、楽々、トップでゴール。最後にレクリエーション種目として、ハンディキャップ100m走があった。これは、生徒、や女性教員なども一緒に走る100m走ただし彼らにハンディキャップとして、かなり前方からスタートする権利がある。最初は見ているだけのつもりだったのだが、マイケルもラッセルも走るというので、ついつい走らないわけには行かなくなった。スタート、彼らは鍛えているだけあって、かなり早い。僕も必死についていこうとしたのだが、全く足があがらない。じりじりと離され、結局、ゴールに着いたときもビリだった。
生徒には、「マイケルより走るのが遅いね」(これはまさに、中学で習う比較の構文そのもので言われて愕然とした)校長には、「もう少しトレーニングが必要だね」といわれ、タバコ吸い仲間のデイブには、「最後の競争は最後だったな」とからかわれ、雪辱の機会がないのは残念であるが、いい一日であった。
(Wednesday 09/08/00)
寿司屋の佐藤さんが帰ってきた。僕が、ケリーのうちに住み始めるときのBBQパーティーで知り合った人。マイクとはかなり仲がよい。しかし、つきあいはそれほど何度もあったわけではなかった。というのも、4月の終わりに、勤めていた寿司屋をやめ、ハミルトン島の方に引っ越してしまったからだ。結局、寿司屋のオーナーと馬が合わなくて、職を替えたわけだったが、ハミルトン島の方も、結局合わなかったらしく、2ヶ月ほどで、辞めてしまったという話はマイクから聞いていた。その後しばらくレストランで、皿洗いなどをしていたらしいが、寿司屋のオーナーが代わったのを期に、また戻ってきたのだそうだ。日本の寿司屋に勝るとも劣らない腕前の佐藤さんの寿司は、格別であった。
(Tuesday 08/08/00)
普段は、3時に学校が終わると、すぐに、学校を離れ、家に帰るなり、どこかに行くなりしていた。今日はたまたま用事があったので、プロサパインの町でうろうろしていた。どこかに行くにはちょっと中途半端な時間になってしまったので、学校の周りをうろうろしていると、生徒たちがホッケイをしていた。この学校では、放課後のクラブ活動は珍しいので、しばらく見ていると、日本語のクラスの生徒に誘われ、一緒にやることになった。アイスホッケイは何度か見たことはあったが、グランドホッケイは初めてだった。耳掻きの大きくなったようなスティックで、硬質のボールを運ぶサッカーのようなゲーム。スティックの片面しか使っては行けないので、なかなかボールを扱うのは難しい。しかも結構細いので、トラップ、パス、シュートなどの球捌きはなかなか熟練がいる。天気も良く気持ちよかったので結構夢中になって、最後までやってしまった。
帰るときに、馬に乗った生徒を見かけた。コンウエイの方ならまだしも、プロサパインの町中では初めての経験だった。結構手慣れた様子で、町中をするすると抜けていく。車の代わりに、馬を飼って、それで通勤するという夢が、一瞬実現の可能性を見たような気がした。
たまには、いつもと違うことをしてみるものである。
(Monday 07/08/00)

いつの間にか8月になっていた。この2週間は、日本からの留学生たちのホストに忙しく、コンピュータをさわる暇がなかった。たまにはこういうのもいいかも、コンピュータをさわらないのも人間として健康的だったかもしれない。生徒たちの交流は短い間だったが、見ていて非常にほほえましかった。7月は半分休みだったが、この2週間で一月分働いてしまったかと思うくらいよく働いたと思う。しかし、広いようでいて、とっても小さなこの町、引率の先生方を連れて、あちこち行ったが、いろんなところで彼らに会った。是非とも今度はオーストラリアの生徒に日本を訪問して欲しいものだ。
(Sunday 06/08/00)
ラグビーの試合をマッカイまで行って見た。いつもはエアリービーチでやるときしか見に行かないのだが、たまには、マッカイまで行ってもいいかなと思い、放課後、車を走らせた。顧問のアンドリューたちには、生徒と一緒にバスに乗っていってもいいよと言われたが、プロサパインに戻るのが深夜12時くらいになると言われて、ちょっと躊躇。マッカイのホテルに泊まって、翌日はどこかに行けばいいかなと思い自分の車で行くことにした。
