honeytrap
其れが嘘でも良かった
一時の夢だったとしても
あの時 あなたは確かに
僕の腕の中に居たのだから
雨の降る 寂しい夜に
見た あなたの濡れた眼
真っ白な細い指が触れた
僕の心の乾いた所
溶けたのか
或いは 溶かされたのか
嵌ったのか
或いは 嵌められたのか
―――どっちでも構わない
あなたが欲しかった
求め合っていた訳では無く
貪り合っていた訳でも無く
僕には解っていたのに
僕には解っていたのに
僕のものではない あなた
形だけの虚しい悦び
其れが罠でも良かった
一時の夢だったとしても
あの時 あなたは確かに
僕の腕の中に居たのだから
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