気まぐれ。

ある日、
街に出てみると、
皆が下を向いて歩いていた。
街の人全てが、だ。
でも、何かがおかしかった。
よく考えると、
誰もぶつからない。
まるで、磁石のように。
僕は、
近くの人に話し掛けた。
「お前は誰だ。」
その人は、
少し離れながら、
顔を上げた。
そこに顔は無かった。
見渡せば、
そこは白の世界だった。


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