最初の試合は、6時半から女子のチームの試合だ。相手はホーリースピリットというマッカイの私立高校。チームの生徒ととはほとんど顔見知りになったので、応援にも熱が入る。結果は僅差でプロッシーの勝利。続いて、男子ジュニアの試合。スピーディーでなかなか見応えのある試合。これもプロッシーの勝利で終わった。最後はシニアの試合。僕は急遽タッチジャッジになった。男子のシニアの試合はメインともいえるため、両校かなり力が入っている。応援もみんな必死だ。しかし、レフリーがへぼかった。ノットストレートなどのつまらない反則ばかり、笛を吹き、肝心のオフサイドなどかなり見逃している。それでも、レフリーは毅然とした態度で、文句を言った生徒を退場させたりしている。僕もタッチジャッジをしながら、ちょっとあきれてしまった。
両校の選手の不満がたまった後半、事件は起こった。生徒たちは殴り合いのけんかを始めてしまったのだ。仕方なく止めに入る僕。危うく殴られそうになった。5分ほどそれは続き、試合は再開。すぐにノーサイド。後味の悪い試合だった。試合が終わり、ベンチのところに戻ると、アンドリューたちからあっさりと「ウエル・ダン」、何となくむなしくなって、結局プロサパインまで運転して戻ってきてしまった。
往復300km。なんだかな。
(21/07/00Friday)
今週はアボリジナルウイーク、正式な名称は知らない。火曜日の集会では、アボリジニの生徒の伝統楽器の演奏と、職員のスピーチがあった。今日は、朝からにぎやかで何があるのかと思ったら、モーニングティーの時間とランチの時間に伝統的な料理の試食会があった。エミューの肉とカンガルーの肉のバーベキューを食べさせてもらった。エミューの肉はなかなか美味、カンガルーはちょっと苦かった。
(21/07/00Friday)
民族楽器を使ったバンド演奏と試食会の様子


暇だったので地方紙を隈無く読んでいた。意外におもしろい記事を発見した。タイトルは"COURT
ROUNDS"日本で言うところの地元警察の報告といったところか。細かな事件の報告のほかにこんな記事もあった。酔っぱらい運転の逮捕記録−実名・職業・年齢・場所・飲んだ量・罰金の額・刑罰の内容。9年生の生徒の補導記録まで(こちらは実名なし)載っている。日本だとここまでは書かないですよね。
(20/07/00Thursday)
通勤途中でいきなりオーバーヒートしてしまった。ラジエターの水が少なくなっていたらしい。車に乗り始めて10年になるが初めて経験だった。日本で乗っているときはほとんどメンテナンス・フリーだったが、こちらでは、もっと車に対して気を遣わなくてはならないと思った。しかし、旅行中でなくてよかった。
(20/07/00Thursday)
新しい留学生がきた。先学期で多くの留学生が帰国したのだが、代わりに新たな顔が現れた。まだまだ緊張していて初々しい。青森からやってきたのだそうだ。意外に僕も4月はこうだったのかも。三ヶ月もすれば、慣れた顔で新入生を案内できるようになるのだろう。東京出身のアイコさんは、一時帰国のあとブリスベンの高校に転入する予定だと行っていた。名古屋からのケイコさんはそのまま元の学校に。京都からのカナさんと神奈川からのヒトミさんは2月から留学しているので、あと半年ある。僕はこの学校であと二月。来週は埼玉から姉妹校の朝霞西高校の生徒15名と鴻巣高校からプライベートで2名やってくる。プロサパイン高校も日本人だらけになってしまいそうだ。
(20/07/00Thursday)
土曜の夜、飛行機に乗った。隣に座ったオランダ人としばらく雑談、知っているはずの単語がでてこない。もう英語忘れちゃったのかと心配。朝6時ケアンズへ、なんだか帰ってきた気分。空気がきれいだ。ステイ先まで700kmの道のりをひたすら、距離はあっても、信号と渋滞のない道路は運転しやすい。夜8時キャノンベールに戻る。何だがうちに帰ってきたような気分。日本もいいが、やっぱりオーストラリアは暮らしやすいようだ。
(17/07/00Monday)
休暇中していたこと。ケアンズのあたりでうろうろと、一日中ビーチでひなたぼっこしたり、馬に乗ったり、映画を見たり、料理をしたり、ホイットサンデーよりも気温が高いので、ずいぶんのんびりした気分になった。途中クランダで同期の松原先生夫妻と出会った。
(17/07/00Monday)
町で見かける高校生は、こちらの生徒と比べると妙にすれている感じ、しかし、鴻巣に帰ってみると、こちらと同じような素朴さが感じられ、ほっとした。それほど田舎ってことなのか?でもないと思うが、来年帰るのが楽しみになった。野球の試合も見に行った。両校の生徒とも一生懸命がんばっていた。夢中に打ち込んでいる姿を見るのは、暑さを忘れる。蓮田の卒業生がたまたま訪ねてきてくれたので、久々の再会だった。彼らも21歳なのである。月日が経つのは早い。
(14/07/00Friday)
