雪上事故魔伝説 第二章 =紅の右手=
3月の上旬…高校入試(試験・面接・採点)のため、3連休となっていた。3連休二日目、それは起こった。
スノーモービル好きなクラスの連中と一緒にモービルを乗りまわして遊んでいた。
たいてい一人か二人ずつの交代で乗っていた。そして自分の番になった。
テンションが高かった。
一気にスピードを出した。
目の前に(雪の)吹き溜まりがあることに気づかなかった。
その日の雪の具合は前日に風が吹き付けていて、そこそこ雪面が固くなっていた。
当然スピードのついたモービルは吹き溜まりにのり、跳んだ。
勢いよく車体前方が手前に持ち上がり、ハンドルが顔面に直撃。
その反動で腕がハンドルから離れ、自分は車体から落ちた。
固い雪面に叩きつけられた。
呼吸困難に陥った。
なんとか、あお向けになって呼吸しようと思ったけれども、呼吸はままならなかった。
呼吸できるようになったころ、見ていたメンツが助けにきた。
自分は前回、コケた反動で記憶を失っていた。もしや今回もやらかしたか?!と思い、救助にきたメンツに聞いてみた。
「飛んでから何分たってる?!」
返答は
「いやスグ、スグ!! 20秒くらい!!」
えらい長く感じた。そしてこう言われた。
「鼻血ひっでぇな!!」
え? と思って、顔へ右手で手をやろうと右手を見たら、
赤かった。
そう、鼻血で真っ赤に染まっていた。でもひとつ問題が浮上した。
…てぶくろはどこいった!!
落ちた反動でどこかへとブッとんだのか?! …ブッとんでいた。
てぶくろを探すために下を見ていると鼻血が
ポタリとおちる。うひゃぁ。真っ白な雪原に鼻血の血痕と自分の落ちた跡を残して、一度、家へと戻った。
そして、何事もなかったかの様にまたモービルを乗り回す我々だった。
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第二章 完=おまけ * この日に来た人数は計8人。その中には担任の先生も混ざっていた…
ほぎゃぁ。