10日間、ほとんど何もしなかったので、ちょっとオーストラリアに飽きてしまい、5日ほど一時帰国した。日本は蒸し暑かった。3ヶ月ぶりに電車に乗ったが、何となく変な気分、日本はこんなにも混んでいたのか。電車に一人で乗ってくる女の子は、乗ったとたんまず、携帯電話を確かめる、というのも久しぶりに見るとなんだか変だ。暑いのでみんないらいらしていたのかもしれないが、満員電車の中で殴り合いのけんかを見た。押した押さないが理由のようだ。誰が止めるでもなく、みんながいやそうな顔をしているだけ、僕もその一人。
(17/07/00Monday)
翌日都内で迎えた朝は、晴れやかさがない。空をスモッグが覆っている感じ。これじゃあ星も見えないよな、とふと思う。コンピュータが壊れてしまったので、秋葉原で新しいのを買った。オーストラリアでは、まず買い物をする気が起こらなかった。まず欲しいものがあまりないこと、もう一つは、お金を出すに値するほどのものがないこと。3ヶ月いて、日本での買い物を楽しみにしていたのは事実。あれこれ買い物をしてしまった。物価は高いのだが、それなりのものはある。不況といえども、世界の経済大国だけのことはある。
(13/07/00Wednesday)
久しぶりに、日本食を食べた。なかなかの充実感であるが、これはなくても大丈夫だと思った。オーストラリアの生鮮食料品のレベルの高さを感じた。特に野菜は日本のものとは比べものにならないくらい味わいがある。
(13/07/00Wednesday)
今学期も終わり。終業式などなく、生徒もまばら。この一週間授業らしい授業はなかった。空き時間は生徒たちとフットボール。昨日は10年生たちと授業中バレーボールをした。学期の節目となるので、生徒、教員の移動も目立つ。留学生たちは本国に帰り、また来学期から新しい顔が現れるのだろう。キャンプの時にお世話になったポールも、来学期は長期休暇。20年以上勤めたので、有給で半年間の休暇がもらえる。ヨットでオーストラリア一周の計画があるのだとか?ちょっとスケールが違う。
(Friday 30/06/00)
近頃、スコットが変だった。先週の水曜までは、妙に陽気だった。今度こちらでコンピュータの仕事を始めるとかで、ワインを買ってきて、乾杯などと僕に振る舞ってくれた。しかし、木曜日から突然変わってしまい、一日中部屋に閉じこもってしまい、ドアも閉めたまま、食事の時にあおい顔をして、無口にリビングにでてくるだけだった。金曜日は、べろべろに酔っぱらって帰ってきた。ケリーもなんだか無口になって来ている。そして日曜日、突然いなくなった。ケリーがいうには、ブリスベンに帰ったのだという。ケリーの様子から、僕はそれ以上聞くことは出来なかった。ここのところ、ケリーはいつもコンピュータの前に座りっぱなし、電話も僕に聞こえないように部屋でするようになってしまっている。何かが?しかし直接聞ける雰囲気ではない。
今日アレックスのところに行き、アレックスに事情を説明し、ケリーを元気づけてやって欲しいと頼んだ。
家に帰ると、新しい家の鍵を渡された。カギを変えたのだという。もう、スコットは家に入れてはいけないと。何かがあったようだが、まだとても、聞ける雰囲気ではない。
このまま学校は今週で終わり、僕は旅行にでる予定だし、ケリーはブリスベンの母親のところに行く予定だという。
参ったな、まったく。
(Thursday 29/06/00)
マイケルが休みだった。ということで僕が、スピーキングの試験を採点することになった。生徒は日本語の会話を用意し、それを暗記していうというもの。なかなか、発音のいい子もいておもしろい。しかし、一番最終組、悪ガキのコンビなのだが、明らかに、足下に置いたカンニングペーパーを読んでいるのが最初からわかった。最初から気づいていたのだが、しばらく知らんぷりをして僕は面白がっていた。終盤にさしかかった頃、ペンを落とした振りをして、その紙を発見した。ちょうど時間も終わりだったので、次回までにはきちんと覚えてきてやり直しなさいといったのだった。
しかし、彼らは、教室に入るなり、「見つかっちまったぜ」それを聞いたほかの生徒がぽつり、「カンニングはE-(最低点)だよ」それを聞いて、代理の先生がかんかんに怒る。(僕はひとりで授業が出来ないことになっていてマイケルが休みでも必ず他の先生が来る)。「何ですって!ここに来て事情を説明しなさい!」今までのいい加減な雰囲気から一転して、緊張感が走る。その変化にびっくりした生徒が、うんざりしたように、もう終わりだからというように教室を出ようとする。「オイ!」僕はこの声にびっくりしてしまった。「人が話しているのに、背を向けるなんてなんて無礼な!」カンニングの話よりも、こっちの方が重大な問題のようだ。普段はおとなしい人なのだが、この時は人が変わったような激しい口調。つくづく文化の違いを感じる。
3ヶ月経ち、僕自身、気の緩みもあったとその日はずっと反省ばかりしていた。良い機会である。気を引き締めて、初心に返り、また頑張ろう!そう誓った日であった。
(Monday 26/06/00)
今日はお祭りだった。といっても、産業フェアといったところ、牛、鳥、馬の品評会あり、木こり競争あり、日本ではなかなか見られないようなものばかりでおもしろかった。圧巻だったのは、移動式のアトラクション。遠くからトラックで運んできてあっという間に組み上げてしまった。日本の遊園地のアトラクションと比べると、かなりチャチィだが、生徒たちは大はしゃぎ、僕もついつい誘われ、アリババとカミカゼに乗ってしまった。この地域にこんなに人がいるなんて、と思うくらい人が多かった。
(Sunday 25/06/00)
デジタルカメラを落としてしまった。5月のコンピュータに続くトラブル。スコットのゴッドハンドも今回は駄目なよう。他は全て動くのだが、シャッターとズームのスイッチが壊れたようで、シャッターとズームだけ駄目。だけ駄目というのは変か?一番大事な部分だから。直すにしても難しそうだ。うーん。
(Friday 23/06/00)
明日は、町の祭りのため、学校も休み、通常は、もうちょっと前のクイーンズバースデイにくっつけて、長い休みにしたりするそうだが、今年はちょうどオリンピックの聖火リレーが重なるので、この時期になったようだ。町の祭りで、学校が休み!まさに地域密着ですね。
(Thursday 22/06/00)
ジルの父親が急死したのだそうだ。職員室は同室で3ヶ月いて、通勤もしばらくケリーと一緒だったので、比較的なじみも深い。こちらではどうするのかな?と思ってケリーに聞いてみたところ、あなたは同僚に過ぎないんだから、特に何もする必要はないわ、と言われた。まあそれはそうなんだけど、なんだかしっくりこない。こういったときの日本の範囲が広いのか?それとも、こっちがあっさりしているのか?まあ、実際、友達になれていないと言ってしまえばそれまでだけど。ちょっと寂しく感じる。
(Wednesday 21/06/00)
コンウエイビーチへ行った。正確に言うと、そのもっと奥、学校から、くるまで40分ほどのところ、誰もいないビーチを散歩、潮が引いているので結構沖の方まで歩ける。いろいろな生き物がいて楽しい。八重山で見た米搗きガニ、小さなフグもなぜか塩だまりにいる。しばらくうろうろしていると、どこかで見かけた制服の二人がみえる、うちの生徒だ。遠かったので、試しに「ヤウイ!」と叫んでみる。すると、向こうもわかったのか「ケーン」という声が帰ってきた。手を振り、帰ろうとすると、車のところにもうひとりの生徒がいた。さっきの二人は姉妹だという。3人とも同じ学校の生徒なのだ。
しばらくはなしをする。近所には、学校に通っている生徒がいないので、いつも姉妹で遊んでいるのだそうだ。僕はこんなところにも人が住んでいるのだとびっくりしていたくらいだったから、この子たちの放課後の生活にも興味がある。何しろ、バス停まで、歩いて30分もかかる。やっぱり、学校から帰ってしまうと、勉強するか、コンピュータで遊ぶか、他にはないらしい。だからいつも姉妹で海に来るのだそうだ。家に帰るとかなり限られた人間関係しかないようだ。ふと、校庭で本当に楽しそうに遊んでいるこの子たちの姿が思い出された。日本の中学生、高校生はあんなに楽しそうな顔をして遊ぶだろうか?この子たちにとって、学校は、かけがえのない、大切な場所なんだろうな、としみじみ感じてしまった。夕日がきれいだったこともあるけどね。
(Tuesday 20/06/00)



最近地元の新聞が興味深く読めるようになってきた。3ヶ月近くいるとさすがに慣れてくるものか。その分、台湾と北朝鮮の出来事は全く知らなかった、人間の情報許容量というのは限りがあるといったところか。最近のビッグニュースは、今週金曜日(23日)に聖火リレーがこの町にやってくること、でもそのわりに話題になっていないのが不思議?うちの生徒もリレー選手として出場するのにな、やっぱりGSTが大きいのかな?
ご存じの方もいるかと思いますが、こちらの消費税Goods & Services Tax、7月から導入されます。税率10%、かなりの所得税減税と売上税減税を伴って導入されるのだが、評判は良くない、オリンピック開催のためとも言われているので、そのせいか?
(Monday 19/06/00)